会議が終わって席に戻ると部下から「さっき〇〇部の△△さんが、✘部長(私)のことを心配して聞きに来ていましたよ」と伝えられた。恐らく感染症の痛みに耐えながら、社内でソロソロノロノロ歩いているのを見て心配してくれたのだろう。この1週間の体調不良で体重が2キロ近く落ちて顔色も良くないのだから、見る人が見れば異様であるに違いない。

仕事であまり関わりのない部署の人からも心配されてしまうとは…、と少し不甲斐なかった。私ががんであることは周知の事実だから、体調が悪そうだと周りも「あれ…?大丈夫なのかな…」と気になるのだろう。普段から病人に見えないように、身体のラインが出ない服且つなるべくオシャレをして、メイクもしっかりめに出社はしているがそういうことではないんだなと思った。具合が悪い時に元気そうにハキハキ動き回ることはなかなか厳しくあるが、せめて周囲に心配されない程度の様相で過ごさなければと思った出来事だった。

覇気のコントロールは難しいッッ!