5月16日、NHK・BS1・17:00から「BS世界のドキュメンタリー」を視聴。

「バスターミナル 死の真相 ~ イスラエルで2015年に起きた事件 ~」。

バスターミナルでテロが起きた。

監視カメラが一部始終を記録していた。

その記録に沿って出演可能な関係者の証言が織り込まれているドキュメンタリーである。

 

銃声の後、警備員が一人の青年を撃った。

青年は倒れ込み床に伏している。

居合わせた人、警官、兵士が集まってくる。

意識さえおぼつかない青年に対して、集まって来た人たちが負傷した彼を蹴る、椅子で打ち付ける、警官が銃で撃つ。

入り替わり群衆が青年を暴力で攻撃する残虐で残忍な行為を画面が映し出す。

血の海、力感の無い青年に繰り返される暴力の真実。

この間、トイレの方向から銃声が聞こえ武装兵士や警官がそちらに向かう。

銃を撃つテロリストを射殺。

結果、バスターミナルで警備員に打たれた青年はテロリストではなかった。

テロリストは一人だったのだ。

 

そんな中、一人の青年が群衆の暴行を止めようとするが聞く耳を持たない群衆。

かえって、群衆の一人に詰め寄られて命の危険さえ感じさせる場面もあった。

「テロリストには見えない」と主張する青年に対して「テロリスト」だと言い張る警備員。

一層激しくなる攻撃。

床に倒れた青年は命を絶った。

死因について、番組では伝えていない。

 

テロリストと思い込んだ群集心理の凶器。

関係の無い人を死に追いやった群衆暴力。

極限のリンチ。

「状況心理」論を思い起こす。

警備員の言葉が扇動となった感がある。

暴行を加えた数名は現在も服役中のようだ。

警備員への法的適用は分からない。