今日は、和歌山駅や和歌山市駅ではなく、少し足を延ばして久しぶりに海南駅まで来ました。食事をする店を探す必要はありません。駅の真正面に店があるからです。
季節は夏。もうすぐ夏休み。夏休みと聞くと、私は小学校三年生の頃の夏休みの宿題「絵日記」を思い出します。
当時、絵日記がどんなものなのかよく分からず、先生からは「一日の出来事を絵と文章に書くこと」とだけ説明されました。
両親に相談すると、何か思い出になる事をと考えてくれたのでしょう。普段は出不精の父が、家族を外食に連れて行ってくれました。
生まれて初めての外食でした。お品書きにはたくさんの料理が並んでいましたが、外食の経験がないため、どれもよく分かりませんでした。出前では、いつも決まってうどんだけを頼んでいたこともあり、うどんの欄にそばが書かれていたからでしょうか。選んだのは「ざるそば」でした。そのざるそばにはうずらの卵が添えられていて、つゆに溶かして食べるのがとても美味しく、それ以来、私はざるそばが大好きになりました。
絵日記の絵は、家族でテーブルを囲んで食べている場面でした。そして文章は「今日は家族で外でご飯を食べに行きました。おとうちゃんは(料理)を食べて、おかあちゃんは(料理)を食べました。そして、ぼくはざるそばを食べました。」という内容でした。先生からは、「ご家族で和やかに食事を楽しんでいる様子が伝わってきました」との評価を頂いたのを記憶しています。
だから今日は、どうしてもざるそばを食べたいと思って海南に来たのです。
「みき乃やの店舗正面外観で、暖簾の掛かった入口と食品サンプルのショーケース、お持ち帰りの案内が見える様子。」
あれから数十年が過ぎ、私も大人になりました。ざるそば単品ではお腹が空くため、お昼の定食である天ざる定食(税込み1580円)が豪華で程よい量で、昼食に向いていると感じました。
入店しました。
正面には向かい合わせで10人が座れる対面式カウンター席があり、壁際にはテーブル席が6つ並んでいました。接客は女性の店員で、厨房には男性2名がいました。昼前の忙しくなってくる時間帯で、客が続々と入ってくる賑わいでした。
常連の客もいるようで、入店してすぐに品書きを見ず「弁当」と注文している様子が見られました。私のところにも注文を聞きに来てくれたので、天ざる定食をお願いしました。ただ、こうした定食の麺類はミニサイズの場合が多く、ざるそばをしっかり食べたいと思ってたので、確認することにしました。
「このざるそばはミニサイズですか」と尋ねると、「普通サイズです。量ありますよ」との返答でしたので、そのまま注文しました。
暫くして料理到着。
「みき乃やのうな丼と天ぷら、ざるそばを組み合わせた御膳で、小鉢や薬味、つゆが添えられている。」
豪華な内容で、思わず軽くビールが欲しくなるほどでした。ざるそばにはあの時と同じく、うずらの卵が添えられており、見た目の良いアクセントになっていました。
まずは、ざるそばをそのままいただくと、そば本来の風味がしっかりと感じられました。次に大根おろしを加えると、味わいが一気にさっぱりと変化します。さらに山葵を添えたり、最後にうずらの卵を加えたりと、少しずつ味を変えながら楽しめました。甘すぎず、しよっぱすぎず、つゆが美味しい。専門店でないので蕎麦湯は無かったのですが、美味しかったので最後につゆをすすってました。
天ぷらは海老、ししとう、なす、海苔、しいたけ、大葉と種類が豊富で、塩でも麺つゆでもいただける内容でした。
続いてミニうな丼をいただきました。最初はわずかに癖を感じましたが、食べ進めるうちに気にならなくなりました。山椒を探しましたが、カウンターには見当たりませんでした。
子供の頃に食べたざるそばとは比べものにならないほど豪華な内容でしたが、当時の記憶がふとよみがえり、どこか懐かしさや時の流れも感じました。
食事を終えてレジで支払いをすると、女性の店員さんから「量は足りましたか」と声をかけられました。私が「もっと食べられました。大盛りにすればよかったです」と答えると、「次はそうしてください」と笑顔で返されました。
| かかった費用 | 1580円/1人 |
| 評価 | ★★★3.3(5点満点) |
店名: みき乃や
住所:和歌山県海南市名高555-2
電話番号:073-482-0304
| 営業時間:月・火・木・金・土・日 11:00 - 21:00 |
| 定休日:水曜日 |
来店の際は、事前に確認お願いします。
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