PET検査の結果を聞いたところ、「あぁそうだね。これも説明しないとね」と何だか一瞬歯切れが悪い主治医。「何かありましたか?」と聞くと、肺の一部が光っていると撮影画像を見せられた。

肺の左側の前面がバッチリガッチリ光っている。
もしや転移か?と思って構えると、主治医は「放射線治療の影響で肺炎を起こしている」と言う。抗がん剤8クール後にも「薬剤性肺障害」とやらになったなーと思い出し、それと同じですか?と聞くとそれとは違うらしい。

強い放射線を25回照射するので副作用として肺や心臓にも影響が出る可能性があるということは放射線治療の事前説明で聞いてはいたが、まさか実際に肺炎を起こすとは。肺炎はこのまま放置らしく、徐々に良くなるとのこと。ただ、このまま炎症跡が消えないこともあるらしくCTなどでずっと影が写り続けることがあるらしい。

主治医に「転移の可能性はないのか?」と問うと、転移だとこういう光り方はしないはずだと言う。結局、病理検査をしないと確定診断はできないから、以前の肝臓転移疑義同様に曖昧といえば曖昧なままである。「僕も見た時、あれ?何で光ってるんだ?とは思ったんだけどねー、放射線科の医師と話して肺炎という結論になった」とのことだった。

うーん。スッキリはしないけど、まぁ信じるしか他はないかぁー。

※放射線肺臓炎(放射線肺炎)→治療後半年以内に発症/100人に1人くらいの割合で起こる/症状は咳、微熱の持続、息苦しさ(息切れ)、倦怠感、胸の痛みなど。重症化し治療が必要になることもあり。