一昨日の午後は突然の雷雨があった。
雷の音を聞くと数年前の午後母がショートステイから帰ってきた時のことを思い出す。
その日は天気予報通り午後から雲行きが怪しくなっていた。介護タクシーで移動中はなんとか降られずに済んだけれど、部屋に入った途端にザーザー降りの雨と激しい雷。ギリギリセーフで母をベッドに移したところで、雷雨はいよいよ激しくなった。私は、ひとりで留守番している娘の様子を見に自宅にほんの少しだけ帰ることにした。
雷にトラウマがある妹は母と2人残されることをとても怖がっていた。雷はだんだんひどくなり、光ると同時に轟音が響いてきた。
ストレッチャーを片付けで帰ろうとした介護タクシーのドライバーさんに突然妹が聞いた。「この後急ぎの予約がなければ、姉が帰るまで居てもらえませんか?雷が怖くて〜」と。ドライバーさんびっくりした顔していたけれど、すぐに笑顔になって「次までまだ時間があるのでいいですよ」と言って、バルコニーの庇の下で雨宿りして待っていてくれたのだ。
すぐに私は戻り、妹と2人でドライバーさんに何度もお礼を言って帰っていただいた。
母の移動だけでなく、介護者の雷嫌 いにまで付き合ってくださった介護タクシーの方に本当に感謝した。
今でも突然の雷雨があると、あの時のドライバーさんを思い出す。