和歌山市の市街地にあるふたつの商店街を見て回って商店街の活性化を考える企画。「その1。」では、JR阪和線、紀勢線(和歌山市方面および「きのくに線」)、和歌山線と和歌山電鐵貴志川線の4線が乗り入れ、1日の乗降客4万人を超える和歌山県下最大のターミナル、JR和歌山駅から僅か2分の距離にある「みその商店街」をフィーチャーします。
この「みその商店街」で10月22日、23日の土日、和歌山市主催で商店街活性化イベント「まちなかイロドリ企画」が実施されていたので、観に行ってきました。
空き店舗を活用したイベントということでどこまでのものかと期待したのですが……殆どがご覧の通り、シャッター街の前に模擬店が出ている印象で、「活性化」というには程遠いイベント内容でありました。
ただし、何もしないよりはまだ良いのか、大学生なのか若者企画のイベントには多くの人が集まっているようすが窺えます。
一部ではシャッターを開けて活用している……と言って良いのかな!??
ちょっと中には入りにくい印象………
これもシャッターを開けたフリースペースになっていて、商店街内で購入した食べ物や飲み物をいただける無料休憩所ということですが……なにしろ薄暗すぎて何も言えません。。
貴志川線を運行する和歌山電鐵が催しているキッズ向けイベント。
ホンモノの駅員さん?乗務員さん?が出られてて面白いですね。
イベント関係なく先ず驚いたのは、和歌山駅から徒歩2分の距離にありながらのこの廃れよう。現地の方に聞いた話では30年以上前ほどからこの惨状らしいです。トラフィックの重要性をTwitterで触れましたら、「要は人通りではないんだ、売れる店をつくることからはじめるべきだ」との主旨のコメントやDMを少なからず頂戴いたしましたが、私はそれについて、飛躍した議論であると考えます。
私たちはショップ活性化を手掛ける際、先ずトラフィックを分母に、ターゲット客を分子に据えます。そこからターゲット客をどこまで深掘りしていくか、という考え方に立脚してストアプランを練ります。よほど集客に自信のあるショップならロケーションを飛び越えた出店戦略が描けるのでしょうが、そこまでエッジの効いたMDをマーケットに順応させるかたちで導入するというのはハードルが高過ぎますし、マーケットを捉えたプランニング提案という基本的な順序を先ずは十分に認識する必要があります。
一方でこの商店街は和歌山駅の乗降客を拾いきれていない状況です。というのも、乗降客は駅に隣接したSC「和歌山MIO」や近鉄百貨店(画像左手)には立ち寄るものの、その他の多くは駅前のバスターミナルからバスを利用しているため駅周辺への人流が殆どないという特徴がみられます。たとえばバスと商店街のコラボレーションによる運賃割引施策や駅前SCとのスタンプラリー等の企画による認知度向上策など、出来る事は数多あるように思います。
他方、イベントそのものについては、「空き店舗活用」の掛け声だけは大きかったものの、コンテンツの使い方や店舗活用策には愕然としました。イベント関係者には申し訳ないのですが、あれでは「たこやき〜」とか「ベビーカステラ〜」、そして「金魚すくい〜」とかの露店を出店させた方が集客が期待できるような内容です。イベントそのものにコンセプトもターゲットを感じられない内容だと、イベント終了後の継続的な集客には繋がらず、残念ながら街おこしイベントとしてはとても成功したとはいえません。
JR和歌山駅界隈には近年、高層の分譲マンションが立ち並んでいて、ファミリー層が多く住む地域に変わりつつあります。そういう近隣住民をメインターゲットに据えたコンパクトな街づくりを基軸に、将来の再開発に繋がるトライアルを早くスタートさせなければ、和歌山市の玄関口たるJR和歌山駅前のゴーストタウン化は不可避であると思っております。私がここまで申すことはあまりないのですが、行政、商店主、地主等の関わられている方々には相当の危機感を持って取り組んで頂きたいと念じます。
が、私から見れば、そう難しい部類の課題ではないな、と感じた事も付け加えまして、「その1。」については記事を締めたいと思います。「その2。」は和歌山市の中心市街地に位置する「ぶらくり丁」を取り上げ、両商店街に共通した課題も含めていくつか解決につながる策を読者の皆様とご一緒に考えていきたいと思っています。
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