かつてのバスケットのスター選手が母校のバスケットボール部のコーチを頼まれる。

しかし、貧困地域の様々な事情もあって部は荒れていている。主人公は如何にしてこのバスケット部を立て直すのか。

この映画はリーダーシップ理論の教材としても使われます。

チームとしてのビジョンや目標設定の仕方、チームメンバーへの伝え方、戦略と戦術の設定等とても参考になります。

まず、コーチは選手と契約を交わす。
お互いのことをよく知らない状況で契約を結ぶというのは、選手としては個人のプライドもあり、受け入れられない。リーダーとメンバーの関係構築が大切で、メンバーがリーダーを受け入れるには正当性と納得感が必要ですね。

次はメッセージの伝え方。
複雑な指示は組織を麻痺させてしまいます。共通のゴールをワンメッセージで伝えましょう。「とにかく走れ」「自殺ダッシュ」「ダイアン」・・・。

部活だけではなく勉強もちゃんとしろと部員と契約を結び、彼らが成績を落とすと「我々の問題だ」と言って、解決策を考える。

努力のフォーカスを数字化(KPI)して、数字の達成にこだわる。生徒にGPA 2.3 以上を取らせるようにする。そのためであれば、練習も試合もロックアウトする。

大学への進学や将来の職のことよりも今バスケで活躍できればいいと考える教師や保護者との関係が悪化する。しかし、コーチはそのような意見に真っ向から反対し、批判の矢面に立つ。

ロックアウト中に図書館で部員全員に勉強させるが、その時に「なぜ」勉強しなければならないのか、未来のビジョンを伝える。その伝え方の戦術として統計の数字を使っていますね。
「大学ではなく刑務所に行く確率は80パーセント高い」「私は約束する。持てる力を全て使って君らを大学へ入れ希望を持たせる」
質の高いビジョンとその伝え方が大切ですね。

リーダーはメンバーのみならず、関係する人達を巻き込まなければ、活動がスムーズに進めらないこともありますね。

ここは「目的」と「目的」の違いが明らかです。
「目的」は人生の勝者になること。そしてそのための「戦略」は大学推薦を取ること。
「目標」は学校の成績アップ。そしてそのための「戦術」のひとつがロックアウト。

そして部員たちも、彼のビジョンとその本気度を感じ取って、自ら進んでバスケットボールと勉強の両立に挑戦します。
そして、チーム一丸となって勝利に邁進できたのだと思います。

この映画は実話に基づくストーリーです。
映画の最後で各部員が無事大学に進学できたことが明かされていて、しっかりと「結果」を出したことが証明されています。

まさにリーダーの鏡ですね。
とても良い映画でした。

さて、私はこのようなリーダーになれるのでしょうか。(-。-;

それでは、また。(^_-)