英国の高級百貨店であるHarrods(ハロッズ)。Gatwick(ガドウィック)空港内に出張店舗がありました。立ち寄り、物色…。


 そして、数点購入しました。英国研修の同志8人のほぼ全員がHarrodsで商品を購入。みな、緑の紙袋を持ち、爆買い集団と化しました。



 中国大陸系企業が運営するこの会社、Superdry。日本の企業だと勘違いして購入している人も少なくないようです。「極度乾燥しなさい」。



 搭乗時刻が出発時刻という遅延が発生。搭乗したのち、「チャーリーとチョコレート工場」を視聴開始!私の好きな映画上位に来る作品です。



 視聴開始して50分以上が経過した英国時間18:29にようやく離陸の案内がありました。「空が混み合っている」というのが遅延の理由らしい。


 タイガーエアに乗り台湾旅行に行った際も、かなり遅延したが数時間の遅延は初めて。トルコ航空の離陸優先順位が低いようだ。



 やはり窓際の席を積極的に選びたい。何故ならば素敵な景色が見られるからである。そして、幸いにも左隣がおらず3つの席を2人で占有した。セルフビジネスクラスが誕生した。



 雲をこんなふうに観ることはなかなかできる経験ではない。何層にも重なる雲は綿菓子というよりも、鍋のアクというか、冷えて固まった脂というか。



 せっかくの機内食だ、飲まずには居られない。フランス産の白ワインをいただく。ボトルでいただけるのは嬉しい。



 なんと2本目。客室乗務員さんが「もう一本いかがですか?」と。なんてことだ…。紙コップまで新しいものに替えてくれた。



 あと20分ほどでトルコイスタンブール空港に到着。トルコ時間23時だというのにギラギラ街が輝いている。さ、着陸だ。



 1時に搭乗開始だというのに、着いたのは12時20分。放り投げられるスーツケースをじーっと見ながら乗換案内掲示板に向かう。


 なんてことだ…。2時に離陸予定が3時間半の遅延の末、5時30分に変更されている。これでは日本に着くのが22時を超えてしまう。


 その日のうちに岐阜はおろか、彦根にすら帰れないことが決まる。憂鬱な気分になりながらWi-Fiの使えないトルコイスタンブール空港で3時間。



 途中、価格に驚嘆しながらも苺のトルコアイスをいただく。想像していたよりも美味しかった。そして、意地悪な演出はなし。個人的には演出無しは嬉しい。


 また、給水しているとトルコ人の家族と目が合う。ニコニコで話しかけてトルコ語で「ありがとう」を教わる。やはり発音が難しい。


 「こんにちは」の意である「メルハバ」とは比べものにならないくらいだ。「テシェキル エダリム」。テシェキルの部分で息を大量に放出する。



 そして、3時間半遅れで関空に到着。帰宅できる者は帰宅してそうでない者は空港で夜を明かすことに決まった。



 まさに天国。入口出口から香る出汁。私が幼少期、家の近くにはなか卯があった。そこの京風うどんで私の舌は育てられた。



 親子丼とミニうどんのセット。これだけ食べても¥1,100、驚き。硬過ぎず柔らか過ぎず、たまごの塩梅が最高だ。そして、きつねの甘さ。出汁のうまみ。


 さらには無料で提供される冷たい緑茶。日本に生まれて良かったなと思う瞬間である。語彙を失う幸福がそこにはあった。



 そして、並みうどん(¥390)を追加。こりゃあうまい!うどん好きの私にはたまらない…。



 そして、いつもの2階メンバーで晩酌。この時間がとりあえず今日で終わる。良き出会いに、良縁に感謝してもしきれない。


9月8日 6時26分 編集完了

関空快速に揺られながら