本書は、一般的な日本古代史とは異なる視点から、

「歴史とは誰が残し、何が消されてきたのか」

を問い直す一冊です。

 

著者は40年以上にわたる研究をもとに、

古代史、考古学、血液、気象、言語、神代文字、

古文書など多方面から、

日本文明の起源を考察しています。

 

中心となるのが、富士山周辺に存在した

と著者が主張する「不二王朝」です。

 

例えば、神武天皇を初代とする王朝が成立する

以前に富士山を中心とした高度な文明があり、

その歴史が後世に消されたという説を、

「宮下文書(富士古文書)」

などを手掛かりに展開します。

 

また、古代シュメール文明と日本との関係を考察し、

さらに「超古代日本語が地球共通語だった」

という大胆な仮説にも踏み込みます。

 

本書の特徴は、単なる古代史の解説ではなく、

「国家が採用した歴史だけが歴史なのか」

という問題を読者に投げかけている点です。

 

富士山についても、

世界遺産や美しい山としてだけでなく、

古代から続く信仰と文明の中心地

として捉え直します。

 

そして最終的には「神は一つ、世界は一つ」

という思想へとつながり、

失われた歴史を取り戻すことが

日本人の精神的な原点を見直し、

世界平和にもつながると説きます。

 

ただし、不二王朝や超古代日本語などは

現在の主流の歴史学・考古学で確立された

学説ではありません。

 

そのため、史実そのものとしてではなく、

通説とは異なる古代史観を提示した本として読むと、

本書の問題提起をより興味深く味わえると思います。

 
ありがとうございます。
 
不二王朝は私からすればしっくりしますね。
古事記、日本書紀に富士山が出てこないのは
何故なのか、という問いの答えになります。
 
まぁ、仮説ではありますが。
勉強になりました。
 
それでは、また。(^_-)