男子ショートプログラム(SP)で、GPファイナルで優勝した羽生結弦(19=ANA)が103.10点で首位発進した。
 初の五輪出場を狙う町田樹(23=関西大學)は 4回転+ 3回転決め自己ベストとなる 93.22点で 2位。前回バンクーバー五輪代表の小塚崇彦(24=トヨタ自動車)は 90.70点で 3位。 3大会連続五輪出場を目指す高橋大輔(27=関西大學大学院)は 82.57点で 4位だった。織田信成は 77.72点で 5位につけている。22日にフリーが行われ、五輪代表は23日に発表される。
記事をまとめてみました。

全日本フィギュア2013

 男子SPで、GPファイナルで優勝した羽生結弦が103.10点で首位発進した。
 初の五輪出場を狙う町田樹は自己ベストとなる 93.22点で 2位。前回バンクーバー五輪代表の小塚崇彦は 90.70点で 3位。 3大会連続五輪出場を目指す高橋大輔は 82.57点で 4位だった。織田信成は 77.72点で 5位につけている。22日にフリーが行われ、五輪代表は23日に発表される。
 誰よりも美しく優雅に舞った。103.10点のアナウンスが響くと、超満員 1万7081人の観衆からどよめきと大歓声が起こる。羽生が強さを見せつけた。全日本選手権 2連覇どころか、ソチ五輪金メダルが視界に入ってきた。
 「ホッとしています。ただ一生懸命やった。楽しむということを考えながら集中した」


首位に立った羽生結弦
 男子SPで首位に立った羽生結弦

 曲は昨季に続いてゲイリー・ムーアの『パリの散歩道』。冒頭の 4回転トーループをきれいに着氷すると、両拳を握った。勢いに乗ってトリプルアクセル( 3回転半ジャンプ)を決めると、 3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプも成功。表現力を示す構成点ではすべての項目で 9点以上をマークした。 2分47秒を演じきると、右手人さし指を天に突き上げた。
 「『よっしゃ!』という気持ち。やったと思える点数。気持ちを込めて滑るという思いが全日本で成就した」
 全日本選手権は国際スケート連盟(ISU)の公式大会ではないため得点は公認はされないが、羽生自身が持つSPの世界歴代最高得点 99.84点を上回った。国内では初の 100点オーバーだ。シーズン前から「SPでの 100点超え」を目指してきた思いが結果になったが、「国内の試合でそれは関係ない。点数はありがたいですけど、また一歩一歩やります」と謙虚に振り返った。


演技する羽生結弦
 演技する羽生結弦

 「僕の中で今までの試合で一番プレッシャーのかかる試合だった。それをクリアできたのは大きいことです」
 10月下旬のGPシリーズ第2戦スケートカナダ後は、課題のスタミナ強化に取り組んできた。練習中はマスクをつけ、心肺機能を強化。ボクサーが取り組む方法で弱点を克服してきた。 2週間前のGPファイナルで世界王者パトリック・チャン(カナダ)を破って優勝し、世界一厳しい五輪代表争いといわれる日本の最終選考会でも大差をつけてSP首位に。成長ぶりを見せつけた。
 「あした(22日)はあしたで、やるべきことをやる。もっといい演技をできるようにします」
 GPファイナルの王者となった時点でソチ五輪代表は“当確”。圧倒的な強さを示し、本番で表彰台の真ん中に立つことも夢でなくなった。


余裕のある表情で演技する羽生結弦
 男子SPで、余裕のある表情で演技する羽生結弦

  2連覇を狙う羽生結弦が圧巻の演技で首位発進を決めた。冒頭の 4回転トーループで高さ、速さとも申し分ないジャンプをみせると、 1万7000人以上が詰め掛けた会場のボルテージを上げていく。
 柔軟な体を生かしたキレのあるステップ、スピンに加え、終盤の連続3回転ジャンプまでを滑りきって、フィニッシュでは人さし指を天に掲げるガッツポーズ。国際スケート連盟(ISU)非公認大会ながら、得点は日本人では初となる 100点超えの10.2.10点を記録した。「たくさんの方の前で良い演技をしたいと思っていた。楽しんで滑ることができた。明日(のフリー)も一生懸命演じきります」と話した。


首位に立った羽生結弦の演技
 SPで首位に立った羽生結弦の演技

 男子SPで、町田樹が、 2位発進した。
 冒頭の 4回転+ 3回転に成功。その後もミスなく滑りきって、 93.22点。五輪ほぼ当確の首位羽生に続く位置につけた。町田は「ミスが許されない舞台で、これだけ滑ることができた。すごく気持ちよかった」と話した。


気合の入った演技を披露する町田樹
 男子SPで、気合の入った演技を披露する町田樹

 男子SPで、小塚崇彦は 90.70で 3位と好発進した。
 冒頭の 4回転トーループで着氷を乱し、中盤の 3回転コンビネーションでもバランスを崩したが、得点は 90.70の高得点で 3位を確保。本人も「何でこれだけ点数が出たかわからない。若干、動揺している」と驚くほどだったが、ジャンプ以外の要素が評価された。「もう 1回集中し、落ち着きながら攻めていく」とフリーにソチ五輪の「逆転代表」をかける。


小塚崇彦
 男子SPで 3位の小塚崇彦

 高橋大輔が、 82.57点で 4位と出遅れた。
 冒頭の 4回転トーループが回転不足、続くトリプルアクセルで着氷後に転倒した。高橋は「悔しい気持ちよりも気持ちで負けて情けない。明日は何も考えずに、思い切りできたらいいなと思う」と22日のフリーを見据えていた。


悔しげな表情を浮かべた高橋大輔
 男子SPを終えた高橋大輔は悔しげな表情を浮かべた

【ソチ五輪への道(男子)】
 日本男子の出場枠は「3」。(1)全日本選手権で優勝すれば決定(2)全日本選手権 2、 3位と、GPファイナルでの日本選手最上位者【 1羽生】を合わせて選考 これで決まらない場合は(3)全日本選手権終了時の世界ランク日本選手上位 3人【 1羽生  3高橋  6町田】、今季ISU主催大会での最高スコア上位 3人【 2羽生  3高橋  4町田】の中から選考 となっている。織田、小塚らは全日本選手権の表彰台が最低条件となる。

【データBOX】
 国際スケート連盟(ISU)公認のSP世界歴代最高は羽生が今月 5日のGPファイナルでマークした 99.84点。ISU非公認では、パトリック・チャン(カナダ)が昨年 1月のカナダ選手権で101.33点、エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が2009年12月のロシア選手権で100.09点を出している。国内での 100点超えは今回の羽生が初めて。


 ソチに向かって選手皆さん頑張っていますね。この中で、誰が行ってもおかしく無いと思っていますが、羽生選手は現状意地、織田選手は怪我からのカンバックという現状は見逃せないですね。全選手が行ければ良いのでしょうけれど、それは無理と言う事ですがとにかく頑張ってキップを手に入れて欲しいですね。











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