維新の道の噺③ | 面白きコトも無き世を面白く…するのは自分の心意気
~幕末の巨星~

幕末の始まりとも言える人物がいる。

長野県松代
松代藩藩士 佐久間象山
(さくましょうざん、もしくはぞうざん)

今にも伝わるその天才ぶりは幕末当時でも大いに世を騒がせた。
大砲の鋳造、ガラスの製造に成功したり、砲術や兵学に秀で、自ら開いた私塾には
勝海舟
吉田松陰
橋本左内
河井継之助
坂本龍馬
山本覚馬

など幕末を知る人なら倒幕派・佐幕派に関わらずその影響力の大きさを感じずにはいられない人物ばかりが学びに来ていた。

門下生であった吉田松陰が黒船に乗り込もうとした事件の責任を問われ一時


松代の高義亭に蟄居していたものの、その間も
高杉晋作
久坂玄瑞
中岡慎太郎
が訪ねて来たり、また象山を蟄居の身から解放すべく働きかけたのが
土佐藩主 山内容堂公
長州藩主 毛利敬親公
であったり、蟄居が解けた後、やがて徳川家最後の将軍となる
一橋慶喜公
に招かれ、これからの日本の目指すべき形を説いたり、来年の大河ドラマ『西郷どん』の主人公でもある
西郷隆盛
も明治維新後、象山との会話に影響されたと言う話を残している。

今、黒字で名前を書いた人物達は全て幕末期に、そして日本史にその名を刻む足跡を残した人物たちである。

もう書いてて変な汗が出るくらい幕末の重要人物ばかりです(笑)

そんな象山も京都で命を落とします。

時代の先を見る目を持つこのご仁の考えは当時外国を打ち払おうとする者達にとってとても邪魔でした。
白昼、京都の町中で開国を反対する者たちの手により暗殺されるのです。

しかし、その教えは倒幕・佐幕に関わらず幕末から明治を生きた門下生や関わった人達に大きな影響を与えました。

今回のスタンプラリーに松代は入っていないのですが、この人物を紹介せずして幕末は語れないと言うことで、以前松代に実際に立ち寄った時の写真と共にざっくりではありますが紹介させていただきました。

佐久間象山は沢山の逸話や発明も残しています。
もし興味を持たれた方がいましたら是非調べてみてください(^_-)