ごきげんいかがですか?なつこです。

 

背景やご家庭、お子さんや親御さんで

まったく状況が異なる不登校事情。

不登校への対応も解決策も

「これが絶対(正しい)!」

というのはないのかなと感じています。

 

私は不登校初期、はるこの再登校こそが

正解だと信じて疑っていませんでした。

でも道は1つじゃないし、未来はわからない。

今の選択が正しいのか間違ってるのか

それすら実はわからない。

あるのは「どの選択か」だけなのかなと。

 

はるこがフリースクールに通い出したのは

昨年の10月からでした。

当時の在籍校にまったく通えなくなり

大学病院の治験や投薬内容や通塾の内容変更と

いろんな状況が決定し始めた頃。

全てが手探りではるこの気持ちも塞ぎがち、

でもすべてはそこから始まりました。

 

はるこは自分の特性を学習することになり

親も一緒に特性を学んで受け入れつつ

今後どうしていくかを考えた半年間。

落ち着いてきたはるこに今後の希望を聞くと

復学の選択肢はありませんでした。

 

■毎日登校するのは無理。

■学校の空気も音も疲れてしまう。

■フリースクールだけに通いたい。

■でもフリースクールも週2日が限度。

 

これがはるこの選択でした。

今となっては理由もわかるのですが

当時は「不登校」にしか目が行っておらず

普段は元気な様子がさらにムカついて。

 

いつも拝見しているブロガーさん情報で

現在こちらの本を読んでいるのですが

 

 

学校の持つ様々な音や匂いも発達凸凹の子どもにとってパニックの刺激になります。

(中略)

大変なのは運動会の様々な刺激です。音楽と先生の声が学校で一日中鳴り響きます。運動会の練習も何日も続きます。

(中略)

運動会に出られないのは、この雰囲気の刺激だけでなく、みんなと同じように体を動かし練習も刺激となりパニックにつながるからです。

はるこは小さい頃からしょっちゅう

固まって動かないことがありました。

この本を読んで納得です。

パニックを起こしていたんだな、と。

聴覚過敏にしか目が行きませんでしたが

あらゆる感覚過敏も持っているので

親がわかってなかっただけで普段から

パニックを起こしてきたようです。

 

そして決定的に登校できなくなったのは

学校の体育祭の後でした。

帰宅後ぐったり寝込んでしまって

登校日は玄関から動けなくなった。

単に聴覚過敏で疲れたからかな程度に

考えていたんですけど、この本を読んで

「だからかー!」

と納得しました。

ありとあらゆる刺激に全感覚がダウンして

パニックに陥ってしまったんでしょう。

 

私立中高一貫校を退学して公立中に転籍し、

フリースクールに週2日登校する、

という決断を親が受け入れるのに

かなり時間がかかりましたけど

今ではこれが当たり前な感じ。

平日昼間にランチへ行ったり

アニメイトに行ったり

チョコザップに行ったり(笑)

 

この生活がはるこにはちょうどいいようで

塾の面談やピアノの先生からも

「今はとても落ち着いて取り組んでいますよ」

とのフィードバックをいただきました。

あの時、復学にこだわっていたとしたら

こんな穏やかな時間は手にできなかった。

image

うちは今のところこの選択で正解でした。

まだパニックに打ち勝ててませんけど。

 

塾のフィードバックは別途書きます。