(画像は日経新聞より)

日本の半導体産業は、私が米国🇺🇸に留学していた

1980年代には世界シェア首位を誇りましたが、

その後、自前主義と垂直統合にこだわったことで

衰退しました。


各電機メーカーが設計から製造まで抱え、

国内顧客の要望に応じる「御用聞き型」の事業を

続けたため、世界市場で勝つための

投資やビジネスモデル転換が遅れました。


たとえば、DRAMのエルピーダは高い微細加工技術

を持ちながら、サムスンの低価格攻勢に対抗できる

資金力と生産規模を欠きました。


台湾ナンヤや米マイクロンとの再編を

模索しましたが、交渉は進まず、

2012年に破綻しました。


ルネサスも当初は人員・工場・負債の

「3つの過剰」を抱え、

債務超過寸前でした。


しかし官民ファンドの支援後、

工場集約や不採算品の整理を進め、

さらに海外のアナログ半導体企業などを買収して

復活しました。


顧客に言われたものを作るだけでなく、

自社の強みを定義し直した点が転機でした。


一方、台湾のTSMCは設計と製造を分ける

水平分業の流れをつかみ、

ファウンドリーに特化しました。


NVIDIA、AMD、クアルコムなどファブレス企業

の製造を引き受け、

巨額投資を集中して最先端量産技術を磨きました。


顧客最優先を掲げながらも、

製造技術の知的財産は外に出さないなど、

利益の核心は譲らない姿勢を貫きました。


台湾は政府支援も特定企業に集中し、

TSMCを世界シェア6〜7割の企業に育てました。


日本の敗因は分散・調整・自前主義、

台湾の勝因は集中投資・水平分業・明確な

事業モデルにあったと言えます。


残念ですが、この教訓をAIやロボティクスで
活かしていきましょう。

それでは、また。(^_-)

破綻したエルピーダ、世界を取ったTSMC それぞれの勝負の分かれ目:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC01A0Z0R00C26A5000000/