見知らぬ敵 | つれづれなるままに、シルビア。
走りに行くと、当然他に走っている車と出会います。

追いついたり、追いつかれたり…戦いが始まります。
お互いに相手の走りを探り合い、癖を見抜き、隙を窺います。
コーナー前のブレーキング、立ち上がりのアクセルのタイミング…。色々変化をつけて、相手の意表をつき、勝負を仕掛けます。

走り終わった後は、ノーサイド。お互いに走りを振り返ります。
こうして知り合いが増えていく事も、楽しみの一つですよね。

大体はそうなるのですが、お互い全く話をしない事もありました。
でも、いつも会う。いつもバトル・汗。そして何一つ言葉は交わさず。

そんな敵(笑)もいました。

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まだシルビアQ'sで走っていた若い頃。
SW20・MR2がいました。
つれづれなるままに、シルビア。-sw20-V-GT-S.jpg

会う時は決まって走っている最中です。すれ違うだけで分かります。

「ヤツだ!」

当然戦いが始まります。

某サーキットは、上って折り返し、下るレイアウト。上半分は直線&高速コーナー主体。
ノーマルミッションだと、ほとんど⑤速全開、コーナーはNAだと④速に落とすかどうか?という感じです。
下半分は中速レイアウト&S字コーナー主体。
④、⑤速メインで、③速も使います。

私の当時のパワーから考えると、勝負できるのは下り。
上半分のステージでは、加速性能の差はあるものの、そう簡単に抜ける速度域ではありません。
ブレーキングを遅らせるか、アクセルオフだけ、目一杯のスピードで高速コーナーをクリア。
何とか前をキープします。

一番長いストレートでは、何とか抜かれないようにと、車線の真ん中を走った事もありました・笑。

…サーキットでの話ですので念のため。そして、あくまでフィクションです・爆。

下半分に到達するまで前をキープ出来ていればOK。
後は軽さを活かして逃げ切ります。

しかしながら、ここまでで相手に前に出られていたとすれば、それから追い抜き、前に出るのはほぼ無理です。

いつも、そんな感じで走っていました。
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ある日、いつも通り走っていると、路外の看板に刺さっている車が一台。

「あ、あれ?うおっ?? w(゚o゚)w」

SW20です!
一度は通り過ぎましたが、慌てて引き返します。

「大丈夫ですかぁ」

「ええ、うん、大丈夫。…(私の車を見て)ああ、いっつも走ってるよね??」

それが初めて交わした言葉でした(>_<)