たゆたううた -9ページ目

勇気で補う第一歩

右足を出して
 左足を出す

ただそれだけの
 ことなのに

  もつれたり
 つまずいたり

 うまくいかないときもあるけど
本当は ただそれだけの
 ことだから

止まってみて
 どっちの足を出すか決めればいい

走り出すこともできる
 ゆっくり進むのもいい

  転んで見つかる花もあるさ

三歩進んでも
 二歩下がっても

この体が動く限り
 この幸せを感じる限り

歩くよ
 進むよ

道がなくても
 大丈夫

道をつくる
 一歩になれ!

決着はまた今度

スカートのように
ふわふわひらひら
赤と白の尾鰭を
見せつけながら
行き交う人々を見つめている

空気が多くて苦しそう
こんなすてきな尾鰭を
眺める暇もないなんて


未来に続く合格通知を
どきどきどきどき
胸に抱いて
廻る金魚を見つめている

閉じこめられてかわいそう
こんなすてきな感動を
知らずに一人でいるなんて


だめだめ
今はこっちをのぞかないで
揺らめく尾鰭だけ見ていてよ
輝く未来だけ見ていてよ

優越感なんて
恥ずかしいじゃない

でも

誰かに感じたかったの

世界で一番の幸せ者だと


駅の中
ガラスを隔てて
一匹と一人
似ている気がして近づいたけど

やっぱりわたしのほうがぜったい幸せ!

パレット

色とりどりのこの世界で
あなたはどんな色をもつの
私はどんな色になるの

光が反射するたび
視覚がそれを認識する
もっと強い光で
照らし出してよ世界を

淡い揺らめきすら見逃さないで
陽炎にすら感動して
もっと 触れて
もっと 追いかけて

重なり合って
溶け合って

ほら
新しい色が広がりだした