本書は、40年以上にわたり約4万人の患者を

診てきた歯科医の丸橋賢氏が、

「歯は単なる咀嚼器官ではなく、

全身の健康を左右する重要な臓器である」

という考え方をまとめた本です。

 

著者はこれを「全人歯科医学」と呼び、

口の中だけを見るのではなく、

食事、生活習慣、姿勢、心の状態まで含めて

総合的に診ることの重要性を説いています。 

 

 

本書の特徴は、頭痛や肩こり、腰痛、めまい、

不眠、うつ症状、アトピーなど、

一見すると歯とは無関係に思える不調の原因が、

噛み合わせや歯の状態に隠れている場合がある

と指摘している点です。

 

例えば、噛み合わせのズレによって

顎の位置が変化すると、首や背骨のバランスが

崩れ、全身の筋肉に負担がかかることが

あります。

 

その結果、慢性的な肩こりや腰痛が改善しない

ケースがあると著者は説明しています。 

 

また、著者は現代人の食生活にも

警鐘を鳴らしています。

 

柔らかい食品が増えたことで十分に

噛む機会が減り、顎の発達不足や歯並びの悪化

につながっていると考えています。

 

例えば、昔ながらの玄米や根菜類、乾物などを

しっかり噛んで食べる習慣は、

顎の発達だけでなく消化機能や脳の活性化にも

役立つと述べています。 

 

さらに本書では、歯周病や虫歯を

単なる口腔内の病気として捉えるのではなく、

生活習慣病や免疫力の低下とも関係する問題

として考えます。

 

そのため治療だけでなく、

食事改善や生活習慣の見直しを含めた

根本的な健康づくりを重視しています。 

 

本書は、「病気になったら医者に行く」

という発想から一歩進み、

「歯と噛み合わせを整える

ことで全身の健康を守る」

という新しい視点を提示しています。

 

歯科医療を健康長寿の土台として捉え直し、

人生100年時代を元気に生きるための

ヒントを与えてくれる一冊です。

 

ただし、本書には著者独自の見解も含まれている

ため、一般的な医学的知見と併せて参考にする

とよいでしょう。 

 
確かに、腰痛と歯痛が一緒に現れて、
腰痛に気が入ってしまっていますが、
本当は歯の問題かもしれません。
 
まず歯を疑って
歯医者に行って
診てもらいますね。
 
それでは、また。(^_-)