それぞれの戦争 | 因幡のファンタ爺スタ

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好きな言葉は 逆手に取る(笑)


ヘンは幼少の頃に両親なくしたから もしかしたら彼女に母親の幻影を感じたのかもしれない

二人は互いの過去を語るようになっていた。

わたしは高校生の頃拳法に目覚め 大学を中退して 帝国中を武者修行してまわったこともあるんです

帰ると父の逆鱗に触れ 近事(執事)の免許を取らないと家督を譲らないと言われて仕方なくとった免許でした

その後拳法の腕を生かし白兵戦技を鍛え上げる教官になり以来去年まで軍に奉職してまいりました。

しかし去年 娘夫婦が始まった戦争で従軍
戦艦ごと吹き飛ばされ
二人とも還らぬひとに

私の家系は代々軍に仕えてきました 娘に軍の職につくように勧めたのも私

ですが あんな死に方をするとは…
わかっています
給料をもらっている我々が真っ先に戦わなければならないことは…

でも白兵戦技を鍛え上げても艦ごと吹き飛ばされては…
あまりの出来事に 職を続ける心が折れた私は 職を辞し
最前線のこの艦隊に来た訳です

遠い昔にとった免許があったのを思い出し 名簿に名を連ね
下級兵士と同じ職へ

ところが 配属された先では
口々に
あんた運がいいよ!
と言われ 死なずにこれたわけです
そして10日ほど前 信じれない依頼があったわけです。

ヘンは従軍しているひとりひとりに物語がわあるのだなと思った。

そして数日の後 ヘンのもとにとんでもない知らせが

なんと敵が回廊が通過できる最大跳躍質量の三千隻の戦艦でもって
アルデバランを制圧にやってくるの報

ヘンは幹部の皆を集め会議をするが
病院船のようなアルデバランを庇いながら戦うのは無理との見方が強かった。

我々が無傷で 敵を殲滅させる方法がひとつある

閣下 まさかそれは?

アルデバラン要塞を破壊する!

それはヘンがソマリ星系の歴史に姿を現した瞬間だった。