毎日少しずつ易経を読んでいます。

 

「柔(じゅう)、時をもって升(のぼ)り、

巽(そん)にして順(じゅん)、

剛中にして応ず、

ここをもって大いに亨(とお)るなり。」

 

ただし、昇り進んでいくためには条件がある。

 

まず「時」を待って進むこと。

 

草木が春から夏にかけて成長するように、

物事も時期、環境、場が揃ったときに昇り進む。

 

そして「巽にして順」環境や人に逆らわないこと。

 

さらに「剛中にして応ず」

賢者に学び従い、応援を得ることが欠かせない。

 

『易経一日一言』(致知出版社)竹村亞希子編より

 

ありがとうございます。

 

時を待つことが難しいのですが、

焦らず、状況をみながら、進んでいきますね。

 

それでは、また。(^_-)

 

本書は、現代人が常に情報や通知に追われ、

「脳をオンにし続けている状態」

が集中力低下やストレス、

人間関係の悪化を招いていると指摘します。

 

そして、生産性を高める鍵

「もっと頑張ること」ではなく、

意識的に脳を休ませることだと説いています。

 

本書で特に興味深いのは、

「マルチタスクは効率的」

という現代の常識を否定している点です。

 

人間の脳は本来、

一度に複数のことを処理するのが苦手であり、

実際には高速で注意を切り替えているだけだ

と説明されます。

 

そのたびに脳は余計なエネルギーを消耗し、

集中力が削られていくのです。

 

例えば、資料作成中にメール通知を確認し、

その後また作業に戻るだけでも、

脳は再集中するために大きな負荷を受けます。

 

本書では「タスク切り替え回数を減らすだけで、

生産性は劇的に向上する」と強調されています。

 

具体例として紹介されるのが、

「深い集中時間」を確保する方法です。

 

著者は、一定時間スマホ通知を切り、

会話やメール返信も止め、

一つの作業だけに没頭することを勧めています。

 

例えば、午前中の90分を

“完全集中タイム”

として確保するだけで、

通常の数時間分の成果が出るケースもある

といいます。

 

これは経営者やクリエイター、研究者だけでなく、

日常業務を抱える会社員にも有効な方法です。

 

また、本書は仕事だけでなく、

人間関係にも「脳のオフ」が重要

と説きます。

 

人は疲れている時ほど、相手の言葉を

ネガティブに受け取りやすくなります。

 

睡眠不足や情報過多によって脳が疲弊すると、

些細な一言に過敏になり、

感情的反応が増えるのです。

 

逆に、十分な休息を取っている人は、

相手の立場を冷静に考えられるため、

人間関係が円滑になります。

 

睡眠についても、

「6時間睡眠を2週間続けた人は、

3日徹夜した人に近い認知能力低下を示した」

という研究が紹介され、

休息の重要性が科学的に説明されています。

 

さらに本書では、

「脳をオフにする」とは何もしないことではなく、

“考えなくてよい時間を意識的に作ること”

だと説明されます。

 

散歩、読書、入浴、自然を見る時間など、

一見無駄に見える行為が、

脳の回復と創造性向上につながるのです。

 

実際、多くのアイデアは必死に考えている時より、

リラックス中に生まれることがあります。

 

本書は、「努力や根性で集中力を維持する」のではなく、

「脳の仕組みに合わせて働く」

という視点を与えてくれます。

 

情報過多の時代において、

あえて脳を休ませることこそが、

仕事の成果、人間関係、そして人生全体の質を高める―

―そのことを実践的に教えてくれる一冊です。

 
ありがとうございます。
散歩や読書で何も考えない時間を意識的に作る
ようにしますね。
 
それでは、また。(^_-)

私たちは毎日何気なく食事をしていますが、

日本には古くから「食は文化」という考え方があります。

 

 

これは単に料理が芸術的という意味ではなく、

食こそが人間の身体や心、

さらには思考力や創造力、

精神性を支える文化の土台である

という智慧を表しています。

 

 

脳や身体は食べたもので作られているため、

芸術や学問、宗教といった高度な文化活動も、

その根源をたどれば「食」に行き着くのです。

 

そのため、古来より宗教には食に関する戒律が

存在してきました。

 

 

食事の内容や時間を整えることは、

健康維持だけでなく、

精神を清らかに保つ修養でもありました。

 

日本の伝統食である和食にも、「身心一如」という、

身体と心を一体として捉える考え方があります。

 

仏教の精進料理には、自然への感謝や欲を抑える精神性

が込められています。

 

また、伊勢神宮の神饌のように、

米や魚、野菜など自然の恵みを神に供える文化には、

人と自然とのつながりを大切にする日本人の価値観

が表れています。

 

さらに、日本人は食材一つひとつに命や「縁」を

感じてきました。

 

「いただきます」

「ごちそうさま」

という言葉には、

生産者や自然への感謝が込められており、

単なる挨拶ではなく、

自分が多くの命に支えられて生きていることを

実感する精神文化でもあります。

 

東洋医学では、身体と精神を切り離さず、

その中心に「氣」の存在を置きます。

 

氣は活力や免疫力、

心の安定にも関わり、

それを養う基本が日々の食事です。

 

自然に近い食材や丁寧に作られた料理は、

身体だけでなく心も整えます。

 

一方で、添加物の多い食生活は氣の乱れ

につながると考えられています。

 

味噌や納豆などの発酵食品、

一汁一菜の質素ながら

栄養バランスの取れた食事には、

日本人が長年培ってきた健康と精神性の智慧

があります。

 

「何をどう食べるか」は、

「どう生きるか」にもつながっているのです。

 

食と丁寧に向き合うことこそ、

心身を整え、

日本文化を未来へ受け継ぐ第一歩だ

といえるでしょう。

 

それでは、また。(^_-)