唐沢寿明 主演 ドラマ 『ルーズベルト・ゲーム』 初回拡大版 感想 あらすじ!! | ハッピーアップのブログ

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TBSの日曜劇場、半沢直樹で注目浴びた原作は池井戸潤。
唐沢寿明主演「ルーズヴェルト・ゲーム」初回拡大版の
ご紹介をいたします。

今、もっとも視聴率がとれるという池井戸潤さんの
原作で、野球で一番面白いゲームスコアーを8対7と
言ったルーズベルト大統領の言葉を引用したタイトルです。






初回拡大版のドラマ視聴率は14.1%でした。
これからのドラマ視聴率に注目ですね!!





東京郊外に会社を構える年商500億円程の中堅精密機器
メーカー青島製作所。社内では毎週1回、恒例で各役員が
連絡事項と共に実績と予測について報告する役員会が
行われていたが、この日の役員会は緊迫した空気に包まれ、
会議室では険しい面持ちの社長の細川充(唐沢寿明)を前に
役員たちの怒号が飛び交っていた。


「中堅精密機機器のメーカーが、厳しい経営環境にさらされ
ている所から物語はスタートしますね」


細川が社長に就任して間もなく、世間では金融不況の影響に
よる景気悪化の波が押し寄せ、青島製作所も多分にもれず
その余波を受け始めていた。重要な取引先の一社から
10億円以上の損失になる厳しい値下げ要求を突き付けられた
上に、要求を呑まなければライバル社であるイツワ電器に
乗り換えられるとも言われ、役員たちは細川を前に激しい
議論を展開していたのだ。


「細川は、中途採用だが、イメージセンサーの開発で大きく
売り上げを伸ばした実績をかわれて、社長に就任したという
経歴から、生え抜きの幹部もこころよく思わない者もいて、
会議は意見がなかなかまとまらないようですね」



役員たちの意見が紛糾する中、専務の笹井小太郎(江口洋介)に
意見を求められた細川は突然「野球部を廃部にする!」と
言い出し役員たちを唖然とさせる。細川は役員たちに、
メインバンクから来期の融資をストップする可能性を
示唆されたと報告。今まで以上にコストカットを行い、
会社を立て直す姿勢を銀行に示すためその一歩として
野球部を廃部すると言うのだ。


「メインバンクからの融資ストップは、会社存続の為にも
是が非でも避けなければならない所ですからね」


年間で3億円もの維持費がかかっている青島製作所野球部は、
かつては社会人野球の名門として名を馳せていたが、会社の
業績低迷と共鳴するかのように衰退の一途をたどり、今では
広告塔の役目を果たせずに会社のお荷物扱いに成り下がっていた。
細川の決断は、経営者としてもっともな判断であり、一部の
役員たちからは支持の声が上がるが、反対する者いた。


「製造メーカーという、目立つ企業イメージではない事から、
スポーツでイメージアップは必要な事だとは思いますが」


だが、そんな中、笹井からは果たして廃部を本当に実行できる
のかと細川はもう一度改めて問われる。何故なら、野球部は
野球をこよなく愛する創業者で現在は会長となっている
青島毅(山﨑努)が創設した会社の伝統であるからだ。
その為当然、野球部を廃部にするには青島を説得しなければ
ならないことは避けられない。笹井の問い詰めに意を決した
細川は野球部廃部の意向を進言するため、青島のもとを訪ねる。


「創業者の青島会長の肝いりで始めた野球部なので、廃部の
説得は難しそうですね!!」


そんな細川に青島はこう告げる「一つだけ言っておく。会社の
数字には、ヒトの数字とモノの数字がある。仕入れ単価を抑える
といったモノの数字ならいくら減らしてもかまわん。だが、
解雇を伴うヒトの数字を減らすなら、経営者としてのイズムがいる。
お前にはそれがあるか?」と問われる。


「経営者にとって、人を切りコストカットするという事は、その人の
人生も断ち切る可能性のある事なので、イズムがあるのか、
青島は細川に尋ねたのだと思いました」


“経営者としてのイズム”。今の細川にはそんなものは無かった。
一瞬返答に詰まる細川だったが、細川は青島に宣言する
「どんな手段を使っても、必ず青島製作所を守ってみせます。
あえて言うならそれが私のイズムです。」
青島の前を立ち去る細川の目には確固たる意思が宿っていた。


「細川にとってイズムよりも、会社経営の現状を乗り越えるのが
一番大事だという気持ちはよくわかりますね」


だが、そんな細川に今度は別の大手取引会社ジャパニクスから
青島製作所にとって損失が年間70億円異常にもにもなりかねない
厳しい生産調整の要求が舞い込んでくる。パーティーでは社長の
諸田(香川照之)からほんの少しの生産調整と話があったが、
蓋を開けてみると、80%以上の生産調整になっていた。


「売り上げ500億の会社にとって、ジャパニックスの調整額
70億円以上は、あまりにも大きすぎますね」


このままでは、メインバンクの融資は非常に厳しくなると考えた
細川は、社長の諸田に交渉すべくアポを入れるが、会う事が
できない。細川はこの事態を、外部に漏れないように指示する。
そんな中、青島製作所のメインバンクである白水銀行で融資の為の
第1回目のヒアリングが実施される。融資課長の林田、磯辺支店長
(峰隆太)は、ジャパニックスが要求してきた生産調整を、事前に
掴んでいるようで、専務の笹井は正直に実情を話し、野球部の
廃部及びコストカットを進めると話をする。


「事前に、白水銀行側にジャパニックスの生産調整の情報が
入っていたようで、笹井の機転で、隠さず正直に話した事で
次回のヒアリング調査まで、融資の結論を延ばす事ができましたね」


笹井は、細川に再度野球部の廃止は大丈夫か尋ねる。細川は会長に
再度話をしに行く。そんな時に、白水銀行の林田が、抜き打ちで、
会社の実態調査に乗り込んでくる。あきらかに融資を断る材料を
集めに来たと、細川は判断する。


「林田は、2週間後の第2回のヒアリングの前に抜き打ちで会社に
検査に来るという事は、融資できない材料探しと考えるのは妥当で、
細川は、かなり追いつめられていますね」


苦境に立たされた細川に、会長の青島は、野球の試合で一番面白い
試合のスコアーを知っているかと尋ねる。8対7。ルーズベルト
大統領が言った事だという。青島は、大量リードされたのを逆転する
試合が好きだと告げ、「逆転だよ」と細川に話し、社内の青島杯
だけはやらせて貰うので、細川に観に来るように話す。


「青島会長は、細川に最後の最後まで諦めずに、会社を運営すると
言う事を、伝えたかったように感じましたね」


その後何故か、青島製作所の現状が世間に広まっていく。問合せや
取引きの見合わせ等の電話が殺到する。そんな中、細川が独自に
動いていた、帝都銀行の担当から細川に連絡が入る。一方、社内の
部門別野球大会は製造部が決勝に残り、野球部と最後の決戦に。


「細川に帝都銀行から電話が入ったのは、どのような用件か
ドキドキする展開になってきました!!」


第2回目の白水銀行とのヒアリングの日がきた。林田はその席で、
野球部は廃止できるのか、コストカットは出来るのか、融資が
できないと言わんばかりの質問を繰り返す。細川は、最初から
メインバンクが、融資をしない前提の話では困ると伝え、林田に
ジャパニックスの生産調整の話をどこから聞いたか質問する。


「いよいよ、細川が林田に噛みつき始めますね!!」


林田は、融資先の情報を集めるのは当然だと平然と言うが、
細川は、デジカメを取り出した。秘書があるパーティーで撮った
画像だと前おきし、そこに、諸田とイツワ電気の坂東社長が
写っていた。その背後にいるのは林田だと話す。偶然だと言う
林田に、あなたの口座に諸田から300万円の金が振り込まれて
いると追求し、知り合いの銀行からの情報だと言い、パソコンを
林田の前に出し、口座照会をするようにうながす。林田は狼狽し、
磯田支店長にも、ふざけるなと言われ、細川は、林田に、あなたは
もうゲームセットですと言い残し、その場を立ち去る。


「細川は、ジャパニックスのメインバンクである帝都銀行の担当に
頼んでいて、情報を入れてもらっていたんですね。林田は完全に
終わってしまいましたね」


笹井は、細川の失礼な態度を詫び、白水銀行の磯辺に、今後も
宜しくお願いしますと頼む。磯田もわかりましたと返事をする。
遅れて青島杯を観戦にきた細川に、青島会長は、9回裏2アウト
1塁2塁で、1点差で野球部が負けているがどちらが勝つか
自分の持ち株全部かけた、賭けを持ちかける。製造部は投手が
負傷し、急遽契約社員の沖原がマウンドに行く状況から細木は、
野球部チームの勝ちと予想するが・・・


「青島会長は、自分の株式と、野球部の都市対抗までの存続を
かけて、細川と賭けをするなんて面白い展開ですね!!」


会社経営と銀行の構図を上手く描いた初回のお話でしたね!!


青島会長の真意は、細川は会社をたてなおせるのか!!


最後まで読んでいただきありがとうございました。