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一人暮らししていた娘が
久しぶりに帰ってきた
なにやら大切な話があるらしい
今借りている部屋は家賃が高く
貯金が貯まらない
友人(女子)とルームシェアして
貯金をしたいとのことだった
貯金額を増やしたいのであれば
支出を減らせばよいのであって
ルームシェアには賛成ではなかった
トラブルが起こる気がするからである
生活時間が違うから大変
気を使うから大変
通勤が遠くなるし
他に目的があるんじゃないの？
実家に戻ってきたらいい
そもそもルームシェアをしたところで貯金はできるのか？
そんな話をした
娘はいくら貯金したいか、何に使いたいか具体的に考えていて、決意は固かった
心配は尽きないが それならやってごらんと私は言った
夫は断固反対の態度をとり、こういう時は何を言っても意見が翻ることはない
娘と夫の無言の時間が流れ、娘は泣きながら帰って行った
わかってくれない親！
娘はそう思っただろう
私は夫の気持ちを代弁して娘にラインを送った
お父さんは心配しているのよ
私たちが何を言ってもあなたは行動するでしょう
そのことを秘密にしないでほしい
私たちはあなたの応援団です
だから何かあったらすぐに相談してほしい
あなたの力になりたいから
そんな内容で
きっと夫は自分の手の届かないところに行こうとする娘が心配でしょうがないのだと思う
私も、友達と話す前になぜ相談してくれなかったのか、それが悲しいと娘に言った
返答はなかったけれど、言うとぐちゃぐちゃに握り潰されそうだと思ったのだろう
20代半ばの娘のすることにいちいち親が干渉することもないのだけど、気軽に言い合える関係がどれだけ素晴らしいことか
人生の先輩として
娘を愛する者として
個を認める
ことの大切さを学んだ
反対したところで人は生きたいように生きる
そんな風に生きれる娘にエールを送るとともに
幸多かれと祈るばかりである
夫に「自立しようとする娘は頼もしいね！」と言っときには、怒りがおさまっていたようだ🍀
仕事をしている子供達
悩むことも多いだろう
ゆっくり話を聴く時間をと家族旅行を計画している
家族旅行って何年ぶりだろう
楽しみである
