6月13日、PET検査。

 

PET検査も初めての体験だったけれど、とにかく時間がかかる。50分の休憩を2回挟むうえ、携帯を見るのも読書も音楽を聴くのも禁止。寝るしかない。

 

今思うと、肝臓に転移しているかもと言われてPET検査をして、その結果が出るまでのこの間がいちばん不安が大きかった。乳がんの遠隔転移(ステージ4)は、余命率が30%台と大きく下がる情報を目にしたせいだと思う。

 

初めて、死を意識した。

 

6月16日

PET検査の結果、肝臓への転移はないだろうとのこと。一安心だけど、はっきり「ない」と言われないのが怖いところ。

 

左脇のリンパへは複数の転移あり。しこりが複数(1cmオーバー/5~6個)見られる。原発の乳がんの腫瘍は7mm程度と小さいのに、リンパに複数転移しているのが主治医としては引っかかるようだった。

 

私は左脇に感じていた違和感、異物感が転移のせいだったんだなとひとり納得。

 

PET検査で卵巣が若干光っているけど問題ないとのこと。不正出血が2週間以上続いていることを伝えると

念のため婦人科も受診することに。婦人科医曰く、卵巣に水が溜まっているが、おそらくホルモンの乱れだろうと。念のため、子宮体がんと子宮頸がんの検査をする。ここまで来たら色々ハッキリさせておきたい。

 

その後、化学療法室へ行き色々と説明を受ける。これから必要になるウィッグや専用下着のパンフレット等も渡されるが、現実味はまだない。