4月10日はお稽古を兼ねたお茶事でした。

お茶事は、お茶会と違って懐石、炭手前、濃茶、薄茶と茶道のフルコースなんです。


先生はご高齢で、お稽古を引退されていたにもかかわらず、私は先生のお人柄に惹かれて、お話だけでも聴きたいと無理を言って教えていただき始めました。


そんな中で、先生は心をかけてご指導下さっています。


毎回のお稽古の全ては『お茶事』の割稽古だから一通りの体験をすることが大切なのだそうです。


また、三月限定の『釣り釜』を使った体験もしてもらたいということで、わざわざ岡山のお茶室で一通りの体験をさせていただく機会に恵まれました。


とても楽しみにしていたので、旅行疲れもなんのその‼️

早朝から着付けに必死です。

着付けはまだまだ慣れないのでYouTubeのすなお先生のお世話になって止めながらやってます😆



なんとか着られました〜😊


常光庵に到着🚙


待合にて。


我が石井先生は足がお悪くてお点前が難しくなられたので、わざわざご友人の井上先生が来てくださり直接のご指導をいただきました🙏

腰掛けで出迎えを待ちます。


つくばいにて清めて

にじり口から入って、脱いだ草履を揃えます。


お軸は『瑞雲満高堂』

瑞雲が現れる高い堂の中に良い気が満るというお祝いの席にふさわしい句だそうですね。


先ずは初炭から。

井上先生の流れるような炭手前😍


そして懐石が始まります。

折敷(懐石に用いるお膳をおしきとよぶそうです)

飯、汁、向付




煮物


焼物、預け鉢


強肴(しいざかな)



小吸物、八寸と続き・・



最後は香の物、湯斗(ゆごう)


締めくくりは縁高に入れられた主菓子を。


お濃茶をいただきます。

釣り釜がゆらゆらと揺れるてとても優雅です。

先生が練られる濃茶は艶やかでとても美味しゅうございました😊


もし、私がお点前するとなると・・

揺れるお釜でお湯がこぼれたらどうしようとか、順番がわからなくなり、きっと舞い上がってしまうでしょうね😆

いつかはこんなふうに優雅にお点前ができるようになりたいものです😍


さて、次は一旦中立ちしてどらの音を聞いて入ります。


床の間は掛軸からお花に変えられています。


次は薄茶です。


今度は干菓子で薄茶をいただきます。


私は春らしく美しくも立派な器でいただきました。

復習も兼ねて写真を見返しましたが、お茶事はやっぱりすごい事ですね。


初心者にとっては本当に長い1日でした💦


下準備から片付けまで入れると、どれだけ大変なことでしょう😥


これほどの準備をしてお客様をおもてなすことができれば、何にでも通じるというか、日本人としてどこに行っても怖くないというか、本当に素晴らしい文化だなぁとしみじみと思いました。


奥が深すぎる😓


先生に長生きして頂いて、お茶事ができるように頑張ります‼️