ごきげんいかがですか?なつこです。

 

もうすぐ終了する勤務先の話。

だんだん人間模様が見えてきてますが

あくまでも外部の人間なので見て見ぬふり。

若手の困り感と上司の困り感のベクトルが

まったく違う方向を向いているので

どっちもそれぞれの立場で大変だなーと。

 

若手のAさん&Bさんと働いているのですが

上司からAさんが怒られていました。

「前も言ったけど、自分の勝手な解釈が

トラブルを引き起こしているってわかってる?」

「提案書の論点もずれてるのに気が付かない?」

「仕事ができるできない以前に読解力の問題だよ」

・・・・なんだか聞いたことのある内容。

 

はるこの国語の解答がまさにこれ。

聞かれていることが自分の中で変換されてしまい

答えがずれていることがしばしば。

ちゃんと勉強すれば理解できるのは普通の人。

なんていうか、思考の方向性が異次元なのです。

小学生の頃から先生たちがかなりかみ砕いて

はるこに寄り添ってくださってましたが

本当の意味での理解は未だにできていません。

「こういう時はこういう答え」みたいにしか

理解できていないと思われます。

 

Aさんはとても真面目で高学歴な理系クン。

穏やかでやさしくて優秀なんだと思いますが

融通がきかない頑固さも感じます。

こだわるべきところがずれているのに

自分がこだわりたいところに執着して

上司に毎回叱られているっぽい。

 

なんていうか・・・・たぶん特性あり。

でも優秀だからこれまで誰もなにも言わず

当然「特性」について気が付けなかった。

社会に出てからなぜか自分の言動が原因で

トラブルを引き起こしてしまう。

理由がわからないから自己肯定感が下がり

周りからは批判されて・・・・

このままだと会社やめちゃうかもなって

ちょっと感じています。

 

以前の職場ではるこに似た女性がいました。

大きなトラブルを引き起こして退職しましたが

彼女も自分の特性に気が付いていませんでした。

発達障害の検査をすることに

批判的な見方をする人がいますけど

早めに自分の特性を知ることができたら

こういった社会に出てからの生きづらさが

減るのでは?と思うのです。


できないことは自分の努力不足ではなく

背の低い人が高いところの物を取れないように

どんなに努力してもできないものはできない。

できないことをどうフォローしていくか

それを子どもの頃から考えていけたら

大人になったときに役立つんじゃないかと。

そんなことを考えたのでした。

 

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眠くて途中になりました。

 

はるこの不登校に発達障害は関係あるけれど

それが主原因だとは思っていません。

理由は「困っていないから」。

千葉大の治験のときにはっきりわかったんです。

発達障害は確実だけれど、それで困ることは

今のところ本人にはないってことが。

親からすると「えー?」ですけどね。

でも本人が特に困ってなくて

自己肯定感が下がる要因になっていないのは

不幸中の幸いだと思います。

これが社会に出ると本人が困る要因になる。

それを目の当たりにした(している)ので

はるこの発達障害をフォローする方法を

いろいろと模索しています。

特に「自分の特性を知識として知る」ことは

非常に良かったなと。

 

はるこが発達障害の診断を受けた時に

私の実家の母(はるこの祖母)が

「はるこちゃんがそんなはずない。

誤診もあるらしいし学校も行けるようになる。」

ってとある本を持ってきました。

確かにその本にある通り「愛着障害」からくる

反抗的なお子さんは世の中にいると思います。

でもはるこに愛着障害があるとしたら

私はあれ以上どう愛情を注げばよかったんだ?

というほどの過保護過干渉親ですからね。

(それもどうかと最近は反省してるんだけど)

本の内容も含めて実家の母の言動に

コイツわかってねーな!

と子どもの頃から持っていた不信感が再燃。

 

「今後発達障害で困るかもしれないのは、はるこ。

それとどう向き合うか考えているのに

こんな本を渡してくるなんて

はるこの発達障害を認めたくないのは

お母さん(祖母)が恥ずかしいから。

本気ではるこのことを心配するなら

発達障害なんかじゃないとか言ってる場合じゃなく

現実に向き合うべきなんじゃないの?」

とブチ切れました。

 

大人になってしまったら親はなにもできないし

本人が困っているかどうかもわからなくなる。

そういう諸々を考えていたら

はるこに必要なことは復学することより

発達障害も含めて本人の「今」をみて

本当の希望を親が認識する努力をする

ということに行きついたのでした。

これはこれで「わがままを聞くこと」との

分岐点がわからなくて必死なんですけどね。

 

いつか報われる日が来るのだろうか。。。。