本書は、個人や企業の行動を考える

「ミクロ経済学」と、

国全体の景気や物価を考える

「マクロ経済学」

つなげて理解する入門書です。

 

難しい数学をできるだけ使わず、

GDP、金利、為替、財政政策から

需要・供給、独占、貿易までを

体系的に説明しています。

 

まずマクロでは、家計の消費、

企業の投資、政府支出などが

GDPを形成し、景気を動かす

仕組みを学びます。

 

例えば景気が悪化した際、

政府が公共投資を増やせば

需要が生まれ、企業の売上や雇用、

家計所得へ波及します。

 

また中央銀行が金利を下げれば、

企業は設備投資をしやすくなり、

住宅や自動車などの購入も促されます。

 

一方、為替まで考えると政策効果は

海外との資金移動にも左右されるため、

経済を一国だけで見ることはできません。

 

ミクロでは、価格が需要と供給によって決まり、

消費者と企業が限られた資源の中でどのように

選択するかを考えます。

 

例えばコメが不作になれば

供給が減って価格が上がりますが、

価格上昇によって消費者が購入量を減らしたり、

生産者が増産を考えたりすることで

市場は調整されます。

 

また、公害のように企業活動が

第三者へ損失を与える

「外部不経済」や、

売り手と買い手の情報量が異なる

「情報の非対称性」など、

市場だけでは解決できない問題も扱います。

 

本書の面白さは、

「ミクロとマクロは別々の世界ではない」

と理解できる点です。

 

企業の値上げや設備投資という一つひとつの判断が

集まって物価やGDPを動かし、

逆に金利や為替、政府政策の変化が

個々の企業経営や家計に影響します。

 

ニュースで見る「円安」「物価高」「利上げ」「関税」を

一本の線で結び、経済の全体像を理解するための

基礎を身につけられる一冊です。

 
よくわかりました。
 
中小企業の経営をしていると
マクロもミクロも関係してきますが、
「この活動がマクロ経済に関係している」
とは考えていないですが、
本書をよむと明確になりますね。
 
もう少しマクロ経済とミクロ経済を
考えながら企業活動を行っていきますね。
 
それでは、また。(^_-)