組合議会副議長に選出 JFEと契約を結ぶ組合一般会計補正予算が可決 |       荒尾市議会議員 田中ひろはるブログ

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昨日の12月27日。

大牟田市役所北別館第1会議室にて開催されました、大牟田・荒尾清掃施設組合議会第3回臨時会。

 

議案は3件。

(1)議席の指定及び一部変更

(2)副議長の選挙

(3)令和5年度大牟田・荒尾清掃施設組合一般会計補正予算

 

議席の指定及び一部変更については、荒尾市議会において前議長の石崎氏の逝去に伴い、荒尾市議会議長と副議長が新たに決定。

副議長になられた議員が、清掃施設組合の議員だったことから、組合議員を辞職

そのため1議席が空白となったことで、荒尾市議会から1名を選出。

その方の手続きによるもの。

 

副議長の選挙では、上記と同様に荒尾市議会副議長になられた議員が、清掃施設組合の副議長だったことから、空白になったことで指名推薦により私となりました。

 

さて、清掃施設組合一般会計補正予算について。

去る12月15日に大牟田・荒尾清掃施設組合一般廃棄物処理施設整備事業者選定委員会における審査の結果、JFEエンジニアリンググループを最優秀提案者と選定。

  技術点(満点:60点)42.36点

  価格点(満点:40点)40.00

  合計(満点:100点)82.36点

 

設計・施工業務に係る対価及び運営業務に係る対価の落札金額総額

消費税及び地方消費税除く予定価格338億1800万円に対し、336億7900万円で入札率は99.58%。

 

消費税及び地方消費税を含む総額では、370億4690万円

  内訳 設計・施工業務 265億8700万円

           運営業務    104億5990万円

 

新ごみ処理施設整備・運営事業に係る総合評価一般競争入札については、1グループの入札参加でした。

 

このことにより、JFEと契約締結をするため組合一般会計補正予算において下記の提案がなされました。

 

ごみ処理施設建設事業の継続費で総額約233億円だったものを、補正後は269億9081万4000円とし約36億9000万円の増額。

 

20年間のごみ処理施設運営業務委託での債務負担行為では、149億1300万円が限度額だったものを104億5990万円とし、44億5310万円の減額をするというもの。

 

この件に関し、私からは下記の質問を行いました。

補正前総額233億円が約269億9000万円で約36億9000万円の増。

鋼材、コンクリートなど建設資材の単価や調達費用が値上がり、物価高を反映してのものだと思うが、大牟田市と荒尾市の負担金ルールに基づく負担金はどう変わるのか。

  一般財源総額約31億7000万円のうち、

     大牟田市が約22億円、

      荒尾市が約9億7000万円となるようです。

 

国の補助交付額も約65億2800万円から、約75億1700万円と変更されているが、この額は固定かどうか。

両市の負担額が減るようさらなる増額とはならないか。

 

運営業務委託の債務負担行為で149億1300万円を約104億5900万円と限度額を定められた。

20年間の運営業務委託が減額された根拠がJFEからの提案で変更だったと思うが、運営に支障をきたさないか、当組合としての見解をお聞きする。

 

選定委員会による審査公表を読めば、すべての項目において高評化であった。

ただ、例えば情報提供の項で住民からの信頼、安心感の提供は3点の内1.95点。

事業計画で安全確保、安全配置・動線計画、実施体制、事業収支計画の部分を見れば13点のうち8.3点と点数が低いように感じた。

第4章の総評にある、JFEの提案内容に対して6つの配慮・要望事項が述べられているが、当組合としてどのように対処されるのかお聞きする。

 

採決の結果は可決。

 

よって今後のスケジュールでは、令和6年の1~2月中旬ごろに基本協定や事業契約などの締結。

2月下旬予定の組合議会定例会において、建設工事請負契約の議決がされれば本件契約へと移行し、2028年(令和10年)7月稼働に向けエネルギー回収型廃棄物処理施設の建設(試運転もあわせて5年間)が始まることになります。

 

管理運営期間は、2048年3月31日までの20年間。

施設は、30年以上にわたって使用することを前提として実施されます。

 

譲渡したリサイクル発電所を運営しているJFEにおいて、令和10年7月以降での跡地利用においての展開が気になります。