参議院選挙は全国、全県区を街宣するせいか、選挙カーを見かける機会が、他の選挙よりも少ない気がします。そんな中、橙色を政党カラーとする、参政党の街宣車が目の前を通って行きました。2020年の結党以来、確実に議席数を伸ばしている政党です。


 先の東京都議会議員選挙でも、議席を獲得するに至りました。かつ、日本維新の会を離党した梅村みずほ氏を擁立することで、「国会議員5人以上」を達成して、各種報道番組にも出演していますね。ところで、彼らのスローガン「日本人ファースト」。この「日本人ファースト」ってなんなのでしょう。


 この「日本人ファースト」という言葉に、非常なる違和感を感じています。そもそも、一国家の政治家は、国益を鑑み、当該国家の国民の生命と財産を守り抜くことが第一の使命であると私は考えています。それゆえに、「日本人ファースト」は、ある意味で当然の考え方でしょう。


 しかしながら、敵対的な意味で「日本人ファースト」を使用することは避けるべきです。「『日本人』=崇高であり、尊ばれるべきだ。『外国人』は、排斥するべきだ。」という議論は、あまりにも過剰であり、かつ近視眼的なものの見方だと感じるのは、私だけでしょうか?



 沢山の葉書が届きました。



 「もう3年か。」と。


 当時、大学2年生だった私。家で、レポートを作成している最中に、速報が流れ、「安倍元首相、手製の銃のようなもので撃たれる」との見出しに衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。


 あの選挙でも、滋賀県選挙区の候補者を支援しており、次の日には演説会の手伝いをする予定でした。秘書さんから、「演説会、街宣活動は当面停止」とのLINEを受けました。


 あれから、3年。「統一教会」や「不記載問題」など、自由民主党そして日本を揺るがす大きな分岐点が訪れました。日本が主権国家として自立して、世界への役割を果たすことを切望します。


 至る所に「分断線」が引かれている今日だからこそ、「集い」互いを「理解」しあって、明日を創っていきたものです。お天道様が、これからも我々を照らしてくださいますように。