今年も11月9日が巡ってきました。今日で16年が過ぎたことになります。
母が倒れた時間が近づくとあの日あの時のことがフラッシュバックします。
2人の子供と向かっていた食卓。突然鳴る母からの電話。苦しそうな声。母のところに向かうために子供たちと乗り込んだ新車のVOXY。勝手口に回った時けたたましくなっていた沸騰したケトルの音。冷蔵庫の前に倒れている母。テーブルの上には鮭のムニエル。混乱する私の頭、、、頭に浮かぶかかりつけのドクターの名前、鎮痛剤、、、いやそんなのダメ、救急車だ!平静を自分に言い聞かせ、かける119番。
母が言った「すこしよくなってきた」「え、ほんと?」それが母と私の最後の会話。
思い出したくないのに今日は次々に頭に浮かんでしまう。苦しくなる。
あれから16年。私はだんだん母の歳に近づいていきます。もっともっと頑張っていきたい。母のため、家族のため、自分のために!