4月30日と5月1日には日米で円相場が乱高下しましたね。
何が起こったのか時系列でみてみましょう。
① 4月30日(日中〜夕方)
- 円は下落し 160.72円(約1年9カ月ぶりの円安)
- 市場:円売りが加速(米金利・構造要因)
状態:過度な円安進行(介入警戒水準)
② 4月30日 19時前後(★第1回介入:主砲)
- 日本政府・日銀による 円買い・ドル売り介入(ほぼ確実)
- 円が急騰 160円台 → 155円台半ば(約5円上昇)
介入規模は推定 5兆〜7兆円
状態:トレンドが強制的に転換
③ 4月30日 NY市場
- 円はやや戻すも 156円台後半で終了
- 市場は 「介入が入った」と認識
状態:介入後の落ち着き+警戒モード
④ 5月1日 東京(午前〜昼)
- 円は伸び悩み 157円台前半
- 財務官発言:「(介入については)コメントしない(=否定せず)」
状態:様子見(再介入警戒)
⑤ 5月1日 東京(午後〜夕方)(★第2回介入:追撃)
- 円が再上昇 155.49円(約2カ月ぶり円高)
状態
- 断続的な円買い
- 押し戻し型の動き
介入規模(推定)
介入規模は推定 1兆〜3兆円
状態:「155円台を防衛ラインに設定」
⑥ 5月1日 東京(同時進行の逆風)
- 原油高(WTI一時106ドル) 日本の貿易悪化懸念
- 結果: 円高の勢いが鈍化(ファンダメンタルズの抵抗)
⑦ 5月1日 NY市場 前半
- 円上昇(円高)
- 背景:米・イラン交渉報道 原油下落(約101ドル)
状態:外部要因が円高を後押し
⑧ 5月1日 NY市場 後半
- 流れ反転 → 円安
- 終値: 157.05円前後
背景
- 米ISM:インフレ圧力意識
- ドル買い優勢
- 原油下げ止まり
状態:ファンダメンタルズが介入効果を相殺
■ 全体構造(極めて重要)
● 価格の動き
160円台(円安ピーク)
↓(第1回介入:5〜7兆円)
155円台
↓(第2回介入:1〜3兆円)
155円前半
↓(市場反転)
157円台
■ 本質的な読み解き
① 政府の戦略
- 160円:明確なレッドライン
- 155円台:意図的に作った防衛ゾーン
② 介入の性質
- 単発ではなく 「段階的・連続型(ステルス+実弾)」
③ 力関係
- 短期:介入が勝つ
- 中期:米金利・原油が勝つ
■ 一言でまとめると
「160円で主砲投入→155円を防衛→しかし米要因で押し戻され157円へ」
私は5月1日の日本
市場がGWに入る前に
片山財務大臣が市場を牽制する意味で
介入をちらつかせると思っていていましたが、
4月30日に実際に介入したのですね。
5月1日に明朝一番でドルを買いました。
かろうじてセーフ。(^_-)
それでは、また。(^_-)
