在宅介護の記録〜2005年11月9日から今日まで〜

在宅介護の記録〜2005年11月9日から今日まで〜

2005年11月9日くも膜下出血に倒れた母。その日から姉妹で在宅介護を続けてきました。今までそしてこれからのこと、あれこれ綴りたいです。

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震災の後、電力不足から計画停電が実施されました。数時間に及ぶ停電に備え私たちが頭を悩ませたのは母の経管栄養の時間をいつにするかということでした。


経管栄養の時はベッドの背もたれを挙げて少し起きた状態にして、終わった後30分間そのままの状態を保ちました。逆流したり、吐き戻したりするのを防ぐためです。ベッドの背もたれの上下は電動です。停電になってしまったら当然動かすことができません。

計画停電が母の食事時間と重なってしまうと、平らなまま経管栄養をしたり、経管栄養が終わったのに何時間か体を起こしたままにしなければなりません。どちらも母にとって負担が大きくなり、危険ですらありました。


そこで背中にクッション状のものを挟んで体を起こすことにしました。食事が終わったらクッション外せば平らな状態に戻すこともできます。

介護用品レンタル会社とも相談して選んだのがナーセントパッドでした。



手持ちのクッションとこの3つを組み合わせて母の背中を起こし、食後はそのまま30分ほど休息してからパッドを外して平らに戻すという方法で計画停電も無事に乗り切りました。


もっとも、食事時間と計画停電が重なったのは数回でしたが、、、