この結果を多くの有権者は予想していたのだろうか。

イギリスがEU離脱へ。
http://reut.rs/28SAKGV

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国民投票の結果、EU残留派が辛勝するのでは、という楽観論を覆し、EU離脱が「民意」ということになりました。法的拘束力はないのですが、この結果は衝撃です。

ポンドもユーロも急落し、イギリス経済やヨーロッパ経済に対する大打撃は避けられないし、政治的にもイギリスやEUに対する求心力や信頼も大きく損なわれるおそれがあります。EU残留を望むスコットランドの独立問題が再燃するかもしれません。

他国のことながら、イギリスの離脱派は、離脱後の対応策までキチンと見通して離脱を訴えていたのでしょうか。「何とかなるだろう」という軽い気持ちで「耳触りの良い」離脱票に投票した人や、「残留」派でも投票に行かなかった人は、悔やんではいないのでしょうか。

打撃は、日本にも及んでいます。

EUの窓口としてイギリスに進出していた1000もの企業はもちろん、日本経済全体も株価は1300円も下がり、安全資産とされる円が買われて円高が急進。一時1ドル100円を切るなど、日本経済に対する影響も大きく、国際経済はきわめて不安定感を増しています。

今、日本でも「民意」が問われています。
ヨーロッパが混乱し、それが世界経済に波及しているなか、しかも北朝鮮の度重なる中距離ミサイル発射など東アジア情勢も予断を許さない状況下で、日本まで混乱させるわけには行きません。

民意に従うべきはもちろんですが、その民意の審判を仰ぐ前に、国民の皆さんが、レッテル貼りや耳さわりの良いスローガンに惑わされず、日本の将来を見据えた冷静な判断をしていただけるよう、参議院選挙期間中も、正しい事実に基づいた政策をしっかりとお伝えしていくのが政治家としての務めだと思っています。

 

 

 

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