本書は、「長時間勉強すること」よりも

「脳に定着する方法で学ぶこと」の重要性を、

研究論文と著者自身の経験から解説した一冊です。

 

米国内科専門医である著者は、

再読、ノートの丸写し、重要箇所への線引きなどは、

勉強した実感を得やすい一方、

記憶を長期間定着させる方法としては効果が限定的だ

と指摘します。

 

特に重要なのが

「アクティブリコール」

です。

 

これは教材を何度も読むのではなく、

いったん本を閉じて

「何を学んだか」

を自分の頭から思い出す方法です。

 

例えば英単語なら、

単語帳を眺め続けるのではなく、

日本語を見て英語を答えたり、

覚えた単語を何も見ずに紙へ書いたりします。

 

「思い出そうとする行為」そのものが

学習になるのです。

 

さらに、同じ内容を一日に集中して覚える

のではなく、翌日、数日後、一週間後と

間隔を空けて復習する

「分散学習・間隔反復」

を組み合わせると効果が高まります。

 

例えば歴史を学ぶ場合、

今日10回読むより、

今日覚えた内容を明日思い出し、

さらに一週間後に再確認する方が

長期記憶につながります。

 

また、異なる種類の問題を混ぜて解く

「インターリービング」や、

「なぜそうなるのか」を

自分の言葉で説明する方法も紹介されています。

 

本書の核心は、

「読むこと」より

「思い出すこと」

「一度に詰め込むこと」より

「時間を空けて繰り返すこと」

です。

 

年齢にかかわらず、語学、資格試験、

仕事上の知識、読書などにも

応用できます。

 

「勉強時間を増やす」のではなく

「勉強の方法を変える」ことこそ、

限られた時間を有効に使うための

重要な考え方だと教えてくれる一冊です。

 
アクティブリコールですね。
歳のせいにしないで、
しっかりと頭に残せるように
しますね。
 
それでは、また。(^_-)