茶道のお稽古備忘録


50代にして、高齢の先生のお話に惚れ込んだ私。

いったんご指導から引退されていたのに切望してお稽古が始まった😅


先生の娘さんが毎回遠方から来て準備を整えて下さり、お陰でお稽古が続けられている。


一年一年と足腰は弱られ、今回のお稽古は先生の体調のすぐれない中でもご指導下さった🥺


『あぁ、いつまでもお元気でいて下さると思っては行けない・・』

毎回のお稽古を当たり前と思わず、1回1回を大切にしなくては・・

しみじみと感じたのだった😢


60も過ぎてすぐに忘れるので、復習と記録は必須。

お花は

ムクゲ、シマザサ、ガクアジサイ

季節の和花は凛として美しい😍


先生は娘さんのいけられるお花のいけ方、選び方には納得されてなくて厳しく言われる😅

茶道初心者の私には十分なんだけどね😆


額は

『白雲自ずから去来す』


禅語から来ています。


以前は単に『白い雲が来て綺麗な景色だなぁ・・』とくらいにしか思っていなかったこのたった漢字五文字❗️

その意味を理解すると深いものがある。


雲が次から次へと湧き起こり去来しても、 山は元の姿のままそこにあるように、 これに気づくなら煩悩や妄想の雲に惑わされることはないとの事。


先生のお身体の状況を察し、これからのことを少し憂いた自分の動揺を表していると思ったよ😥


何があろうと、どんな状況でも今目の前に起きることに合わせて、『今を精一杯』やっていこう‼️

そう思えました😊


自然界の移ろいの中、今は雨音も激しく外は雨。


そんな中でも、こうやって凛と静かに咲いている花のごとく・・

自分を生きたいものですなぁ・・


香合は傘の形

開けると中は金箔が美しい🤩

今の季節に合わせた香合。

雨でもなんだか心踊りますね・・


沈香の香木も見せていただき、香ってみるとジメジメした季節も爽やかな気持ちになれる優しく甘い香り。


ホント茶道って奥深い。

お点前に行き着くまでに、すでに五感はフルに働きいつもながらに感動だよね🥹


お点前は、今回は『唐物』

これはね、今回一度では覚えきれない😓

ふくさのさばき方から全てが違ってるし💦


この脳みそには収まりきれなかった😅

改めて復習が必要だわ。


干菓子は・・

これまた貴重なお菓子を頂きました‼️

半夏生の葉で作る宝珠の姿をお菓子で描いた『半夏生の宝珠』という干菓子。
涼しげな笹に露のついたガラス⁉️の菓子器で。


この干菓子は特別なものらしく・・

京都の両足院というお寺のみに咲き、期間限定で公開され、また、その時のみに作られるという貴重なお菓子みたいです‼️


(両足院)

白い琥珀糖を三角形に組み立てて、中には緑のピスタチオを忍ばせてあり、噛むとシャリっとした食感に、ナッツの美味しさに甘さと甘味が口に広がって心踊ります。


主菓子は『氷室の節句』にいただくそうな、

『水無月』という和菓子。


先生のご友人が手作りされた貴重なお菓子も頂きました。こちらは写真撮り忘れ😥

こんなお菓子です❗️


そして錦玉(きんぎょく)

こちらも先生のご友人の手作り⁉️

お菓子だけでも、芸術品だわ🤩

本当に素晴らしい👏


お茶碗右側は『波車』

波車とは、平安時代に貴族の移動手段であった牛車の車輪を川の浅瀬に浸している景色を図案化したものです。

牛車の車輪は木製であったので、乾燥からの歪みなどを防ぐため、長く使用しないときには牛車から外して川の浅瀬に浸していました。この様子が雅びやかで風情あるものとされ、モチーフとして好まれました。


お点前 拝見は『盆点前』


短い時間に、先生からいただくお話や所作、そして五感を通じて入ってくる情報の数々。


それは本当に貴重で、私の小さな脳みそには納めきれない💦


帰ってからネットで調べたり、ノートに書き込んだりしながら、さらにそのありがたさを知る🙏


この貴重なひととき・・

大切に心にもとどめたい🥰