●高山俊外野手(27)が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 600万円ダウンの年俸3000万円でサインした。プロ 5年目の今季は自己最少の42試合出場にとどまった。｢７安打、０本塁打、３打点、打率１割５分２厘｣はすべて｢自己ワースト｣。シーズンの大半を 2軍で過ごした。｢ドラフト１位｣の近大・佐藤輝明内野手(21)は外野手での起用が濃厚で、韓国ＫＴのメル・ロハス・ジュニア外野手(30)とも入団で大筋合意している。 (金額は推定)
●来季 9年目を迎える北條史也内野手(26)が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、 600万円減の年俸2200万円でサインした。今季は40試合出場にとどまり｢打率１割９分２厘、２本塁打、７打点｣。 9月下旬にチーム内の｢コロナ禍｣の影響で緊急昇格するも、10月中旬に腰痛で｢出場選手登録｣を抹消された。来季からは慣れ親しんだ背番号｢２｣に別れを告げ、｢２６｣を背負う。心機一転となる2021年シーズンに向けて気合を入れた。今オフは 5歳上で光星学院(現八戸学院光星)の先輩である巨人坂本勇人内野手(31)と自主トレをともにする。 (金額は推定)
●大山悠輔内野手(25)が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、5300万円増の年俸 1億円でサインした。今季は｢４番｣としてけん引。｢打率２割８分８厘、２８本塁打、８５打点｣と｢打撃３部門｣全てでキャリアハイで、巨人岡本と｢本塁打王｣も争った。｢新主将｣となる来季は｢４番｣の自覚をさらに高め、16年ぶりの｢リーグ優勝｣に導く。今季は開幕ベンチスタートも、 7月上旬にスタメン奪取。｢打率２割８分８厘、２８本塁打、８５打点｣はすべてキャリアハイの成績だった。来季へさらなる飛躍を誓った。特に本塁打と打点ではそれぞれリーグのタイトル争いを展開。チームの｢４番｣として欠かせない存在になった。来季は｢チームキャプテン｣に就任する。個人としては大台 1億円に到達したが、大山に慢心はない。 (金額は推定)
●植田海内野手(24)が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、50万円増の年俸1650万円でサインした。今季は74試合出場で｢打率１割５分３厘、９盗塁、５失策｣。代走、守備固めなど途中出場も多く、球団からはハッパをかけられたという。今季は主に代走や守備からの途中出場で74試合に出場。 2軍に降格することなく、シーズンを終えた。出塁率は｢０．３５１｣で、打率は｢０．１５３｣に終わり、打撃力向上をオフの課題に掲げた。来季に向け意気込んだ。 (金額は推定)
●近本光司外野手(26)が10日、母校である兵庫・淡路市の学習小に向けてリモート授業を行った。ビデオ会議システム｢Ｚｏｏｍ(ズーム)｣で球団事務所と体育館を接続。 5年生を相手に継続の大切さを説いた。事前にサイン入りユニホームを送っており、生徒たちからお礼としてサプライズで自身の応援歌と校歌を歌ってもらった。来季でプロ 3年目の近本先生は気を引き締めた。チームの核として期待がかかる 3年目のシーズンへ。“近本先生”が先頭に立ち虎を引っ張る。
●中日は阪神を｢自由契約｣となった福留孝介外野手(43)と入団に向けて大筋合意したことが10日、分かった。球団関係者の話を総合すると 9日に名古屋市内で交渉。来週中にも入団発表を行う方向で合意した。｢日米通算２４０７安打｣。来季44歳となる強打者の14年ぶり中日復帰が確実となった。
●巨人から｢金銭トレード｣で阪神へ移籍した山本泰寛内野手(27)が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は｢００｣に決定し、年俸1800万円で合意した。阪神と巨人、両球団間の移籍は阪神カツノリ(野村克則)捕手(47)が04年 1月23日、金銭トレードで巨人に移籍して以来16年ぶりとなった。山本は胸を躍らせた。
記事をまとめてみました。
高山俊外野手が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 600万円ダウンの年俸3000万円でサインした。
プロ 5年目の今季は自己最少の42試合出場にとどまった。｢７安打、０本塁打、３打点、打率１割５分２厘｣はすべて｢自己ワースト｣。シーズンの大半を 2軍で過ごした。｢今年はチャンスをもらって、それを生かしきれなかった｣と、悔しさをにじませた。
契約更改を行い会見する高山俊外野手＝阪神球団事務所
｢ドラフト１位｣の近大・佐藤輝明内野手は外野手での起用が濃厚で、韓国ＫＴのメル・ロハス・ジュニア外野手とも入団で大筋合意している。高山は｢人と比べるより、まずは自分の技量を上げていかないと。『誰かが良くないから高山を使ってみよう』という立場ではない。自分の中で技術を上げる。そういうのが一番かなと思います｣と、来季の巻き返しを誓った。 (金額は推定)
契約更改を終え会見場の椅子に座る高山俊外野手＝阪神球団事務所
高山俊外野手が10日、西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 600万円ダウンの年俸3000万円でサインした。
悔しさしかなかった。高山は 600万円ダウンの年俸3000万円でサイン。不完全燃焼のシーズンを終え、冷静に自分を見つめた。
｢チャンスをもらいながらも、生かし切れなかった。今年は絶対に結果を残さないといけない 1年だった｣
春季キャンプでは矢野監督から｢ＭＶＰ｣に指名されるなど、順調な滑り出しを切ったが、終わってみれば自己ワーストの42試合出場で、｢打率０．１５２、０本塁打、３打点｣。｢開幕から 1本出ないというところで、気持ちの焦りはあった｣。相当の覚悟で臨んだからこそ、結果の出ない日々が負の連鎖となり絡みついた。
ダウン提示で契約を更改した高山俊外野手＝阪神球団事務所
｢Ｄ１位・佐藤輝明内野手｣(近大)に加え、メル・ロハス・ジュニア外野手(韓国・ＫＴ)の入団も決定的。来季の外野争いはさらに激しさを増す。
｢来年はチャンスすらないと思う。チャンスを取りにいくところから頑張らないといけない｣
背水の陣で挑む 6年目のシーズン。2016年の｢ドラフト１位｣で、｢新人王｣にも輝いた男が、ここからはい上がる。
来季 9年目を迎える北條史也内野手が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、 600万円減の年俸2200万円でサインした。
今季は40試合出場にとどまり｢打率１割９分２厘、２本塁打、７打点｣。 9月下旬にチーム内の｢コロナ禍｣の影響で緊急昇格するも、10月中旬に腰痛で｢出場選手登録｣を抹消された。来季からは慣れ親しんだ背番号｢２｣に別れを告げ、｢２６｣を背負う。心機一転となる2021年シーズンに向けて｢負けていられないという気持ちがあるが(チーム内のライバルに)現状負けている。しっかりとレベルアップしたい｣と気合を入れた。
今オフは 5歳上で光星学院(現八戸学院光星)の先輩である巨人坂本と自主トレをともにする。北條は｢ずっと成績を残せていないので何か変えたいと思って高校の先輩である坂本さんに連絡しました｣と経緯を説明。｢すべてですね。自分はまだまだ物足りない。バッティング、守備、気持ちの持ち方とか、何でも聞きたい｣と貪欲に学ぶ。 (金額は推定)
厳しい表情で会見に姿を見せた北條史也内野手。来季へ強い決意を語った＝阪神球団事務所
もう一度“世代の顔”へ！ 北條史也内野手が１０日、西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、600万円ダウンの年俸2200万円で更改した。正遊撃手を狙った今季は自己ワーストの｢打率０．１９２｣。球団から｢(藤浪と)『ドラフト１位、２位』で入った 2人が頑張ってほしい｣と檄を飛ばされたことを明かした。また高山俊外野手は 600万円ダウンの年俸3000万円でサインした。
同世代の主役の座を奪い返せ－。 600万円ダウンの年俸2200万円で更改した北條は、交渉の席で球団から檄を飛ばされたことを明かし、気持ちを奮い立たせた。
｢世代交代という意味でも、上(の世代)が抜けていってるし、僕らの世代で頑張ってほしいと。藤浪と僕、『ドラフト１位、２位』で入った 2人が頑張ってほしいと言われました｣
1994年度生まれは10人とチーム最多の世代だ。中でも北條は光星学院(現八戸学院光星)高時代は｢ナンバーワン内野手｣と称され、13年に｢ドラフト１位｣で｢甲子園春夏連覇｣の藤浪(大阪桐蔭高)が、｢２位｣で自身が入団。当時、 2人は間違いなく世代のトップだった。
ダウン提示で契約を更改した北條史也内野手＝阪神球団事務所
｢チームの中心でやっていきたい｣とプロの世界に飛び込んでから、はや 8年。大卒の大山や、社会人から入団した近本がチームの中心的存在となる中、今季は40試合出場にとどまり、2016年以降では自己ワーストの｢打率０．１９２、７打点｣。本塁打も｢２｣に終わり、本職の遊撃では同級生の木浪に押され、いまだ定位置をつかめずにいる。巨人からトレードで山本が加わり、下からは小幡らの突き上げも。競争は激化の一途だ。
｢(後から入団した同学年に)負けてられないという気持ちでやってますし、でも現状、負けてますし。そこは認めて、自分のレベルアップ、実力をしっかりもっともっと上げていきたい｣
藤浪は今季、復活の兆しは見せた。自身も奮起し、｢黄金のドラフト１＆２位コンビ｣で来季こそ、世代のトップに返り咲く－。オフには高校の先輩である巨人・坂本へ“弟子入り”する。｢若い時から活躍されている方。バッティングのこととか守備のこととか、気持ちの持ち方とか全て｣。同じく高卒で入団した先輩のすべてを学ぶ。
｢球団の中でも一番同級生が多い。いい年になってきたし、中心でやっていかないとだめだという年でもある。その中にしっかり自分が入れるように頑張っていきます。もう結果出すだけです｣
背番号も入団時から背負っていた｢２｣から｢２６｣へ変更となり、心機一転。再びスポットライトを浴びるべく、強い覚悟で2021年に挑む。
大台到達だ！ 大山悠輔内野手が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、5300万円アップの年俸 1億円でサインした。
今季は開幕ベンチスタートも、 7月上旬にスタメン奪取。｢打率２割８分８厘、２８本塁打、８５打点｣はすべてキャリアハイの成績だった。｢今年 1年は開幕戦に出られなかった悔しさが原動力になったと思います。キャリアハイの成績を残せましたけど、まだまだいけると思っていますし、満足はしていない。来年は 143試合あると思うので、今シーズンの成績は最低限超えないといけないなと思ってます｣と、来季へさらなる飛躍を誓った。
特に本塁打と打点ではそれぞれリーグのタイトル争いを展開。チームの｢４番｣として欠かせない存在になった。｢大事な打順だと思っています。打てば勝ちますし、打てなければ負ける。そういった責任感は強く持っています｣。来季は｢チームキャプテン｣に就任する。｢チームの『優勝』、そこが大事｣。個人としては大台 1億円に到達したが、大山に慢心はない。 (金額は推定)
5300万円アップの 1億円で契約を更改し会見する大山悠輔内野手＝阪神球団事務所
大山悠輔内野手が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、5300万円増の年俸 1億円でサインした。今季は｢４番｣としてけん引。｢打率２割８分８厘、２８本塁打、８５打点｣と｢打撃３部門｣全てでキャリアハイで、巨人岡本と｢本塁打王｣も争った。｢新主将｣となる来季は｢４番｣の自覚をさらに高め、16年ぶりの｢リーグ優勝｣に導く。
◇ ◇ ◇
大山は会見場のイスにドッシリと腰掛け、納得の一発サインを報告した。｢本当に良い評価をしてもらった。また来年に向けてより強い気持ちで、そういったサインの押し方ができたので良かったです｣。 4年目を終えて年俸 1億円は、阪神の大卒内野手では最速。｢コロナ禍｣で開幕が遅れ、過密日程だったシーズンに残した成績が評価された。
5300万円アップの 1億円で契約を更改し会見する大山悠輔内野手＝阪神球団事務所
開幕こそマルテとの 3塁争いに敗れ、ベンチスタートだった。しかし、マルテの離脱で出場機会を得ると、悔しさを晴らすように｢打率２割８分８厘、２８本塁打、８５打点｣と全て自己最高の結果を出した。それでも自分に厳しかった。｢まだまだいけると思っていますし、満足していない。来年は 143試合あると思うので、今季の成績は最低限超えないといけない｣。本塁打は｢チーム最多｣ながら、タイトルを獲得した巨人岡本に｢３本｣及ばず。｢自分にプラスになると思う。この1年の経験を来年、どう生かすかは自分次第｣。自らを奮い立たせる材料はある。
5300万円アップの 1億円で契約を更改し会見する大山悠輔内野手＝阪神球団事務所
｢４番｣には 108試合、65試合と 2年続けて｢チーム最多｣で座り、その自覚を強めた。｢打てば勝ちますし、打てなければ負けるという大事な打順だと思っている。そういった責任感は強く持っています｣。来季はサンズや入団で大筋合意したロハスらと中軸を担うが｢やっぱり自分でやらないといけないと思っている｣。
3塁手として今季は｢６失策｣で｢リーグ２位｣の｢守備率９割７分６厘｣。それでも｢『１０割』を目指していかないといけない｣と意識は高い。投手や仲間への声掛けについても｢今年までは他人に任せがちなところがあったと思う。来年は率先して｣と攻守にチームを支える。来季目標はシンプル。｢来年はキャプテンなので、チームの『優勝』。そこが大事かなと思っています｣。頼れる｢４番サード、大山主将｣がけん引していく。
5300万円アップの 1億円で契約を更改し会見する大山悠輔内野手＝阪神球団事務所
大山悠輔内野手が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、5300万円増の年俸 1億円でサインした。今季は｢４番｣としてけん引。｢打率２割８分８厘、２８本塁打、８５打点｣と｢打撃３部門｣全てでキャリアハイで、巨人岡本と｢本塁打王｣も争った。｢新主将｣となる来季は｢４番｣の自覚をさらに高め、16年ぶりの｢リーグ優勝｣に導く。
大山の主な一問一答は以下の通り。
－今季一番、印象に残っているシーンは
大山 20本目の｢満塁ホームラン｣が一番良かった。みんなが回してくれた満塁の場面で、｢逆転満塁ホームラン｣。そういった仕事をするのが僕の仕事だと思っている。そういった場面でより打てるように、もっともっとレベルアップしていきたい。
6回表阪神無死満塁、｢左越え満塁本塁打｣を放った大山悠輔内野手＝ナゴヤドーム (2020年 9月18日撮影)
－ファンに向けて
大山 ｢コロナ｣という中でなかなか球場で応援してもらうことができなかったですが、手紙や写真、ポスターでたくさん応援してもらえたので力になっていました。来年はまだどうなるか分からないですけど、今年1年の感謝の気持ちをプレーで返していけたら。
－｢ドラフト１位｣の佐藤輝の存在は刺激になるか
大山 チーム内で競争という立場ではなく、もうそこで争ってはいけないと思っているので。その中でも刺激になるものはもちろんあると思います。切磋琢磨(せっさたくま)して、チームが強くなっていくよう一緒に頑張っていきたい。
契約更改を終え会見場でマスクをはずす植田海内野手＝阪神球団事務所
植田海内野手が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、50万円増の年俸1650万円でサインした。
今季は74試合出場で｢打率１割５分３厘、９盗塁、５失策｣。代走、守備固めなど途中出場も多く、球団からは｢来年はやっぱりバッティングをもうちょっと頑張ってくれ｣とハッパをかけられたという。
打撃向上へ、課題を問われると｢全部じゃないですかね。力強さ、技術も含めて｣と苦笑い。｢今年もスタメンのチャンスをもらってなかなか生かしきれなかった。来年は多くスタメンで出られるように頑張ります｣と力を込めた。 (金額は推定)
契約更改を終え会見する植田海内野手＝阪神球団事務所
阪神・植田海内野手が10日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、50万円増の年俸1650万円(推定)でサインした。
｢ 1年間、 1軍に帯同して、来年はバッティングをもうちょっと頑張ってくれというのは(球団から)言われました｣
今季は主に代走や守備からの途中出場で74試合に出場。 2軍に降格することなく、シーズンを終えた。
出塁率は｢０．３５１｣で｢打率よりも意識してやってきたので、そこはよかった｣とうなずくも、打率は｢０．１５３｣に終わり｢全然でした｣。打撃力向上をオフの課題に掲げた。
来季に向け｢今年もスタメンのチャンスをもらって、なかなか生かしきれなかった。来年は多くスタメンで出られるように頑張ります｣と意気込んだ。
淡路市学習小学校とオンライン授業を行う近本光司外野手＝阪神球団事務所 (球団提供)
近本光司外野手が10日、母校である兵庫・淡路市の学習小に向けてリモート授業を行った。
ビデオ会議システム｢Ｚｏｏｍ(ズーム)｣で球団事務所と体育館を接続。 5年生を相手に｢僕は好きな野球をできるだけ続けてこれたので、プロ野球選手になれた。好きなことはできるだけ続けられるように頑張ってほしい｣と継続の大切さを説いた。事前にサイン入りユニホームを送っており、生徒たちからお礼としてサプライズで自身の応援歌と校歌を歌ってもらった。来季でプロ 3年目の近本先生は｢下の子もどんどん入ってくる。発言、行動はちゃんとやっていきたい｣と気を引き締めた。
▼近本が 3年時の担任だった増子聡(ましこ・さとし)教諭
当時はすごくおとなしい子で、騒ぐタイプではなかった。でも野球をすごく頑張っていた。練習も遅くまでやっているはずなのに、宿題も丁寧な字できちんとしてくる。好きなこともやれるし、頑張らないといけないこともきちんと頑張れる。強い子だなと思っていました。
淡路市学習小学校とオンライン授業を行う近本光司外野手＝阪神球団事務所 (球団提供)
阪神・近本光司外野手が10日、母校の兵庫県淡路市立学習小学校の児童と、リモート交流会を行った。ビデオ会議アプリ｢ＺＯＯＭ｣を使って、西宮市の球団事務所と同校の体育館をつないだ。
｢僕から伝えたかったのは『好きなことは続けてやってください』ということ。好きなことはできるだけ続けられるように頑張ってほしい｣
打撃フォームや投球動作に関する質問も飛び交う中、的確なアドバイスで答え、その姿は本物の先生さながら。｢『チカメーター』という自分の成績を書いてくれたボードがあって、毎日見てくれて応援してくれていると。うれしいなと思いました｣と、故郷から送られたエールに近本自身も活力をもらっていた。
｢(来季は)27歳の年になる。後輩もどんどん増えてくるので、発言とか行動というのはちゃんとやっていきたい｣
チームの核として期待がかかる 3年目のシーズンへ。“近本先生”が先頭に立ち虎を引っ張る。
福留孝介外野手＝阪神甲子園球場 (2020年 6月12日)
中日は阪神を｢自由契約｣となった福留孝介外野手と入団に向けて大筋合意したことが10日、分かった。球団関係者の話を総合すると 9日に名古屋市内で交渉。来週中にも入団発表を行う方向で合意した。
中日は07年まで 9年間プレーした福留の復帰に向けて早くから調査を開始。今季は出場43試合で｢打率１割台｣に終わったものの、チームの補強ポイントである代打の切り札として戦力になるとの判断から正式交渉に乗り出していた。｢日米通算２４０７安打｣。来季44歳となる強打者の14年ぶり中日復帰が確実となった。
巨人から｢金銭トレード｣で阪神へ移籍した山本泰寛内野手が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は｢００｣に決定し、年俸1800万円で合意した。
山本は開口一番に｢必要としてくださった球団に入れることは光栄なことだと思いますし、率直にうれしいなという気持ちです｣とコメント。阪神と巨人、両球団間の移籍は阪神カツノリ(野村克則)捕手が04年 1月23日、金銭トレードで巨人に移籍して以来16年ぶりとなった。山本は｢ジャイアンツにいたときから(阪神に)負けたくないなという気持ちでやってましたけど、今度は逆の立場。ジャイアンツに負けないぞっていう気持ちで今度はやれると思う。その辺に関してはすごく楽しみではあります｣と胸を躍らせた。
入団会見を終え木戸克彦プロスカウト部長(左)から帽子をかぶせてもらう山本泰寛内野手＝阪神球団事務所
巨人を退団する際、原監督からは｢持ち味を十分に発揮して、自分にしかできないことをみなさんにアピールしてやってきてほしい｣と言われたという。阿部2軍監督にも｢やるからにはレギュラーを目指してやってきてくれ｣と背中を押された。移籍 1年目の目標には｢スタメンで出ること。規定打席到達を目標にやっていきたいと思います｣と、力を込めた。
内野全ポジションをこなすユーティリティープレーヤーだが｢ 2遊間を守りたい｣と宣言。阪神には糸原、木浪、小幡らライバルが数多くいる。｢僕が今やれることっていうのを存分に発揮して、その中で結果的に規定打席に到達してチームに貢献できればなと思っています｣。今年はＭＢＳ(毎日放送＝大阪市)の辻沙穂里アナウンサーと結婚し、来春には第1子の誕生が予定されている。｢子供もできますし、守るべきものもいる。しっかり僕が支えていかなきゃな、と思います｣。タテジマを着て、かっこいいパパの姿を見せていく。 (金額は推定)
入団会見を行った山本泰寛内野手はバットを手にポーズを決める＝阪神球団事務所
◆山本泰寛(やまもと・やすひろ)
1993年10月10日、東京生まれ。慶応高から慶大に進学し、15年｢ドラフト５位｣で巨人に入団。内野全ポジションをこなすユーティリティープレーヤー。プロ 5年で通算 186試合に出場し、｢打率２割３分４厘、３本塁打、２２打点、５盗塁｣。 176センチ、76キロ。右投げ右打ち。
▼阪神木戸克彦プロスカウト部長(山本泰寛内野手について)
｢スタートから出ても、中盤、終盤から行っても対応できる選手。状況や流れに応じた守備や打撃ができる。矢野監督からの要望もあった。巨人から取ったとみんな言うだろうけど、良い、欲しい選手がたまたま巨人にいたということです｣
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！来季こそ勝利を掴め！
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
「自分の壁を超える」「ライバルに勝つ」いろいろなことがありますが、普段から選手には「比べるのは昨日の自分」という話をしています。
ライバルが活躍すればモチベーションが下がったり、落ち込んだりすることもあ ると思いますが、自分自身を常に超えることを意識し、そういう自分であり続け たいと思い続けていきたいので「超える」を2つ目に掲げています。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
来季はこのスローガンで戦っていきます。
またやはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と結果 (11月)
2021年 公式戦日程表と結果(03月)
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