ここ数日の父 | forget-me-not

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大腸癌末期の父→腹部大動脈周辺・肺転移→脳転移 残された時間は・・・
日々の症状や家族の思い、病院の対応等々綴りたいと思います。

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あれからの父はほとんど寝たきりで食べ物も飲み物も受け付けなくなって来ました。


早く点滴をと思っていましたが、癌末期では栄養点滴も良し悪しのようです。


でも明日の訪問看護で医師からの指示が出ていれば点滴をする予定でいます。


高カロリー輸液でなく、低カロリーの維持液です。


腎臓や肝臓の状態もおそらく悪化していると思われるので


高カロリーでは返って状態が悪化することが多いそうです。


また、胸の苦しさを訴えることが多く、苦しくて首をひっかいたりしています。


これは転移した肺の癌の憎悪でしょうね。


また痰が出始まると何度も何度も自力で出そうとしてとても辛そうです。


私は背中や胸をポンピングするしかなく、そのたびに自分の無力さを思い知らされてます。


トイレの回数も激減し、尿は一日に3、4回程度。


排便はここ数日なかったのですが、数日前に数口食べたものなのか


久しぶりに今日、ほんの少しだけ出ました。


トイレはまだ紙おむつでなく、車椅子でトイレにてしています。


神経質な父のこと、とてもベッドでは出来ないのでしょう。。。


まだ頑張っています。


そして、この間のように倒れてしまわないように数分で切り上げてベッドへ戻ります。


ここ1週間で急激な体力気力の低下・衰弱を感じています。


話をしていてもすぐうとうとと寝てしまい、夢うつつのような感じが多くなって来ました。


かと思うと、急に目を見開いて突然思い出したように


先日は、ブルーの手帳が引き出しにあるか見てくれと言われました。


未だ記憶はかなりあるので実際あった物なのだろうと思うのですが、見付からず。。。


父は最近こんなことをよく言います。


「目の前にあるものがすーーーっと無くなっていって、何も見えなくなってしまう。


みんな消えてしまって何も見えなくなってしまうんだ。


何もかもみんな、すーーーっと無くなってしまう。


力もすーーーっと無くなってすぐ眠くなってしまうんだよ。 おかしいね。」


そんなとても不思議な感覚を何度も感じているようです。


考えたくはないですが・・・・ そんな不思議な感覚を誰も最後は感じるのかなと思ってみたり。


父の驚くほど細くなってしまったしびれる左腕を揉みながら、そんなことを思うのでした。


状態は安定しています。 が、決して良くはありません。


あとどのくらい、生きられるのでしょうか。