フィギュア男子で初優勝を狙う18歳の羽生結弦(ANA)がショートプログラム(SP)で世界歴代最高となる 99.84点をマークし、トップに立った。フィギュア女子SPは浅田真央(23=中京大學)が72.36点で、 2連覇に向けて首位発進した。アデリナ・ソトニコワ(17=ロシア)が 68.38で 2位、アシュリー・ワグナー(22=米国)が 68.14で 3位と続いた。
 同大会で 3度の優勝を誇る浅田が連覇となれば、イリーナ・スルツカヤ(34=ロシア)と並び、最多タイの 4勝目となる。
 男子は世界選手権 3連覇中のパトリック・チャン(22=カナダ)が 87.47点で 2位につけ、昨季のファイナルで日本男子初の優勝を果たした高橋大輔(27=関西大學大学院)が右すねの負傷で欠場したため、補欠で繰り上がった織田信成(26=関西大學大学院)が 80.94点で 3位。GP 2連勝の町田樹(23=関西大學)は 65.66点で最下位の 6位と出遅れた。
 浅田の最大の敵はクロアチアにあり。右足甲を故障していた金妍児(23=キム・ヨナ、韓国)が「ゴールデンスピン」で今季のプログラムを初披露するが、GPシリーズ上位 6人で争う頂上決戦とは“土俵”が違う。ファイナル最多の 4勝目を狙う真央が、現役女子で唯一無二の大技を武器にソチでの金メダル争いへ先手を打つ。
 フィギュアスケートの国際大会、 5日のゴールデンスピン公式練習では、出産を経てソチで 3度目の冬季五輪出場を目指す元世界選手権女王の安藤美姫(25=新横浜プリンスク)や今季初戦を迎えるバンクーバー五輪金メダリストの金妍児が調整した。
記事をまとめてみました。

$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-ジャンプを成功させた羽生結弦
 ジャンプを成功させた羽生結弦(手前)の奥で大喜びのブライアン・オーサーコーチ

 男子で初優勝を狙う18歳の羽生結弦がSPで世界歴代最高となる 99.84点をマークし、トップに立った。女子SPは浅田真央が72.36点で、 2連覇に向けて首位発進した。
 男子は世界選手権 3連覇中のパトリック・チャンが 87.47点で 2位につけ、織田信成が 80.94点で 3位。GP 2連勝の町田樹は 65.66点で最下位の 6位と出遅れた。 6日に行われるフリーで日本選手最上位になれば、ソチ五輪代表入りへ大きく近づく。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-笑顔を見せる羽生結弦
 男子SPで高得点を出した羽生結弦は笑顔を見せる

 ファイナルはGPシリーズ 6戦の上位 6人で争われ、日本人最上位メダリストがソチ冬季五輪代表入りに前進する。昨季のファイナルで日本男子初の優勝を果たした高橋大輔が右すねの負傷で欠場したため、補欠だった織田が繰り上がった。
 羽生は、 4回転トーループを含めてジャンプにすべて成功。 2位チャンに 12.37点の差をつけて首位に立った。羽生は「ビックリした。得点には驚きしか出てこない。ジャンプがひとつひとつきれいに決まった」と話した。

 今季GP 2連勝のチャンは 2位ながらトップ羽生に12点以上の大差をつけられた。
 冒頭の 4回転- 3回転の連続ジャンプを華麗に跳んだが、その後のジャンプが立て続けに乱れた。表情こそ明るかったが「 4回転を終えてから集中力を欠いた」と反省した。
 先に演技した羽生の得点は、演技を終えるまで知らなかったという。 3週間前のフランス杯で世界歴代最高得点をマークしたが「完璧な演技を繰り返すのは難しい」と苦笑いを浮かべた。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-首位に立った羽生結弦
 羽生結弦はSPの世界最高得点をマークし、首位に立った

 会場の空気を支配し、魅了した。 99.84点。羽生が進化した姿を披露し、世界一のスコアをマーク。大歓声に笑顔で応えた。
 「点数はただ驚きだけです。なにより自分がしたかったこと、すべきことができた。きょうはこの点数を眺めて幸せな気分にひたりたい」
 冒頭の 4回転トーループを成功させ、勢いに乗った。次のトリプルアクセル( 3回転半ジャンプ)も完璧に着氷すると、両拳を握りしめた。 3回転ルッツ- 3回転トーループの連続ジャンプも美しく跳んだ。自己ベストの 95.37点を大きく更新し、世界王者チャンのSP世界最高得点をも凌駕した。
 「自分がどういう気持ちのときに、どうしたらいいか、事前に書き出しておいて、いろいろと一生懸命やってきた」
 チャンや台頭した町田を意識しすぎて自滅したシーズン序盤とは違った。試合前から「舞い上がっていないと自己分析しています」と落ち着きがあった。キス&クライを離れる際には、次に滑走する町田に声援を送ったほどだ。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-ジャンプを決める羽生結弦
 ジャンプを決める羽生結弦

 ミックスゾーンで取材に応じながら、最終滑走するチャンの演技をモニター越しに見つめた。ジャンプ成功には「やっぱり決めたか。すげぇ」とつぶやき、転倒シーンには「うわー」と声も出た。GPシリーズ第 2戦のスケートカナダ、第 5戦フランス杯でいずれもチャンに敗れ 2位だっただけに、火花が散る。
 「18歳最後のフリーができるうれしさ、幸せをしっかりかみ締めたい。思いっきり楽しみたい」
  7日に19歳の誕生日を迎える。ファイナル優勝でソチ五輪代表へ前進するため、 2種類の 4回転を入れるフリーで真価が問われる。


羽生 結弦(はにゅう・ゆづる)
 1994(平成 6)年12月 7日生まれ、18歳。仙台市出身。 4歳でスケートを始める。中 3で世界ジュニア、ジュニアGPファイナル、日本ジュニアなど主要タイトルを獲得。2010-2011年シーズンにシニア転向。2011-2012年季の年ロシア杯でGPシリーズ初優勝し、世界選手権は初出場で銅メダル。昨季はGPファイナル2位、全日本選手権初優勝。今季はGPシリーズのスケートカナダ、フランス杯でいずれも 2位。宮城・東北高卒。早稲田大學 1年。ANA所属。 1メートル71、56キロ。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-首位に立った浅田真央
 女子SPで首位に立った浅田真央は、会心の笑顔で喜びを爆発させる

 女子SPで、 2連覇を狙う浅田真央は、 72.36点をマークし首位に立った。
 冒頭の 3回転半ジャンプではきれいに着氷したものの、回転不足を取られた。しかし、その後はミスなく滑り切り、会場の“博多っ子”から総立ちの拍手を浴びた。
 演技を終えた浅田は「アクセル( 3回転半)がようやくきれいに決まった。公式練習では跳べたり跳べなかったりだったので、試合で跳べてよかった」と話した。
 アデリナ・ソトニコワが 68.38で 2位、アシュリー・ワグナーが 68.14で 3位と続いた。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-演技を披露する浅田真央
 女子SPで情感たっぷりの演技を披露する浅田真央

 同大会で 3度の優勝を誇る浅田が連覇となれば、スルツカヤと並び、最多タイの 4勝目となる。
 浅田は、冒頭のトリプルアクセル( 3回転半ジャンプ)を着氷。「きっちり決められた。本当にうれしくて、よしと思った」。演技後はガッツポーズを繰り返した。 3回転半は回転不足をとられたが「私自身はいい感じだったので、気にしていません」と話した。
  7日に行われるフリーで 2年連続 4度目の優勝を目指す。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-浅田真央
 NHK杯まで使用した衣装は淡い藤色の一色だった

 熱い“初恋”への思いを、真央は情熱的に演じた。大歓声をあげるファンへ、最高の“お・も・て・な・し”。こん身の 2分48秒を滑り終え、両手を組んで会心の笑みを浮かべたが、電光掲示板に示された得点に表情が一瞬曇った。
 「トリプルアクセルをきれいに跳べたのは今シーズン初めてでうれしい。感触は良かった」
 じぇじぇじぇ! 伝家の宝刀をズバッと抜いたつもりが、ジャッジは極めて厳しい判定をつけた。回転不足とみなされ、GOE(出来映え点)は0.43点の減点。最後で思わぬどんでん返しが待っていたが、「すごくいい感じで跳べているし、あまり気にしない」。手応えはバッチリだった。
 フリーとの合計得点で自己ベストの207.59点をマークした第 4戦NHK杯後、新たな衣装を発注した。従来のものは振付師のローリー・ニコル氏(カナダ)が気に入った藤色で、インパクトを欠いた。この日は赤紫の差し色の入ったグラデーション調で登場。「着心地はいいし、色合いも大好き」。濃厚な色合いが、心身ともに活況をもたらした。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-トリプルアクセルを着氷した浅田真央
 トリプルアクセルを着氷したシーン。きれいに跳んだが、回転不足と判定された浅田真央

  7日のフリーでトリプルアクセルを 2度取り入れることを示唆している。今大会へ向け、『ピアノ協奏曲第 2番』で振り付けを手がけるタチアナ・タラソワ氏(ロシア)のアシスタントコーチが来日し、先月中旬から 2週間近く磨きをかけた。今季のGP 2戦では計 4度の 3回転半を完璧に成功できていなかったが、指導する佐藤信夫コーチ(71)も「誰に見られても認められるジャンプになるように、先を見すえてやっていく」と21日開幕の全日本選手権(埼玉)、ソチ五輪での“倍返し”を誓った。
 「きょうの出来であればいけると思う。この良かった気持ちをそのままに」
 最大の敵はクロアチアにあり。右足甲を故障していた金妍児が「ゴールデンスピン」で今季のプログラムを初披露するが、GPシリーズ上位 6人で争う頂上決戦とは“土俵”が違う。イリーナ・スルツカヤに並ぶファイナル最多の 4勝目を狙う真央が、現役女子で唯一無二の大技を武器にソチでの金メダル争いへ先手を打つ。

 五輪2連覇を狙う金妍児は 5日、フィギュアスケートの国際大会、ゴールデンスピン( 6日開幕)の記者会見に臨んだ。
 金は公式練習後の同会見で浅田真央について問われ「10年間、ライバルの関係。彼女の存在が今の良きモチベーションになっている」と語った。
 元世界女王の安藤との対決には「トップランクの選手で楽しみ。でも相手のことは考えず、自分のベストを尽くしたい」と笑顔で意気込んだ。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-調整する安藤美姫
 ゴールデンスピンの公式練習で調整する安藤美姫

 フィギュアスケートの国際大会、ゴールデンスピンは 6日、ザグレブで女子SPが行われる。 5日の公式練習では、出産を経てソチで 3度目の冬季五輪出場を目指す元世界選手権女王の安藤美姫(新横浜プリンスク)や今季初戦を迎えるバンクーバー五輪金メダリストの金妍児が調整した。
 復帰 5戦目の安藤は五輪代表最終選考会の全日本選手権(21~23日・さいたまスーパーアリーナ)に向けた仕上がりが注目される。 2連続 3回転ジャンプを成功させるなど好調だったが、11月に痛めた左足首を気にする場面もあった。「この試合が全日本前の最後になるのでいい演技がしたい。足の痛みは減っている」と話した。
 右足甲の故障でグランプリ(GP)シリーズを欠場した金妍児は五輪シーズンに用意したフリーのタンゴに乗って情熱的なスピンやステップを披露。実戦感覚を取り戻す舞台へ「まだ百パーセントではないが、神経質にならず、大きなミスをしないように滑りたい」と意気込みを語った。


 日本強し!このままで行けば、ソチ五輪への進出は間違い無いだろう!

 ガンバレ!日本!勝利を掴め!







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