思春期の子供とのコミュニケーションは、コーチングで。

 

 

  1、体力があるかどうか

 

塾の授業中

 

生徒を観察するポイントが

 

いくつかあります。

 

 

 

まずは、集中力を

 

どれくらい保てるかを

 

良く見ています。

 

 

 

集中力は、

 

体力と精神的な忍耐力(我慢強さ)と

 

かなり関係が深く、

 

 

 

基礎的な体力がなければ

 

疲れやすくて

 

集中も我慢も続きません。

 

 

 

また、

 

生まれつきの気質で

 

周囲の状況を敏感じて

 

気が散ったり

 

 

性格的に

 

ソワソワしてたり

 

イライラする要素があると

 

これも集中を保つのが難しいです。

 

 

 

  2、話し方と声のトーン

 

大人は本心を偽って

 

振る舞うことができますが

 

社会の荒波に揉まれていない子供なら

 

自分を偽ることに慣れていませんので

 

本心が動作に現れやすいです。

 

 

 

 

私は子供たちの言う言葉を

 

半分しか信じていません。

 

 

 

それは

 

子供の人間性を疑っているのではなくて

 

まだまだ言葉による表現力が乏しく

 

適切に状況説明ができないからで

 

子供の言葉をそのまま鵜呑みにすると

 

正しい状況判断ができなくなるからです。

 

 

 

むしろ体の動きから

 

言葉の裏側にある心理を

 

読み取るようにしています。

 

 

 

 

この心理を読むスキルは

 

コーチングの中でも

 

超ハイレベルなものですが

 

 

声のピッチ(高さ)の変化、

 

話す速さ、

 

フィラーの使い方

 

(あ〜、んー、えーっと

 

それで〜、やっぱり〜などの繋ぎ言葉)

 

に変化があると

 

そこに隠された本心があります。

 

 

 

ここに典型的な例を挙げておきます。

 

 

 

元野球選手の清原さんの動画ですが

 

薬物疑惑の質問について

 

本当のことを語らず

 

” しっかり ” 嘘をついていました。

 

 

 

私はこ丁度の番組を見ていたのですが

 

クスリをやってるかどうか

 

質問されるまでは

 

会話のキャッチボールが

 

スムーズだったのが

 

 

質問された途端に

 

会話のリズムが狂い、

 

言葉と言葉の間に

 

一瞬間が空いたりしました。

 

 

 

自分のことを話しているのに

 

声の調子も変わって

 

生唾まで飲んでいたので

 

「あぁ、これ、やってる可能性高いなぁ」

 

と思って見ていました。

 

 

 

声の調子をコントロールできるのは

 

声優さんや俳優さんじゃない限り

 

素人には、ほぼ無理です。

 

 

 

清原さんは素直な性格だと思いますので

 

嘘をつくのが苦手なのでしょう。

 

 

 

皆さんもこの動画を見れば

 

清原さんの会話の変化に

 

何となく気づくかと思います。

 

 

 

 

前半の動画と後半の動画では

 

会話のリズムが異なっているのを

 

チェックして

 

違和感を捉えられるように

 

練習してみてください。

 

 

 

 

 

子供なら尚更のことで

 

声の調子をコントロールすることは

 

ほとんど不可能です。

 

 

ですから、もしお子さんの

 

話し方や声のトーンが変わったら

 

その会話の裏に何かがありますから

 

コーチングの質問のスキルを使って

 

本音を引き出してもらえたらと思います。

 

 

 

 

  3、日々観察あるのみ

 

子供は日々変化しています。

 

 

 

先週まで全くやる気がなく

 

勉強しなかった生徒が

 

「先生、早く勉強しよう!」と

 

突如として積極的になったり

 

 

逆に入試が終わって

 

一気に燃え尽きてしまうこともあったり

 

子供たちの気持ちや考え方は

 

成長と共に

 

コロコロと変わっていきます。

 

 

 

体の変化はもちろん

 

おしゃれに気を使ったり

 

持ち物にこだわるようになったり

 

意識の変化も起こります。

 

 

 

この変化の中に

 

子供たちの特性や才能が

 

見え隠れしているので

 

それを見つけてあげるのは

 

大人の役目です。

 

 

 

大人が

 

「あなたの〇〇が凄いですよ!」

 

と子供に伝えてあげることが

 

大切です。

 

 

 

それが出来るようになるには

 

普段から丁寧に観察するしかなく

 

小さな変化も見逃さないことが

 

子供を上手く導く方法なんです。

 

 

 

まとめると・・・

 

 

1、体力があるかどうか、疲れてないかどうか

 

2、言葉の裏側にあるものを常に探る

 

3、日々の小さな変化を見逃さない

 

 

 

これが私がいつも大切にしている

 

観察ポイントです。

 

 

ぜひ皆さんも

 

子育てに活用してみてください。