小学校低学年の頃の話。
はぁちゃんの家に遊びに行った。
彼女の家は3階建てのビルで屋上もあった。
私は屋上から見る風景に魅了された。
いつもと違う世界に迷い込んだような気持ちにさえなった。
人がいつもより小さく見え、街全体が見渡せた。
ちょうど屋上にいる時、消防車のサイレンの音がした。
サイレンの音のする方角を見ると黒く細い煙が立ち上っていた。
普段は地面の近くで生活をしているので、
そのように高い位置から見るたくさんの家々の屋根や
美しい街並みを見渡すこともなく過ごしていた為、
幼心に全世界が見えたような感覚に陥った。
それからかなりの年月が経ったある日の事、
横浜に高層階のホテルが建った。
そう横浜ロイヤルパークホテル【横浜ランドマークタワー】だ。
私はこのホテルに数回宿泊したことがある。
私が泊まった日は曇り空の時もあった。
そういう日は雲の上に客室があるような感じがして圧倒された。
宿泊日が天気の日は、
歩いている人々がとてもとても小さく見えて、
私もこのような小さな人間なんだなぁ~と思い、
自分自身に対する儚さをも味わうことができた。
このような経験をしてきた私だから話せる事。
私が思うに人生はあまりにも儚くも短い。
その中においてあくせくと汗を流して嫌な事をすることがいいことなのだろうかと今一度立ち止まってほしい。
嫌いな事をして生きていても、本当の人生とはいえない。
両親もご先祖さまもそんなことは望んでいないはず。
子孫や子供を苦しめる為にこの世に誕生させたわけではない、
これだけは断言できる
精一杯の勇気を振り絞り
思い切って一歩を踏み出して、楽しい時間を過ごしてほしい。
一歩が怖ければ半歩でも構わない。
みんなは無駄なことに怖がり過ぎている。
おぎゃあと生まれてから死ぬまで何十年あるの
嫌いな事や、嫌な人と関わることにどのような意味があるの
人生は一度きり。
来生なんてない
だから自分自身の人生を
自分で楽しませる努力をしましょう・・・ね