素浪人、伏見を行くの噺 新撰組 | 面白きコトも無き世を面白く…するのは自分の心意気
~壬生の狼~

伏見は幕末の末期、戊辰(ぼしん)戦争と呼ばれる約一年半に渡り続く新政府軍と旧幕府軍の戦いの幕開けの地でもある。

その幕末期最大の戦いにあの集団も当然のように参加する事になる。

清河八郎と言う策士に異を唱え、京都に残った浪士組
当初の人数はわずか13人。
幸いにも会津藩の預りと言う身分で京都滞在が許され、後に京都を治安を守る特別警察隊としての任務を与えられる。

京都の壬生に本拠地を置いたことから
浪士組➡壬生浪士組
と名乗りを変える。

主君への忠義を貫いた忠臣蔵の赤穂浪士の衣装に似せた隊服、集団の代名詞でもある
浅葱(あさぎ)色に白い山形模様の羽織

集団の『鉄の掟』として有名な

一、士道に背くまじき事
二、局を脱すること許さず
三、勝手に金策することを許さず
四、勝手に訴訟を取り扱う事を許さず
五、私闘を許さず

上記を守れぬ者には切腹を申し付ける

とした

『局中法度(きょくちゅうはっと)

烏合の衆である浪人達の集まりをこの法度により厳しく戒め、後の世で
幕末最強の剣客集団
と呼ばれるその組織こそ、次に紹介する事件により一躍幕末にその名を轟かす

新撰組

なのです。

と言うことで次回は烏合の衆とまだ世間から見られていた新撰組が幕末志士を震え上がらせる剣客集団となる最初の出来事

池田屋事件

の話です(^-^ゞ