日本の航空宇宙産業は国の統制下にある!? | 政治も経済も素人の理系研究者が減税副業を始めてみた!

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このブログでは,twitterでは伝えきれない私の思いを詳しく書いてゆきます.

「日本は世界で最も成功した社会主義国家である。」

このように揶揄されることがしばしばあります。

 

確かに、今の日本では、国家が税や保険料により国民からお金を徴収し、国家が指定した産業・会社に補助金・助成金として再分配する仕組みが成立しています。

 

 

しゃかいしゅぎへ?

https://note.com/tax_reduction/n/n0190a3f98b91

 

しゃかいしゅぎへ?|減税おじさん|noteこんにちわこんばんわ! 突然ですが皆さんは社会主義はお好きですか?現在の日本は社会主義国なんです!ご存知でした? ↓の図は日本が社会主義化した事を示してくれる国のデータです。 国民の稼いだお金を国民が使った方が良いと考える方は自由経済・民主主義的ですし、国が徴収して再分配した方が良いと考える方は計画経済・社会主義的です。上の図を見て頂ければ日本は国の徴収分を増やして計画経済を推し進めている事が見て取れます。第2時大戦中の社会主義国ドイツの国民負担率は53%程度でしたので、このままでは数年で追い越してしまいそうですね。 日本は社会主義国になっているんです!かつてドイツのヒトリンクnote(ノート) 

 

 

このnoteによると、平成30年には税金と社会保障負担率を合わせた国民負担率が48.7%に達しています。

 

第二次世界大戦中の国家社会主義国「ナチスドイツ」の国民負担率が約53%でした。このペースですと、あと数年で追い越してしまいそうですね。


このように、我が国は自由市場経済・民主主義を謳ってはいるものの、その実、政府の規制、補助金、および助成金に依存している企業は少なくないです。


航空宇宙産業に携わる企業が典型的な例です。

戦前・戦中は、我が国はそれなりの航空産業大国でした。零戦のエピソードが有名ですね。スタジオジブリのアニメ映画「風立ちぬ」でも取り上げられました。

 

 

 

 

しかしながら、戦後、GHQにより飛行機に関するありとあらゆる研究・開発が7年間も禁止されてしまいました。研究活動にとって、7年間はあまりにも長いです。

この7年間で、世界では技術革新(イノベーション)が起こりました。

飛行機のエンジンがプロペラエンジン(レシプロエンジン)からジェットエンジンに進化したのです。

その結果、我が国の航空産業は戦勝国(アメリカ、イギリス、およびフランス)から大きく遅れをとることになりました。


さて、「金属( 2015年04月号)」という専門雑誌の34ページに、興味深い話が記載されています。

 



金属 2015年 04月号 特集「航空機エンジン材料の開発」
https://www.yodobashi.com/product/100000009002317204/



1966年に通産省(当時)から発令された「高島通達」と呼ばれるものに関する話です。
この通達は、「航空機用エンジンに関する国内重工メーカー3社と国との主契約において、その配分を裁定したもの」です。

 

つまり、国が自衛隊の航空機用エンジンを国内重工メーカーから購入する際、「A重工からは○円分、B重工からは□円分、C重工からは△円分」とあらかじめ各社の取り分が決められているわけです。

 

行政が自由市場に大きく介入し、自由競争を阻害している典型例だと思いませんか?

この高島通達が発令されて54年が経過した2020年現在、未だ我が国の企業がイニシアティブを取って民間ジェットエンジンを生産・販売した実績はありません。

 

世界では、未だ戦勝国であるアメリカとイギリスの企業3社がおよそ3分の2のシェアを占めています。

 

この「高島通達」という政策、果たして我が国の航空機用エンジン産業を活性化させたと言えるでしょうか?

我が国の国益に繋がったのでしょうか?


やはり、民間会社が自由に研究・開発を推進できる環境を整えることこそが、国民の利益に繋がるように思います。

民間会社であるにも関わらず、有人宇宙飛行を成し遂げたSpaceX社が良い例です。

 

 

なぜアメリカの民間企業には活力があるのか? ~Spacex社有人宇宙船打上成功~

https://ameblo.jp/55molybdenum/entry-12600812444.html

 


減税と規制緩和により、民間会社に潤沢な余剰金、すなわち自由に使える研究・開発費がたくさん生まれれば、技術革新(イノベーション)が促進されるのではないでしょうか?

 


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