太陽光発電など再エネについては、そのライフサイクル全体を見れば、ちっともCO₂削減に役立っていないと前回お話ししました。
それに対し、いやいや太陽光発電は、CO₂回収期間(生産、輸送、設置、メンテナンス、廃棄などライフサイクル全体で投入されるエネルギーと同じだけのエネルギーを節約できるまでに必要な期間)が一般的に1年から3年程度とされているのでは⁉
であれば、寿命が20~30年なので、経済的にも十分元がとれる⁉
という話もあります。しかしこれは、非常に甘い計算のもとでの話です。
実際のパネルの傾きや障害物の存在などの設置状況により発電効率は大きく作用されます。
さまざまなものがパネルを汚しますが、その定期的な清掃等の管理コストも馬鹿になりません。本体だけでなく周辺機器も定期点検や修理が必要です。
昨今多発している風雪害等の自然災害や設備自体から発生する災害(火災、土砂崩れ、有毒物質流出など)とその後始末(救助・復旧活動)などは織り込まれていないでしょう。
投じた費用は投じたエネルギー(CO₂排出量)を反映します。現実に投じる費用が膨らむ以上、そこには相応のCO₂が発生することになります。
それに、メガソーラーは、そもそも「森林伐採によるCO₂吸収源喪失」という大矛盾を抱えています。森林の伐採時にも、その工事で大量のCO₂を発生させているでしょう。
そしてなにより中国製パネルです。品質の信頼度は限りなく低いでしょう。表示内容と異なる発電効率、耐久性、有害物質の含有量等を覚悟する必要があります。
こうしたことまで含めて考えれば、実際上回収期間はとんでもなく長くなると考えるべきです。
また、メガソーラーにはリサイクル問題(リサイクル技術・能力の不足、誰が費用負担するのか)もあり、未だ解決の目途が立っていません。
これがうまくいかなければ、2030年代後半以降に大量のパネルが寿命を迎え、その廃棄による「最終処分場のひっ迫」や、パネルに含む有害物質による「環境汚染リスク」が懸念され、非常にまずい状況です。
リサイクル費用の負担は、太陽光パネルの設置者、あるいは製造・輸入業者の負担でと、検討が進められています。
しかし、特に製造は大半が中国系企業ですし、設置業者にも中国系や韓国系が相当いることから、リサイクル費用の負担が義務付けられれば、この連中は「トンズラ」しかねず、大量の「不法投棄」が生じる恐れがあるのです。
特定アジアに弱腰の日本政府は、泣き寝入りしてしまうのではないでしょうか。すべて日本人の負担。やりきれません。
風力発電も似たようなものです。さらにこちらは騒音・低周波による被害を発生させたり、設置場所によれば、気象観測あるいは自衛隊や米軍のレーダーに干渉し問題を引き起こします。
そもそもCO₂排出抑制という目的が無意味な上に、その使用には問題が多過ぎる太陽光や風力発電。これを広げていこうという政策は即座に止めるべきなのです。
ただし、今後もポスト化石燃料として、蓄電システムとともに研究は必要です。またすでに広がったこれらをうまく畳む上でもそれは必要でしょう。
すでに街灯などに利用されているように蓄電池とセットで、小消費電力機器の補助電源として使い道を広げることもありかと思います。家や工場に設置するのは避けるべきでしょう。火事が発生すれば消火が困難ですし、感電事故の怖れがあるからです。
いずれにしろ、再エネについては、その本来の目的(ポスト化石燃料)と現実に適った政策に切り替え、取り組んでほしいものです
我々は、脱炭素にかかる認識を新たにして、少しでもこれを正すべく声をあげること。
そして、こうした政策転換を掲げている政党、政治家を応援していく。そのために選挙には必ず行く。こうしたことを地味に、でもしっかりとやっていくしかないでしょう。