有明海沿岸道路は、福岡県大牟田市から佐賀県鹿島市までの延長約55kmの自動車専用道路。
有明海沿岸道路(Ⅱ期)で将来的には、熊本県熊本市の熊本天草幹線道路、そして長崎県諫早市まで延伸する構想があります。
有明海沿岸道路は災害発生時、既存の幹線道路が被災・寸断されることがある場合でも、住民避難や復旧のための救援活動や支援物資の緊急輸送路、緊急車両の通行としても機能し、「命の道」としての役割を果たす地域高規格道路とも言われています。
現在、熊本県側では有明海沿岸道路三池港ICの冠水対策により連絡路として、三池港ICからあらお海陽スマートタウン内の荒尾北IC(仮称)までの約2.7km区間の整備が進められています。
令和4年1月22日に工事着手され2年が経過し、大牟田市側と荒尾市側のそれぞれにおいて橋脚がかなり建設されていますが、三池港IC連絡路の完成時期は分かりません。
さて、三池港IC連絡路から延伸する荒尾北IC(仮称)から荒尾南IC(仮称)、市屋ガードまでの「国道208号荒尾道路」は令和5年2月28日、国土交通省から令和5年度から新規事業に採択すると発表されました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240216/17/55tanahiro555/93/a7/j/o0560108015402253464.jpg?caw=800)
その中心杭打ち式が令和6年2月12日、荒尾総合文化センター大ホールにおいて行われました。
荒尾道路は約2.2km区間であり、今日の資材や燃料、物価などの高騰により当然、変わってくるとも思いますが、事業費は約230億円とも報道されています。
計画交通量は約1万500台/日。
今後、測量作業などが行われるとのことです。
まずは、荒尾北IC(仮称)までの連絡路ができるだけ早くに完成することを願っています。