早朝より各務原市議会議員選挙の投票に行ってまいりました。この投票所に足を運んだのも何回目でしょうか。選挙権を得た4年前の岐阜県知事選挙から欠かすことなく投票を行っています。



 こちらは前回、令和3年各務原市議会議員選挙の結果です。24議席に対して31の候補者が出馬をしました。そして現職が全員当選し、新人候補が全員落選するという結果になりました。


 投票率は全体で46.76%であり、女性(47.50%)の方が高く、票数でいえば2,192票分の差があることが分かります。その差が2,000票を超えており、候補者1人がゆうに当選できてしまう票数です。選挙において「女性の横のつながり」が意識され、各陣営で「女性部」が創られるのも納得です。


 次に「無効票」について見ていきたいと思います。令和3年は【570】、平成29年は【645】でした。令和3年の方が「無効票」が少ないのは候補者が多く比較的、選択肢を提供できた結果であると思います。今後より細かな分析が必要です。


 投票率の低下は全国的に見られる傾向であり、シティズンシップ低下や公共性の欠如が心配されます。参政権をはじめ権利獲得の歴史の上に我々はあることを忘れてはなりません。俗人にならず、市民として公衆として政治参加していただきたいと思います。


 尤もシティズンシップ教育をはじめとした市民性、公共性を育む場づくりが必要です。教育は、家庭教育、学校教育、社会教育と様々な段階で異なるアクターによって担われています。行政の側に責任転嫁するのは簡単なので、一人一人ができることから思考、模索して試行錯誤していくことが大切です。


 4年後の市議会議員選挙では、公共性の観点から投票率向上の施策や政策についても思考して、訴えていきたいと考えています。事例研究を重ね、よりより政策、施策を提供していきたいです。



 投票率が公表されました。40.79%で、前回(46.76%)より5.97%低下。「盛り上がりに欠けた選挙」と言わざるを得ません。雪や低温の影響もあろうかと思いますが、抜本的な改革が求められます。「6割は投票に行っていない」、これは市民として恥ずかしいです。