手術翌日の朝、無事に朝ご飯も食べれたので24時間ぶりに点滴を外してもらえる。でも身体にはもうひとつ管が。左脇に管が刺さっていてリンパ液が出され、その先の袋に溜まっていく。手術翌日は血液が混じっている割合も多く赤い液体で量も多い。1日で袋満タン。その後は日々色も赤から黄金色に徐々に変化して量も少なくなっていく。(100cc切ると退院の目安)

液体が溜まる袋を首から下げて生活するので何をしていても目に入って最初は引いたけど、すぐ慣れる。慣れる上に、黄金色と赤のコントラストが黄昏時の空の色みたいだなー、とぼんやり考えるくらい入院はヒマ!!!ちなみに、最初の数日は手術の傷跡より、この管が刺さっているところがいちばん痛かった。

手術翌日から体が鈍らないようにフロアを徘徊し、リンパ浮腫を防ぐためにひとりリハビリに励む。リンパを取ったあとに怖いのはリンパ浮腫。リハビリは6ヶ月やってくださいともらった資料に書いてある。他にも重いものを持たない、蚊に刺されない、怪我しないことなどに気を付けながら暮らさないといけない。

リンパへの転移が認められてリンパを切除する場合は範囲が3段階あるらしく、私は今回2段階までのリンパを切除した。リンパの数は人によって違うそう。私は12個あったみたいで12個全切除。主治医曰く「抗がん剤でだいぶしこりも小さくなっていたけど、まだ硬さのあるものが3つくらいあった。検査してみてがん細胞がすでに死んでいれば問題ないが、まだ生きていれば治療が変わってくる」と。病理検査の結果は1ヶ月後。病理検査してやっとステージやサブタイプ、悪性度などが分かり、今後の治療方針が決まる。長いなー、この1ヶ月!

いま願うのは、身体の中のがん細胞が全て無くなっていること。手術で直接的に取り除き、抗がん剤で全身に散らばったがん細胞を叩きのめしてきた。

ここまで真面目に治療してきたのだから、
どうか!
病理検査が良い結果でありますように。