グループ会社で乳がんだと聞いていた女性社員に偶然会えた。がんらしいと耳にしたのはもう2年以上前だと思うが、彼女の休職が長かったこともあり(※2年間)数年ぶりの再会だった。 私よりだいぶ若い彼女は元々おおらかで明るくて人懐っこいタイプなのだが、がんを経験しても何ら変わりなくて安心した。

がん談義を30分ほどしたのだが、彼女は健康診断で再検査と言われたあと1年放置したらしい(悔やまれる)。ある日、右胸の突っ張りとしこりに気付き「あぁ、これはもう確定だなぁ」とすぐ悟ったらしい。色々検査した結果、両胸にサブタイプの異なる原発がんが発覚したと聞いてそんなこともあるのかと愕然とした。片胸は全摘、もう片方は部分摘出。リンパやその他への転移は無かったらしい。良かった!

がん発覚から丸3年経っているらしく、話をしていても「えー、どうでしたっけー」ともはや記憶が曖昧でどんな治療をしたかもよく覚えてないぐらいだった(彼女の元々のおおらかな性格もあると思うが)。治療中は大変だったと思うが、数年経ってちゃんと過去のことになっている様子を見てとても良いなと感じた。がんになったことに囚われず軽やかに過ごしている彼女は見ていて清々しかった。