昔と違って最近は、セカンドオピニオンを求めることは、かなりポピュラーになってきていると思います。
もし具合が悪そうな愛犬を見ながらなにもできず悩んでいるのなら、主治医への義理など断ち切ってセカンドオピニオンを聞きに行ってほしい・・・。
思い返せば、私には雛の癌を早期に見つけるチャンスは3回あったのに、自分の消極性のせいで機会を失ってしまいました。
1回目は、夜眠っている時だけ起きるパンティング。生まれつき心疾患があったから最初に心配しました、なんども心臓を診てもらったけれど心臓に変化はまったくなく、なぜか眠っているときしかしない謎のパンティング・・・。湿度とかハウスダストとかアドバイスはもらったけれど、獣医も原因がわからなかったし、おかしいと思いながらもそのままにしてしまった。そしてある時から急にパンティングしなくなったので、そのまま忘れてしまっていた。あとから思えば、原因は鼻腔口腔の腫瘍だったのに・・・。
そして、2回目はいびきをかくようになったとき。ネットで「鼻に腫瘍ができるといびきをかく」という記事を読んで腫瘍を心配したのだけど、「鼻腔の腫瘍検査は麻酔をかけて大変だし、年齢的にも老化現象でしょう」と言われ、8歳で老化なんて早すぎると思ったけれど、そのまま納得してしまったこと。だから雛が頻繁にくしゃみをしていたのに、それが癌のせいだと想像もしなかった・・・。興奮するとクシュンクシュンくしゃみしてなんてかわいいのかしら!なんて思ってた・・・。
3回目は「歯槽膿漏」と言われた時。この時おともだちが「歯科専門医に行ってみたら?」と言ってくれたのに、かかりつけ医で抗生物質の歯周病の治療をしてもらっただけで歯科専門医には行かなかった。もしあのときに歯科医に診てもらっていたら、歯槽膿漏なんかじゃなくて癌だとわかり、手遅れになる前に、エナメル上皮腫を切除できたかもしれなかったのに・・・
悔やんでも悔やみきれない選択の間違いを3度も犯してしまいました。
そして、専門外の病気や、自分で実際にそういう患者さんを診た経験がなければ、そして、いくら親身になってくれたとしても、獣医は容易に病気を「想像」できないんだってことを、あのときに理解しました。
だから、悩んでいるならば、早めに、手遅れになる前に、ぜひセカンド、サードオピニオンで、その病気を知る獣医をみつけてほしいと思います。
獣医にとっては患畜の一匹かもしれないけど、家族にとっては唯一かけがえのないパートナーなのですもの・・・
雛のことを考えていたら雛の夢を見ました。夢の中でも雛は相変わらず女王さまでした。(笑)
ときどきふと想像します。もし雛が生きていたら、雛、へいぞー、こひなでどんな三姉弟生活になっていただろう・・・ってね。(笑)
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