大阪市のメインストリート・御堂筋の車線を減らして歩道と自転車道を整備する工事が進んでいて、既に道頓堀橋〜難波交差点にかけては完成、次に新橋交差点〜道頓堀橋北詰までの東側側道が歩道化工事中、西側側道も先日、工事が始まりました。




現在の御堂筋は車道を全て南方向一方通行として本線が4車線、東西の側道が1車線+一時駐車スペースの計6車線から成ります。一時駐車スペースは植え込みを切欠状に設け、側道を歩道拡幅と自転車専用道を設けることで「東洋のシャンゼリゼ」を目指すこのプロジェクト、歩きやすい道がつくられるという意味では理想的なトピックではありますが、私はどうも大阪に限っては賛成できません。



心斎橋にはラグジュアリーブランドが集積しているイメージではありますが、その殆どが御堂筋沿いの区画で、面を形成しているとは言い難い。しかも新橋交差点以南は東に東心斎橋の若者向け歓楽街、西にこちらもヤング層に人気のアメリカ村という、通りの両サイドの裏側は猥雑な街が広がるロケーションになっていて、御堂筋サイドのラグジュアリーから一歩入れば別のショップ集積があるため、今後、面として拡がりを見せることもないでしょう。街区全域でラグジュアリー感を打ち出す銀座エリアやファッションブランドが集結する青山・表参道エリアのような突出したイメージをつくりきれない理由は、ここにあると考えます。



加えて当地独特と指摘される交通マナーの悪さもマイナス要因です。歩道が広がったあとの御堂筋には既に不法駐輪が目立っており、路上駐輪の監視員はつけているとはいえ24時間常駐させるわけにもいかず、やはり市民のモラル向上に期するほかはありません。


(出典:大阪市「御堂筋将来ビジョン」)


大阪市では御堂筋完成100年となる2037年に完全歩道化を目指すというものの、表通りだけ美しく整備しても、街区全体の魅力を高める取組をやらない限り、あまり効果がないものであります。先日ご紹介した神戸・旧居留地のような面として美しいまちなみをつくっていくことが、大阪のイメージを大きく変えるきっかけになるように感じます。


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