新しい時代の教育に関する話題を取り上げています。子供一人一人の個性を大切にし、偏差値至上主義からの脱却を目指して、誰もが幸せになれる知識を提供します。
以前の記事で、私たちを取り巻いている環境には、人間の思い通りにならないものがたくさんあるという話をしました↓『子供たちとの会話から考える「脳化社会」』理科の生物分野を教えるとき、私は塾生たちに、必ずいくつかの質問をします。森の中に入ったことがあるか。虫取りをしたことがあるか。野生の動物を実際に見たことがある…ameblo.jp先日の熊本での地震。自然災害は人間の思い通りにならない典型的な出来事です。私たちは都会のような暮らしをしていると、その自然について忘れてしまうことがあります。教育について考える子どもは自然である思いどおりに育てようとする教育への疑問私たちは、子どもに対して、勉強をさせれば、成績が上がるはず良い学校に入れば、将来は安心できるはず正しい子育てをすれば、理想的な人間に育つはずと考えがちです。しかし、本当に子どもは、大人の思いどおりに育つのでしょうか。私は、子どもは自然と同じような存在だと考えています。都会は人間の頭の中を形にしたもの現代社会は、ああすれば、こうなるという考え方によって発展してきました。道路や建物、鉄道、商業施設など、都会にあるものの多くは、人間が目的を持って計画し、設計したものです。その結果、私たちの生活は便利で安全になりました。一方で、木々、草、川、沼、虫、動物など、人間の計画どおりに動かないものは、邪魔なもの、扱いにくいものとして排除されやすくなりました。自然を管理し、思いどおりに動かそうとする考え方が、当たり前になっているのです。子育てにも入り込む管理の発想この発想は、子育てや教育にも入り込んでいます。勉強をさせれば、学力が上がる。塾に通わせれば、志望校に合格できる。進学校に入れば、良い人生を送れる。そのように考え、子どもを一定の方法によって、望ましい結果へ導こうとします。もちろん、勉強や教育に意味がないわけではありません。学ぶことで知識が増え、適切な指導によって能力が伸びることもあります。しかし問題は、この方法を使えば、必ずこの結果になると考えてしまうことです。子どもを一人の人間ではなく、操作すれば結果が出る対象として見てしまうのです。学力や学歴は人生の価値なのか経済学者の成田悠輔さんは、米国の選抜高校に進んだ生徒と、わずかな点差で別の高校に進んだ生徒を比較した研究を紹介しています。両者はもともとの学力が近いと考えられますが、その後の学力などには、大きな差が見られなかったとされています。進学校に入ったから優秀になったというより、もともと学力の高い生徒が進学校に集まっていた面が大きいのではないか、ということです。この結果を、すべての学校や生徒にそのまま当てはめることはできません。しかし、偏差値の高い学校に入ることが、その人の人生を決定するわけではないという点は、考える必要があります。学力や学歴は、人生に役立つ要素の一つです。しかし、それは人間の価値そのものではありません。良い学校に入れれば、良い人生になる。勉強をさせれば、将来は安泰になる。そのような考え方によって、子どもに過度なプレッシャーを与えていないか、私たちは見直す必要があります。子どもは設計図どおりには育たない自然の川は、堤防やダムによって、ある程度管理することができます。しかし、大雨や雪解け水によって、予想を超える流れになることもあります。森や海、生き物も同じです。人間が完全に支配することはできません。子どもの成長も、それによく似ています。学ぶ環境を整えたり、生活習慣を教えたり、必要な支援をすることはできます。何に興味を持つのかどの分野で力を発揮するのか誰と出会うのかどのような道を選ぶのかそのすべてを大人が決めることはできません。子どもは、大人が設計図どおりに組み立てる製品ではないからです。大人の役目とは何か子どもは自然なのだから、何もしなくてよいということではありません。ある程度の「手入れ」は必要です。危険から守り、生活習慣や基礎的な学力を身につけさせることです。ただし、環境を整えることと、成長の形を決めることは違います。植物に水や光を与えることはできても、どの方向に枝を伸ばし、いつ花を咲かせるかまで決めることはできません。子どもも同じです。大人や先生の役目は、理想の形を押しつけることではありません。その子が何に関心を持ち、何が得意で、どのような環境で力を発揮するのかを見つめることです。そして、子ども自身が自分の能力に気づき、それをどのように伸ばしていくのかを、一緒に考えることです。子どもは、管理し、完成させる対象ではありません。子どももまた、思いどおりにならない自然の一部です。その事実を受け入れるところから、本当の教育が始まるのではないでしょうか。
中国のとあるテック企業が開発したデジタル黒板。数学の問題を理解するのに、これは便利です!とにかく下のYouTube動画を見てください!AI smart blackboard showcased at WAIC 2026At the World Artificial Intelligence Conference (WAIC) 2026 in Shanghai, Chinese tech company iFlytek unveiled its latest AI Smart Blackboard, powered by its...www.youtube.com先生が学校の授業で使うには、本当に素晴らしいデバイスだと思います。これに近いものは、すでに中国の学校では取り入れられていますが、これはもっとハイテクになった感じですね。日本の学校は、未だに先生が黒板にチョークで、でっかい三角定規と分度器を使って、グラフを描いてるのでしょうか?特進アカデミーでは、もうさすがにそれはやってません。簡単なグラフの説明なら手書きでもいいですが、しっかり教える時は、AIで正確な図を書き出しています。さらにこの動画のように、図形を自分の手で動かして確認できるようなアプリを即席で作ることさえできます。手書きの図だったり、参考書に描かれてある「動かないアナログな図」を見ても、よく理解できな事があります。ですが、図形アプリを使って図を回転させたりして、いろいろな角度から見られるようにすると、イメージがとても湧きやすくなります。やはりリアル感がないと、記憶もなかなか定着しないですから、自分で図形を動かせると別次元の学びができますね。この動画の黒板の機能は、AIにとってはそれほど難しいプログラミングではなさそうですが、アイデアが素晴らしいですね。私も頑張れば同じようなものを作れそうです。特進アカデミーAI部門「AIイノベ塾」のHPが新しくなりました↓
特進アカデミー YouTube中学国語文法シリーズが完成しましたYouTubeとAIで学ぶ、新しい勉強法特進アカデミーのYouTubeチャンネルに、中学国語文法のシリーズ動画が完成しました。第1回の動画はこちら動画を視聴する 解説・例題・問題で理解するこのシリーズは、次の流れで学習できるように作っています。1 解説で基本を理解する 2 例題で考え方を確認する 3 問題を解いて定着させる 動画を見るだけで終わらせないこのシリーズのもう一つの特徴は、ChatGPTやGeminiなどのAIと組み合わせて学習できることです。AIに動画のURLを伝え、動画の内容をもとに問題を作ってもらうことで、見る学習から、考えて答える学習へ発展させることができます。AIへの指示例この動画の内容から確認問題を作ってください一問ずつ出題してください間違えた問題と似た問題を作ってくださいAIは使い方が大切ですAIは、答えをすぐに聞くためだけに使うものではありません。問題を作らせたり、間違えた原因を分析させたりすることで、学習効果を高めることができます。特進アカデミーでは、塾生たちにAIの操作方法だけでなく、勉強に役立つ使い方を教えています。私の体感でも、AIを上手に使っている生徒は、記憶の定着がよく、学習の進み方も速いです。YouTubeとAIを組み合わせた学習へ動画で学び、AIで問題を作り、自分の弱点を見つけて復習する。この学習方法が、これからのスタンダードになると考えています。特進アカデミーでは、AI学習の無料体験授業も行っています。AIを勉強にどう使えばよいか分からない方は、ぜひ一度体験してみてください。
理科の生物分野を教えるとき、私は塾生たちに、必ずいくつかの質問をします。森の中に入ったことがあるか。虫取りをしたことがあるか。野生の動物を実際に見たことがあるか。すると、都会で育った子どもほど、「ほとんどありません」という答えが返ってきます。これは、子どもたちが悪いわけではありません。身近な場所に自然がなければ、自然と触れ合う機会が少なくなるのは当然のことです。■札幌にも自然があふれていた頃私は札幌で育ちました。今でこそ札幌は大きな都市になりましたが、私が子どもの頃は、今よりもずっと身近なところに自然がありました。夏になれば、セミがやかましいほど鳴いていましたし、夜になると、カエルの鳴き声があちこちから聞こえてきました。少し山や水辺に入れば、ザリガニやエゾサンショウウオ、川カジカがいました。トンボやチョウも、さまざまな種類が飛んでいました。ヘビ、キツネ、エゾリス、キツツキ、カッコウ。ごくまれに、ヒグマの話を聞くこともありました。人間の暮らしのすぐそばに、たくさんの生き物がいたのです。しかし、開発が進んだ現在では、山の虫や水辺の生き物を見かけることが、ずいぶん少なくなりました。そんな昔の話を塾生たちに聞かせると、ときどき、こんな言葉が返ってきます。「虫とか動物って、邪魔じゃないですか?」「それって、必要なんですか?」その言葉を聞くと、私は少し残念な気持ちになります。同時に、「ああ、やはりそう感じるのか」とも思います。■自然の大切さを知識として学んでいても学校でも、自然や生態系の大切さについては教わっているはずです。しかし、自然について知識として学ぶことと、実際に自然に触れることは、同じではありません。土の匂いをかいだことがある。虫に驚いたことがある。川の水の冷たさに触れたことがある。そうした経験がほとんどなければ、自然がどのようなものなのかを実感することは難しいでしょう。これは、子どもだけの問題ではありません。多くの大人にとっても、自然は、「よく分からないもの」「扱いにくいもの」「思い通りにならないもの」として捉えられているのではないでしょうか。■都会から取り除かれていくもの都市の中を見ていると、そのことがよく分かります。大きな木があると、落ち葉が増えて困る。石ころや雑草があると、邪魔だと感じる。公園では草が短く刈られ、落ち葉もきれいに片づけられます。空き地に雑草が生えていると、管理が行き届いていないとして、所有者に苦情が入ることもあります。もちろん、安全や衛生、暮らしやすさを守るためには、一定の整備や管理が必要です。すべてを自然のままにしておけばよい、という話ではありません。しかし、私たちはあまりにも簡単に、「人間にとって都合が悪いものは取り除く」という発想に傾いてはいないでしょうか。自然を取り除き、土地を平らにし、家や道路、ビルを建てる。そのような大人たちの行動を子どもが日常的に見ていれば、「自然は必要のないもの」「自分たちの生活とは関係のないもの」と考えるようになっても、不思議ではありません。■なぜ自然を自分と切り離すのかでは、なぜ私たちは、ここまで自然に手を加えるのでしょうか。場合によっては、森や川、生き物の暮らす場所を壊してまで、自分たちにとって都合のよい環境をつくろうとします。私は、この背景には現代の教育や社会の価値観も関係していると考えています。現代社会では、理屈で説明できるもの、効率を高められるもの、情報として整理できるもの、利益につながるものが重視されます。一方で、人間の思い通りにならない虫や動物、森、川、海などは、「人間とは別のもの」「扱いにくいもの」「必要性の分からないもの」として切り離されがちです。自然と自分の暮らしが、どこでつながっているのか。そこまで考える機会が少なくなっているのではないでしょうか。私は、そのことを象徴している言葉の一つが、環境問題という言葉だと思っています。もちろん、環境問題という言葉そのものが悪いわけではありません。環境を守るために必要な言葉でもあります。ただ、その言葉の背景には、「人間がいて、その周囲に環境がある」という考え方が含まれています。つまり、人間と自然を分けて捉えているのです。しかし、本来、人間は自然の外側にいる存在ではありません。私たち自身も、自然の一部です。■食べたものが自分の体になるそこで私は、子どもたちに、こんな質問をします。「田んぼのお米も、畑の野菜も、全部自分たちの体になっているんだけど、分かっている?」すると最初は、多くの子どもが、「何のことだろう」という顔をします。私たちの体は、最初から今の大きさだったわけではありません。始まりは、肉眼ではほとんど見えないほどの小さな受精卵です。そこから数十キログラムの体へと成長していきます。では、その体をつくった材料は、どこから来たのでしょうか。言うまでもなく、私たちが食べてきたものです。田んぼで育ったお米。畑で育った野菜。海で取れた魚。家畜から得られた肉や卵。それらが消化され、吸収され、私たちの血液や筋肉、骨、皮膚になっています。つまり、田んぼのお米や畑の野菜は、将来の自分の体になるものなのです。この話をすると、子どもたちはハッとします。食べたものが自分の体になっていることは知っていても、その意味を深く考えたことはなかったのでしょう。■米や野菜を育てているのは誰か次に私は、お米や野菜がどのように育っているのかを説明します。作物が育つためには、土と水、太陽の光が必要です。そして、土の中に養分がなければ、作物は十分に育ちません。その土壌を支えているのは、菌類や微生物、虫などの小さな生き物たちです。落ち葉や動物の死骸、排せつ物などが分解され、再び土の養分になっていきます。その循環の中で、植物は育っています。もちろん、農家の方々の知識や技術、日々の努力がなければ、私たちは安定して農作物を手に入れることはできません。ただし、人間が何もないところから米や野菜をつくり出しているわけではありません。人間は、土、水、光、微生物、昆虫などがつくる自然の仕組みを利用しながら、作物が育ちやすいように管理し、手助けをしているのです。自然の力がなければ、どれほど優れた技術があっても、食べ物をつくり続けることはできません。■食べ物はスーパーで生まれるのではないしかし現代では、お米や野菜がどのように育っているのかを、あまり意識せずに生活することができます。特に都会では、田畑や生産現場を見なくても、スーパーやコンビニに行けば、いつでも食べ物が並んでいます。そのため、食べ物がどこから来たのかを考えなくても、日常生活が成り立ってしまいます。もちろん、子どもたちが本当に、「食べ物はスーパーでつくられている」と信じているわけではありません。しかし、実感としては、それに近い状態になっているのかもしれません。畑で何が起きているのか。天候によって収穫量がどう変わるのか。どれほど多くの人が生産や運搬に関わっているのか。そうした過程が見えないまま、完成した商品だけが目の前に現れるからです。■頭の中でつくられたものに囲まれる社会都会は、人間が頭の中で考え、設計したもので埋め尽くされています。道路、建物、信号、電車、コンビニ、スマートフォン、インターネット。その多くは、「ああすれば、こうなる」という人間の計画によって動いています。ボタンを押せば電気がつく。注文すれば商品が届く。蛇口をひねれば水が出る。お金を払えば食べ物が手に入る。こうした環境の中で暮らしていると、世の中のすべてが人間の計画どおりに動いているように感じてしまいます。そして、計画どおりに動かない自然は、「不便なもの」「効率の悪いもの」「邪魔なもの」として見られやすくなります。このように、人間が頭の中で考えたものによって社会が覆われ、現実の身体や自然とのつながりが見えにくくなっていく状態。これが、養老孟司さんのいう脳化社会という考え方です。■都会は都会だけでは生きられない都会は、それだけで独立して存在しているわけではありません。地方でつくられた米や野菜、肉、魚が運ばれてくることで、都会の生活は成り立っています。水や電気、燃料なども、都市の外側にある自然や施設によって支えられています。もし、その供給が止まれば、都会の機能は短期間で大きく揺らぎます。しかし、普段の生活の中では、そのつながりを意識する機会がほとんどありません。そのため、都会だけで社会が完結しているかのように錯覚してしまうのです。虫や微生物、土や水、農村や漁村。一見すると自分の生活とは関係がないように見えるものが、実は私たちの命を支えています。自然は、人間の周囲に置かれた飾りではありません。私たちは、食べること、呼吸すること、水を飲むことを通して、今この瞬間も自然とつながっています。■思いどおりにならないものを学ぶ意味「ああすれば、こうなるはずだ」その考え方は、科学や技術を発展させるうえで、とても重要です。しかし、現実の世界には、人間の思いどおりにならないものも数多く存在します。生き物、自然、身体、そして人の心も、その一つです。自分の考えが及ばないものを無視したり、思いどおりにならないものを排除したりする姿勢は、自然との関係だけに現れるものではありません。私は、この問題が現代の教育のあり方とも、深く関係していると考えています。そのことについては、また次回、考えてみたいと思います。
同じものを見ても、同じようには見えていない私たちは、同じものを見れば、相手も自分と同じように受け取っていると思いがちです。同じリンゴを思い浮かべているとは限らないたとえば、誰かが「リンゴ」の話をしたとします。その瞬間、多くの人の頭の中にはリンゴが浮かぶでしょう。しかし、そこで思い浮かべているリンゴは、本当に同じでしょうか。真っ赤なリンゴを思い浮かべる人もいれば、少し黄色がかったリンゴを思い浮かべる人もいます。大きいものもあれば、小さいものもあります。カットされたリンゴや、木になっている状態を想像する人もいるはずです。同じ「リンゴ」という言葉を聞いていても、頭の中に浮かぶイメージは一人ひとり異なります。これは、勉強においても同じです。答えが同じでも、考え方は同じではないたとえば、「1+1」という計算を見れば、多くの人は答えが「2」だと考えます。しかし、その答えにたどり着くまでのプロセスは、必ずしも同じではありません。数字だけを見て機械的に処理する人もいれば、リンゴが一つずつある場面を思い浮かべる人もいます。過去の反復練習から、反射的に答える人もいるでしょう。十進法では 1+1=2二進法では 1+1=10さらに視点を変えれば、十進法では「2」となる答えも、二進法では「10」と表現されます。同じ問題を見ていても、頭の中で使っている知識やイメージ、考え方は決して同じではないのです。同じ授業を受けても、理解の仕方は異なる子どもたちに勉強を教えていると、この事実を強く実感します。もし、すべての子どもが同じ頭脳を持ち、同じ説明を同じように理解できるのであれば、同じ授業を受けた子どもたちのテスト結果は同じになるはずです。しかし、現実にはそうなりません。一度の説明ですぐに理解できる子もいれば、時間がかかる子もいます。何度か形を変えて説明されて、初めて納得できる子もいます。理解の違いに影響するもの知識経験言葉の理解度興味や関心記憶の仕方注意の向け方それは、単純な能力の差ではなく、それまでに身につけてきた知識、経験、言葉の理解度、興味、記憶、注意の向け方など、さまざまな背景の違いが影響しているからです。正解したから、理解しているとは限らないたとえ子どもがテストで正解を書いていたとしても、私とその子が、まったく同じ認識で問題を捉えていたとは限りません。答えが同じだからといって、考え方まで同じだとは言えないのです。逆に、間違えたからといって、何も理解していないわけでもありません。途中までは正しく考えていたのに、最後の計算だけを間違えたのかもしれません。問題文の言葉を、指導者とは違う意味で受け取っていたのかもしれません。記号の意味を誤解していたり、過去に覚えた別の解き方と混同していたりすることもあります。だからこそ、指導者にとって大切なのは、「正解か不正解か」だけを見ることではないと思っています。この子は、どのような視点で問題を見ているのか。どの言葉を、どのような意味で受け取っているのか。どこまでは理解できていて、どこから認識がずれているのか。それを探ることが、指導の出発点になります。方程式が理解できない本当の理由たとえば、「x-1=2」という方程式を考えてみましょう。x-1=2両辺に1を足すx=3方程式を理解している大人であれば、両辺に1を足して「x=3」とすぐに答えを出せます。しかし、ある子どもにとっては、そもそも「x」という文字がなぜ数字として扱えるのかが分かりません。文字なのに、なぜ3と同じものとして扱えるのか。左側にあった1を、なぜ右側に移動させてよいのか。そうした疑問や、納得できない感覚を抱えている可能性があります。これは、単に演習量が足りないからとは限りません。「文字が数を表す」という代数の考え方や、「等号は左右の値が等しいことを表す」という基本ルールが、まだ十分に腑に落ちていない証拠かもしれないのです。その状態のまま「できないのだから何度も繰り返しなさい」と指示しても、子どもは意味を理解しないまま、手順だけを丸暗記することになります。やがて答えは出せるようになるかもしれません。しかし、それは本当に「方程式を理解した」と言えるのでしょうか。反復練習の前に、つまずきの原因を見るもちろん、反復練習そのものが悪いわけではありません。基本的な計算や漢字、英単語など、繰り返すことで定着する知識もあります。ただし、つまずいている原因を確認せずに、同じ問題を同じ方法で何度もやらせるだけでは、根本的な解決にはなりません。何度繰り返しても同じところで間違えるのなら、練習量を増やす前に、その子が「どのように問題を解釈しているのか」を確認する必要があります。同じ環境なら、同じ結果が出るという思い込み大人は無意識のうちに、「子どもたちは同じ教材を使い、同じだけ努力すれば、同じように成績が上がる」と考えてしまいがちです。そのため、周囲の子より成績が低いと、「勉強不足」「努力不足」「集中力不足」といった言葉で片付けたくなります。「みんなが頑張っている塾に入れば、我が子も勉強ができるようになる」「進学校に入れば、周囲に刺激されて自然に成績が上がる」「有名な教材を使えば、同じような結果が得られる」こうした期待にも、「他の子に効果があったのだから、我が子にも同じ効果があるはずだ」という思い込みが潜んでいます。しかし、人間の頭の中は、一人ひとり違います。知っている知識も違えば、言葉の捉え方も違います。理解しやすい説明も、納得するまでに必要な時間も異なります。教育は、工業製品を作る作業ではありません。同じ材料を使い、同じ工程を通せば、同じ完成品ができあがるというものではないのです。子どもを教材に合わせるのではなく、指導を子どもに合わせる子どもが決められたカリキュラムや教材に、無理やり自分を合わせることだけが教育の正解ではありません。本来は、指導する側が子どもの考え方や理解度を見極めながら、説明の仕方や学ぶ順番、問題の難易度を調整していく必要があります。間違いは、貴重な手がかり「間違い」は、子どもが怠けている証拠ではありません。その子が今、どのように世界を見ているのかを教えてくれる貴重な手がかりです。一人ひとりに合わせた教育の始まり指導者が見るべきなのは、マルやバツの数だけではありません。その答えにたどり着くまでに、子どもが何を見て、何を考え、どこで迷ったのか。そこに目を向けることこそが、一人ひとりに合わせた教育の始まりなのだと思います。
最近、教育の在り方について深く考えさせられる二つのニュースがありました。公文式教室のトラブルから見える、従来型学習の限界一つ目は、公文式教室の運営トラブルに関する報道です。指導者の引き継ぎがうまくいかず、突然教室が閉鎖されるなどして、生徒や保護者が大きな混乱に巻き込まれる事態に発展しました。私はこのニュースから、単なる運営体制の不備にとどまらない、従来型の学習システムが抱える限界を感じました。もちろん、基礎的な反復練習は、学力向上に有効な面もあります。しかし、本当にその学習方法が『一人ひとりの状態に最適化されているか』という点には疑問が残ります。大勢の生徒が同じ手順でプリントを進める形式では、子どもがどこでつまずいているかだけでなく、その日の心理状態まで細かく把握することは困難です。子どもは大人以上に、日々の感情に学習の質を大きく左右されます。友達とけんかをして深く落ち込んでいる日や、家で叱られて全く勉強どころではない精神状態の日もあるでしょう。心がそのような不安定な状態にある時に、ただカリキュラムで決められているからと無機質なプリント学習を強いられても、知識が頭に入らないどころか、ますます勉強に対する拒絶反応を生むことすらあります。学習効果を上げるには、こうした日々の心の揺れ動きにまで寄り添う必要があります。実際に、私の教え子にもこんなケースがありました。その子が以前、公文に通っていた時のことです。国語の問題でつまずいてしまい、なんと『3ヶ月間も同じプリントをやらされていた』というのです。私はこれを、指導の怠慢だと言わざるを得ません。3ヶ月も同じところで止まっているのなら、教材のレベルや説明の仕方、前提知識、あるいは本人の心理状態など、見直すべき点はいくらでもあるはずです。このニュースで保護者からは「子供を置き去りにしている」という話も出てるようですが、私は当初から公文の学習システムそのものの中に「子供を置き去りにしている要素」が含まれていると思っています。このようなことが平然と起こりうる事実そのものが、システムが『カリキュラム優先』になっており、子供よりも利益優先で考えているのではと疑ってみてしまいます。決められたカリキュラムに子どもを無理に合わせるのではなく、子どもの特性や状況に合わせて学び方を変える『本当の個別最適化』が求められています。高1のAI悪用事件から見える、現代的な学びの可能性と危うさ二つ目のニュースは、15歳の高校1年生が生成AIを用いて不正プログラムを作成し、逮捕された事件です。対話型AIである「ChatGPT」を活用して自作のプログラムを高度化させ、動画配信サービスで数万人規模の強制退会を引き起こしたとされています。他者に被害を与えるサイバー犯罪は決して許されるものではありません。しかし、『AIは危険だ』と単純に切り捨てるべきではないとも感じます。この生徒は小学生から独学でプログラミングを学び、AIを駆使して自ら知識を深め、実践していました。自分で調べ、試し、AIに質問してさらに開発を進めるというアプローチ自体は、これからの時代に不可欠な『極めて現代的な学び方』そのものです。決定的に欠けていたのは、その高度な技術を「何のために使うべきか」という倫理観や法的な判断力でした。技術を使いこなす力はあっても、社会的なリテラシーが追いついていなかったのです。これからの教育に必要なものこれら二つのニュースは、今後の教育が向かうべき道を明確に示しています。一つ目のニュースが示すように、決められたカリキュラムに子どもを無理に合わせるだけの『従来型の反復学習』は、もはや時代遅れと言わざるを得ません。これからの時代に本当に必要なのは、一人ひとりの才能や理解度、さらには心理状態までを見極め、柔軟に対応する『AIを使った個別最適化学習』です。しかし、二つ目のニュースが警鐘を鳴らすように、テクノロジーの力だけで教育が完結するわけではありません。AIがどれほど優秀な知識の提供者になろうとも、その強力な技術を正しく安全に使うための『倫理観』や『法的な知識』を教えることは、AIにはできません。そこにこそ、これからの時代における人間の先生の絶対的な存在意義があります。古いシステムから脱却し、AIによる個別最適化という強力なツールを最大限に活用する。そして同時に、人間としての道徳や判断力を大人がしっかりと導いていく。この二つの融合こそが、これからの新しい学びの形だと私は確信しています。
昔、小学校の夏休みの自由研究で、天気図を書いたり、気象データを丸写しして提出したものです。小学生の場合は、そのような専門的なデータに触れること自体が大切なので、一定の教育的な評価はできると思うのですが、中学以上になったら、その類の調べ物は、どれくらい意味があるものなのか・・・しっかり判断したいですね。というのは、やはり多くの中学生には受験があるわけで、どんなに立派に仕上げた課題を提出しようと、定期テストと本番の入試で点数が取れなければ、全く意味がないからです。高校入試の場合は、どんなに内申点が良くても、結局「得点」に拠るところが大きいからです。ある塾生が「学校で理科の課題が出たんですけど・・・」と私に相談してきました。何やら私が小学生の時にやった、あの「天気図」の課題だそうです。雨が降る時の気圧のデータや、温暖前線や寒冷前線の断面図をノートに書いて提出しなければならないというのです。そこで私が・・・「調べるだけなんでしょ?じゃぁ、AIで調べて、プレゼン資料にまとめてもらったら?たったの3分で終わるよ。」・・・と言ったら、塾生は・・・「それがAIを使ってはダメなんです。全部手書きじゃないとダメなんです」皆さんは、この件についてどう思いますか?この課題を仕上げるためには、気象庁のデータやその他の情報をGoogleで検索したり、教科書、問題集の内容を抜粋することになると思います。一つ一つの情報を自分の目で確認して、「これは必要な情報」、「これはいらない情報」などと、作業をしなければなりません。これらは作業です。しつこく言いますが、これは単なる作業です。ものすごく時間がかかる作業です。ですが、この作業をAIはたったの数分でやりこなします。人間が時間をかけて調べるのと、AIが一瞬で調べ上げるのとでは、何か違いはあるのでしょうか?むしろAIの方が精度が高く、人間より間違いません。さらにAIは、理解しやすいようにプレゼン資料にまとめてくれて、しかも綺麗なデザインで、見栄えの良い画像もつけて出力してくれます。「いやいや、AIはダメですよ」「苦労して調べないと覚えないです」「手書きでノートに書き写さないと勉強じゃないです」そう思っている人、本当に多いです。ですが、はっきり言います。そんな根拠、どこにあるのでしょうか?科学的なデータがあるのでしょうか?実は、皆さんが正しいと思っている勉強方法は、非常に効果が低いものなのです。2013年にアメリカの認知心理学と教育心理学の大学教授たちが行った「学習方法の実用性」に関する研究では、単に調べる学習やノートの書き写しが、最も効果の低い学習法の1つだという結論に至っています。私自身の実体験、それと過去の指導経験から言っても、この結果は正しいです。「一生懸命にやっても、あまり身につかない勉強法」と言っても過言ではありません。この事実を知っている先生や大人、どれくらいいるでしょうか?自分の体験から、単に「それが正しい勉強法」だと信じてるだけではないでしょうか。いかに日本の教育が全体が立ち遅れているか、お分かりいただけますか?今はAIに調べさせて、その内容を人間がどのように吟味するかが問われる時代なのです。作業はAIに任せて、人間はそれが正しいかどうかを判断する知識をつける。受験に向けて、出来るだけ実用性の低い学習方法を避けて、AIが調べ出したことを正しく判断し、その正しい内容をどうやって短期間で記憶するかという勉強方法に変えないといけないのです。では、どんな学習が最も効果があるのかという話になりますが、これはこのブログで何度も取り上げた「分散学習」「自己テスト」です。そこにもAIを活用すると、従来の学習よりも更なる効果が期待されるのです。『結局、どういう子が伸びてるの?』1. 伸びる子の共通点勉強に限らず、自分の能力をどんどん伸ばしていく子には、ある共通点があります。その答えは、ずばり・・・自分なりの「知識の習得方法」を見…ameblo.jp『1学期から成績が落ちていくのはなぜ?』新学期に成績が落ちる子の共通点。原因は能力ではなく生活習慣です学力の土台は、毎日の暮らしの中にあります札幌では今日が中学・高校の入学式です。新しい学校生活が始…ameblo.jp『部活と勉強 〜 どんな家庭学習をしていますか?』特進アカデミーのYouTubeチャンネルで勉強しよう!部活動と学習の両立について春を迎えるこの時期、新中学1年生のお子さんを持つご家庭では、部活動と勉強の両…ameblo.jp『成績が上がらない理由「その2」〜 質と進め方』勉強する気がない子は別として、頑張っているのに思うように成績が上がらないというお子さんは、以下のことをチェックしてみてください。1、ただ長時間やるだけでは逆…ameblo.jp世の中が思っている勉強の常識は、もう非常識だということに早く気づいて欲しいと思っています。多くの学習塾や予備校も、未だにその領域から抜け出していないことにも気づいて欲しいです。頭にねじり鉢巻を巻いて根性で勉強したり、長時間缶詰になって自習室に籠るような勉強は、時代遅れも甚だしいのです。
AI時代の受験勉強昔ながらの勉強とAI学習、何が違うのかこの夏、勉強時間を増やす前に、勉強のやり方そのものを見直してみませんか。受験勉強は、やり方で大きく変わる受験勉強というと、今でも昔ながらの勉強法を続けている生徒が多いです。 漢字や単語を何回も書く。 赤シートで隠して覚える。 参考書を何度も読み返す。 問題集を最初から順番に解く。 テスト範囲を隅から隅まで勉強しようとする。 もちろん、こうした勉強がすべて悪いわけではありません。ただ、今はAIを使うことで、同じ勉強でもかなり効率よく進めることができます。大切なのは、ただ長い時間勉強することではありません。 どこを覚えるのか。 どう覚えるのか。 本当に覚えているのか。 どこで間違えているのか。 次に何をやるべきなのか。 ここをはっきりさせることです。そこで今回は、従来の勉強とAIを使った勉強を比較してみます。01 英単語の覚え方従来の勉強英単語を10回ずつノートに書く↓AI学習AIに一問一答、穴埋め、並べ替え、英作文、リスニング形式など、形を変えて出題してもらう変化ただ手を動かすだけでだと単なる作業になりやすく、記憶定着につながらないことが多いです。AIを使うことで色々な形で思い出す練習になります。単語の意味だけでなく、使い方まで確認できるので、記憶に残りやすくなります。02 暗記の確認従来の勉強赤シートで何度も隠して覚える↓AI学習AIに順番を変えて出題してもらい、間違えた問題だけをもう一度出してもらう変化赤シートでは、問題の順番で覚えてしまうことがあり、同じ内容でも出題形式が異なると思い出せないこともあります。AIを使えば、ランダムに出題形式を変えることができ、さらに間違えたものだけを繰り返したりできるので、本当に覚えているかを確認しやすくなります。03 参考書の使い方従来の勉強教科書や参考書を何度も読み返す↓AI学習AIに重要語句、穴埋め問題、選択問題、記述問題に変えて出題してもらう変化読むだけの勉強は、勉強した気になりやすく、記憶に繋がりにくいのです。AIで問題形式に変えることで、知識を思い出す練習になり、テストで使える形に近づきます。04 ノートまとめ従来の勉強ノートをきれいにまとめる↓AI学習まとめたノートをAIに見せて、そこから確認テストを作ってもらう変化ノートをまとめただけでは、覚えたことにはなりません。AIを使えば、ノートの内容をもとに小テストを作れるので、まとめる勉強から、覚えているかを確認する勉強に変わります。05 問題集の進め方従来の勉強問題集を最初から順番に解く↓AI学習できた問題と間違えた問題をAIに整理させ、弱点単元だけを集中的に練習する変化すでにできる問題に時間を使いすぎると、本当に必要な弱点対策が後回しになります。AIを使えば、今の自分に必要な問題を絞り込み、無駄の少ない学習ができます。06 間違い直し従来の勉強解説を読んで、わかったつもりで終わる↓AI学習自分の答案や途中式をAIに見せて、どこで間違えたのかを分析してもらう変化解説を読んで理解したつもりになっても、同じミスを繰り返すことがあります。AIを使えば、知識不足なのか、計算ミスなのか、読み間違いなのかをアドバイスしてくれるので、勉強の穴を確認しやすくなります。07 数学の途中式従来の勉強数学の間違いを答えだけ見て直す↓AI学習途中式をカメラで見せて、符号ミス、移項ミス、計算の癖を確認してもらう変化数学では、答えが違うことよりも、どこで崩れたのかを見ることが大切です。AIのカメラ機能を使って途中式を見せることで、ミスが起きた場所を確認しやすくなり、同じミスを減らす練習につながります。08 英語の音読従来の勉強英語の音読を一人で練習する↓AI学習英文を見せながら音読し、読み間違い、区切り、意味の取り違えを確認する変化一人で音読していると、自分の読み間違いに気づきにくいことがあります。AIの音声機能を使えば、音読、意味の確認、文法の確認、並べ替え問題への変換まで、その場で練習できます。09 テスト範囲の学習従来の勉強テスト範囲を隅から隅まで勉強しようとする↓AI学習テスト範囲表、学校ワーク、授業プリントをもとに、優先順位を整理して学習する変化テスト範囲を全部同じ重さで勉強しようとすると、時間が足りなくなり、どれも中途半端になることがあります。AIにテスト範囲の情報を入力すれば、まず何を押さえるべきかを整理し、点数につながりやすい部分から学習できます。10 理科と社会の暗記従来の勉強理科や社会を用語だけ丸暗記する↓AI学習AIに用語説明、理由説明、選択問題、記述問題、一問一答を作ってもらう変化用語だけ覚えても、理由や流れがわかっていないと点数につながらないことがあります。AIを使えば、暗記した用語をいろいろな形で確認でき、暗記のポイントまで教えてくれるので、理解と記憶を結びつけやすくなります。11 英文法の練習従来の勉強英文法を説明だけで覚える↓AI学習AIに和文英訳、語順並べ替え、誤文訂正、穴埋め問題を作ってもらう変化文法は、説明を聞いただけでは使えるようになりません。AIを使えば、同じ文法をさまざまな問題形式で練習できるので、実際に使える知識になりやすくなります。12 テスト後の復習従来の勉強模試やテストの結果を見て終わる↓AI学習間違えた問題をAIに分類させ、次に何を勉強すべきかを具体的に整理する変化テストは、点数を見るだけではもったいないです。AIに問題用紙と返還された自分の解答用紙の画像を入力すれば、どの単元が弱いのか、どんなミスが多いのか、次に何をすべきかを整理できます。反省で終わらず、次の学習計画に変えられます。13 質問のタイミング従来の勉強わからないところを先生に聞ける時間まで待つ↓AI学習問題やノートをその場でAIに見せて、わからないところを確認する変化わからないことをそのままにしておくと、勉強の流れが止まってしまいます。AIを使えば、疑問が出たその場で確認できます。もちろん、AIの答えをそのまま信じるのではなく、AIにファクトチェックをさせて、正しい答えが導けるようにすると、先生がいなくても自分で解決できるようになります。14 勉強時間の使い方従来の勉強とにかく長時間勉強しようとする↓AI学習弱点、優先順位、復習内容を整理して、必要な勉強に集中する変化勉強時間を増やすことも大切ですが、それ以上に大切なのは、何に時間を使うかです。AIを使えば、今やるべき勉強を絞り込みやすくなります。AI学習の本当の強みAI学習は、単に答えを教えてもらうものではありません。本当に大切なのは、自分では気づきにくい弱点を見つけ、必要な練習に変えていくことです。今までの勉強で成績が上がっていないなら、努力が足りないだけとは限りません。勉強のやり方が、自分に合っていない可能性があります。この夏休みは、ただ勉強時間を増やすだけではなく、勉強のやり方そのものを変えるチャンスです。特進アカデミーの体験授業で、AI学習を実際に体験できます特進アカデミーでは、AIを使って、弱点の発見、問題作成、復習計画、記憶の確認までを行いながら、一人ひとりに合わせた学習を進めています。AIを使うと勉強がどのように変わるのか。自分の弱点をどのように見つけるのか。どのように記憶に残る勉強に変えていくのか。まずは体験授業で実際に体験してみてください。
【中学生必見】英作文が苦手な子へ!英語の並べ替え問題をYouTubeにまとめました中学生の皆さん、そして保護者の皆様、英語の『英作文』に苦戦していませんか?今回は、英語が苦手な中学生のために作成した『英語の並べ替え問題』のYouTube動画についてお知らせします。最初は英作文を書くのは苦手でも、単語の並べ替えトレーニングを繰り返すことで、英文を作るルールが自然と身についてきます。全部で第30回まであり、中学で習う英語の基本的な文型をしっかり学べる内容になっています。まずはぜひ、こちらの動画をご覧ください。▶ YouTubeで動画を視聴するただ見るだけではない、特進アカデミーの『AI学習法』これらの動画を何度も繰り返し見て覚えるのも、もちろん良い学習方法です。しかし、特進アカデミーの授業ではさらに一歩踏み込み、『AI』を使ってこの動画のコンテンツを発展させて教えています。公開している動画は、一見するととても単純な作りに見えるかもしれません。実はこれには大きな理由があります。他の動画も含め、AIが動画の情報を読み込みやすいように、あえて工夫して作ってあるのです。AIを使って学習を発展させることで、個別最適化が進み、『自分がどんなところで躓いているのか』がより明確になり、圧倒的に暗記しやすくなります。当塾の授業では、ただ動画を見るよりも効率よく覚えられる方法を直接指導しています。夏期講習をご検討中のご家庭へいよいよ夏休みが近づき、夏期講習を検討されている時期かと思います。大勢で受ける全体授業の夏期講習も良いですが、『みんなと同じペース』で進めたり、個別を謳っている学習塾でも、教室の中にたくさんある個別ブースの中を先生が巡回してくる学習形態では、本当に自分が必要としている学習ができないこともあります。特進アカデミーでは、1対1の完全個別、AIで徹底的に効率化された『自分だけの指導』を提供しています。AIが一人ひとりの躓きを精緻に分析するため、無駄なくピンポイントで弱点を克服できます。一時的に知識を詰め込むのではなく、AIを活用することで『勉強のやり方そのもの』が改善されます。この夏、自立して学習できる力を身につけませんか?お気軽にご参加くださいまずは授業を体験してみませんか?『英語がどうしても苦手…』『何から手をつければいいかわからない…』という子は、ぜひ特進アカデミーの個別指導を体験してください。無料体験授業を実施しています! 無料体験授業に申し込む
嬉しいニュース高校eスポーツの甲子園と呼ばれている「ステージゼロ」。ついに特進アカデミーの塾生が全国大会出場決定!🎊🎉中学の時から塾の教室でコツコツと練習を重ね、高校生になって、ようやく全国大会へ!ここまで来るのに4年かかりましたが、夢のステージに立てることになり、応援してきた甲斐がありました。(注:特進アカデミーにはAIイノベ塾がありますので、eスポーツもサポートしてます)1ヶ月後に開催されるセミファイナルに向けて、まだまだ過酷な練習が続きます。そしてAIイノベ塾では、オリジナルLINEスタンプをデザイン・作成し、販売を開始した塾生がおります。初めての作品にしては、なかなか素晴らしい出来だと思います。もしよかったら、スタンプを購入して、塾生を応援してあげてください!塾生にとって、とても良い社会勉強になると思いますので、ご協力いただけると幸いです。販売価格120円です↓↓↓A girl's stamp - LINE スタンプ | LINE STOREDescription (160 characters) A shy and gentle girl sticker set for daily chats. Perfect for greetings, reactions, thanks, and cute everyday conversations.line.meこんな風に、特進アカデミーは受験勉強だけではなく、子供たちの個性を活かした学びも提供しています。不登校などで「受験はちょっと・・・」と思っているお子さんでも、AIスキルを身につければ、すぐに社会で活躍できます!AIイノベ塾で最も勉強している生徒は、アプリ開発の分野まで進んでます。アプリ開発の知識があれば、将来は自分でどんどんビジネスを広げていけると思います。特進アカデミーとAIイノベ塾に興味をお持ちの方は、ぜひ無料体験をお申し込みください。皆様からのお問い合わせ、お待ちしております♪<AIイノベ塾>無料体験お申し込み・お問い合わせお問い合わせris.ne.jp特進アカデミー・お問い合わせ
長年、多くの子どもたちを指導してきたプロの目線から、中学生の定期テスト結果を通して一体何を見ているのか、お母さんたちへお話しします。たいてい、テストが返ってくると、どうしても「点数」ばかりに目が行ってしまうかもしれません。しかし、指導のプロにとっては、点数は単なる結果ではなく、『その子がいま抱えている課題』や『学習姿勢』を浮き彫りにする大切な診断材料として捉えています。私が長年の指導経験から見えてきた、学年別・点数別の「本当の課題」について分かりやすくまとめました。■ 中学1年生:最初のテストで見えるもの中1の最初のテストは、自分で準備をして挑む初めての機会です。以下の点数から、次のような課題が見えてきます。・「8割以上取れている場合」授業をしっかり聞き、学校のワークを進めるという『基本の型』が順調にできつつあります。・「7割前後の場合」『勉強のやり方』がまだ分かっていないサインです。何を覚え、どう復習するのか、手順を一緒に整理してあげることで早く改善する可能性が高いです。・「6割以下だった場合」単なる勉強不足ではなく、『自宅学習の習慣がない』『小学校からのつまずきが積み重なっている』など、より根本的な課題が隠れている場合がほとんどです。プロの目線では、まず『本当はどこでつまずいているのか(理解不足か、反復不足か、やり方の問題か)』を丁寧に見極めることが最優先だと考えます。もっと根深い問題として、メンタルの問題や小学校での体験(勉強嫌いになるきっかけ)がテストの結果に反映されているケースもあります。■中3:点数以上に問われる『時間の使い方と優先順位』受験生になると、プロが見るポイントも変わります。たとえ点数が志望校の合格ラインに達していても、勉強との向き合い方に危うさを抱えていることは少なくありません。・「本当に必要なことに時間を使えているか」成績が伸び悩む受験生は、やりやすい勉強に逃げたり、本当に必要な復習を後回しにしたりしがちです。・「要領よく進める力は、優先順位をつける力」時間がない中で、今やるべきことを見極める力は、受験だけでなく将来社会に出てからも必ず必要になる力です。ただ問題集を増やすのではなく、日常の時間の使い方や、物事の進め方を見直すことが、根本的な解決につながります。テストは終わってからが本当のスタートですテストの点数は、今の課題を知るための手段にすぎません。点数が良かった、悪かったで終わらせず、「自分の間違いとどう向き合ったか」「次にどう改善しようとしているか」に焦点を当てられるかどうかが大切になってきます。6割以下の得点が多いケースでは、改善すべき点が多いです。■もっとも大きい問題がメンタルの問題。心の中で「勉強をしない」と決めているケースが多く、仕方なく勉強しているだけなので、どんなに勉強量を増やしても、結果に結びつかないです。このケースは改善に最も時間がかかります。数年は見ないと厳しいです。■整理整頓できない、時間の管理ができていない。決まった時間に勉強できない。スマホ、ゲーム、漫画などに時間が取られて、勉強時間が削られる。そういう場合は、普段から計画性がなかったり、勉強道具もどこに置いてあるのか分からなかったりなど、そもそも勉強に対するモチベーションも低いので、これを改善するにも非常に時間がかかります。この場合も数年かかることが多いです。数ヶ月で改善すればラッキーという感じです。こういったケースのお子さんたちも特進アカデミーではお引き受けしております。中学時代はなかなか勉強で成果が出なくても、メンタルと時間管理の改善を時間をかけて行いますので、高校に進学してからは、自分の進路をしっかり決めて頑張れる子に育っています。中学で勉強(知識の獲得)に対する意識を変えることが如何に大切か。勉強することを単にテストの得点の良し悪しとして捉えるのではなくて、中学時代に勉強の本質に触れて、どんな知識にも無駄がないと理解することで、その先の人生が大きく変わった子供たちを私はたくさん見てきています。
勉強は、机に向かってするものなのか昔の勉強の形を、今もそのまま続ける必要はあるのでしょうか。私が学生だった頃、受験勉強は今よりずっと不便でした。分からないことがあれば、誰かに聞かなければいけませんでした。学校に残ったり、予備校の自習室に行ったり、図書館で友達と勉強したりする必要がありました。そして、これは私だけかもしませんが、自宅では、まともに机に座って勉強した記憶がありません。床に座って勉強する。段ボールをひっくり返して机がわりにする。ベッドの上で寝そべってテキストを読む。部屋の中をぐるぐる歩きながら暗記する。柔軟体操をしながら参考書を読む。暗記したいことはメモ用紙に書いて、机や壁に貼っていました。テキストもいちいち片づけず、床や机の上に開きっぱなしにして、いつでも目に入るようにしていました。ただし、模擬試験の復習や本番形式の演習をするときは別です。そこは実際の試験と同じように、机に座り、時間を測って取り組んでいました。つまり、勉強の内容によって、場所も姿勢も変えていたのです。私にとって、勉強は机に向かって我慢するものではありませんでした。むしろ机に座ると眠くなるので、その時に一番頭が働く形を選んでいただけです。思い返すと昭和感たっぷりの勉強のやり方ですね。一方で、今の子供達はどうでしょうか?私から見ると、本当に恵まれてた環境にいると思います。インターネットがあり、AIがあり、分からない問題はすぐに質問できます。昔のように、わざわざ予備校まで通い、有名講師の授業を受けなければならない時代ではありません。スマホがあれば、いつでも、どこでも勉強できます。家の中の音が気になるなら、防音グッズを使うこともできます。オンラインで助言を受けることもできます。ですが、ちょっと首を傾げたくなることもあります。今でも多くの人が、塾に通うこと、机に向かうこと、静かな場所で勉強すること、一斉授業を受けることを、正しい勉強の形だと思い込んでいるように感じるのです。もちろん、それが合う人もいるでしょう。でも、勉強の目的は、机に座ることではありません。塾に通うことでもありません。授業を受けることでもありません。それは手段に過ぎません。本当の目的は、理解し、覚え、使えるようになり、必要な場面で再現できるようになることです。だとすれば、勉強の形はもっと自由でいいはず。以前、地元の新聞社から取材を受けた時、記者さんからこんなことを質問されたのです。「札幌駅の近くに大きな塾がありますけど、夜遅くにお迎えの車がずらっと並んでいるんですね。あれを見ると、親御さんたちも本当に大変だなって。でも先生にお聞きしたいんですが、この時代、塾の行き帰りに時間をかけて、お母さんたちも忙しい中で夜食を作ったり、お迎えの時間を作ってまでして、子供を塾に通わせる必要あると思いますか?」さすが記者さん、なかなか鋭いご意見をお持ちですよね。ただ、心理学の視点から言えば、人間は非合理な生き物なので、合理性よりも自分の感情や価値観を優先しますから、そういうことに疑問を抱かない人は多いと思います・・・とお答えしました。親自身の過去の体験を、子供にとって良いかどうかをよく検証しないまま、子供に投影しようとしますし、親自身が安心したいがために合理性を無視しますし、正しいかどうかを考える前に、みんながそうやっているから自分もやった方がいいと自分軸を見失うこともあります。合理性ということを考えたら、記者さんのおっしゃる通りなのですが、人間には固定観念というものがありますので、そこから抜け出せるかどうかという問題については、多くの人たちはあまり意識していないはずです。実際、AIを使った学習にまだまだ疑いの目を持っている親御さんは多いですよね。「本当にそんなので大丈夫?」これも固定観念です。特進アカデミーのHPに「効果量」という言葉を使って、AI学習の効果がデータとしてハッキリ出ていることを示していても、多くの人たちは、その証拠となる数字を見ようとしません。ちゃんと見ている人はAI学習に切り替えていますが、まだまだ多くの人たちは客観性に乏しく、自分の概念だけに頼って物事を判断していることに気づいていないのかもしれませんね。データを見たら、どういう勉強スタイルが合理的なのか、ハッキリしているんですけど・・・
先日、北海道新聞の記事で、面白い記事が載っていました。大学生535を対象に調査。外国語の授業の課題をAIで生成した翻訳文をそのままコピペして提出したことがあるかどうかを聞いたところ、約36%が「ある」と回答。私はこの記事を読んで、思わず「ぷっ!」と吹き出してしまいました。そりゃそーですよ、コピペしますよ。(笑率直な話、大学の先生には申し訳ないんですが、学習設計がダメです。AIで回答できるような課題を出している時点で、先生側のアウトです!私だったら、そんな簡単な課題を出さないです。AIが絶対に答えられない課題を出します!つまり、AIのことをちゃんと勉強している大学の先生が、まだまだ少ない証拠ですね。そんな話をnoteに詳しく書きましたので、ご興味のある方は、こちらをどうぞ↓大学生のAIコピペ問題から見える、教育現場の本当の課題|AIと共に、受験も未来も手に入れる 〜 オンライン学習塾・特進アカデミー塾長 坪田ひろしAIを使うと、子どもや学生の学力は下がるのでしょうか。 最近、この問いについて考えさせられる記事がありました。 北海道新聞の記事によると、人工知能で生成した翻訳文などをそのまま使い、外国語授業の課題を提出した経験がある大学生が36・3%に上ることが、独協大学の木村佐千子教授の全国調査で分かったそうです。 調査は全国の大学生535人を対象に行われ、そのう…note.comnoteって、最近は英語に自動翻訳されるようになったんですね。海外の方にも読まれるようになったのか〜これは頑張って書かないといけませんね♪
夏期講習、特訓講座、特別カリキュラム、オリジナルテキスト・・・etc受験生の子を持つ親なら、こういう言葉に敏感になるかもしれませんね。「このテキストをやれば、夏期講習を受ければ、成績が上がるのではないか・・・」藁にもすがる思いで、そういった「もの」に飛びついてしまうのは、人生の壁にぶち当たったときに、仏様に手を合わせるのと同じ心理が働いているからです。冷静に考えてもらいたいのです。夏期講習を受けたから、特訓講座を受けたから、専用のテキストを使っているから、オリジナルカリキュラムを作ってくれるから・・・そういった「モノ」や「環境」だけで成績が上がるなら、みんな東大に行くと思いませんか?「この世の中、誰一人として同じ能力を持った人はいない」ということを本当に理解していたなら、他人と同じ環境で、同じものを使っていて、受験競争に勝てるわけがありません。とりあえず講習に参加すれば、何とかなるかも。とりあえず特別カリキュラムをやれば、何とかなるかも。とりあえず専用テキストで勉強していれば、何とかなるかも。もし、そう考えている親御さんにも子供たちがいたら、ハッキリ言いますが、何ともならないです。それは幻想でしかありません。そうではなく、夏期講習にしろ、特別カリキュラムにしろ、専用テキストにしろ、それをやることを目的にするのではなく、それをどうやるか、どう取り組むかが非常に重要になるのです。端的に言えば、自分の弱点すらよく分かっていないのに、何か特別なことに取り組んだからといって、その弱点が改善されることはないのです。具体的な例を挙げると、<日常の行動>勉強時間の使い方が下手モチベーションの維持の仕方<学習スキル>何が作業で、何が本当の勉強かの区別ができていない復習するタイミングが悪い(スケジューリング)効果的なノートの使い方を知らない<教科別スキル>数学の答案の書き方英語の有効な暗記の仕方大きく点数を落とさない国語文章題の答え方他にもまだまだチェック事項はたくさんありますが、こういったことが身についていない状態で、夏期講習、特別講習を受けたり、専用テキストなどに取り組んだとしても、効果は薄いです。子供によっては、生活習慣や物事の考え方から改めないといけないこともあって(非常に時間がかかりますが、これをやると大人になったときに大きな成果が出る)、勉強そのものよりも、その裏側に隠れている問題の方がもっと大きいことに気づいて欲しいです。よくあるパターンなのですが・・・自分の部屋が物で溢れていて、片付けられない子がいますが、部屋が散らかっていても、どこに何があるか把握している子は天才で、その一方で、どこに何があったか分からなくなり、常に探し物をしているような子は、日常的に何を優先すべきか考える思考がないので、学業成績も悪いことが多いです。これは極端な例としても、成績が上がらない子は、自分がどんな行動をとっているのかも、自分の弱点がどこなのかも、ちゃんと分析できていないので、結局何か特別なことをやっても大きな成果に結びつきません。何をやるかではなくて、どう取り組むかを考えない限り、成績が上がることは無いといっても過言ではありません。勉強のやり方に関して、はてなブログにも書いています。ご興味のある方は、こちらも参考にしてください↓「特進アカデミー塾長の教育余白ノート」tokushin_academy’s blog教育に関する何気ない気づきについて、お話ししています。tokushin-academy.hatenablog.com
部活で毎日忙しいのに、成績が良い子がいます。一方で、塾に通っている、問題集もやっている、勉強時間もそれなりに取っている。それでも、なかなか成績が上がらない子もいます。この違いは、単純に頭の良さだけではありません。大きな差は、勉強に向かう前の土台にあります。1 成績の差は、勉強時間だけでは決まらない ノートをどう書くか。 間違えた問題をどう直すか。 暗記をどう進めるか。 時間をどう使うか。 疲れている日の勉強をどう組み立てるか。こうした学習行動が整っていないと、どれだけ問題量を増やしても、なかなか成果につながりません。勉強は、机に向かって問題を解くだけではありません。生活のリズム、時間の使い方、復習の仕方、ノートの取り方、間違い直しの方法まで含めて、勉強の土台です。特に部活をしている子は、使える時間が限られています。平日は帰りが遅く、疲れている日もあります。休日も練習や試合が入ることがあります。そのような子が、時間の使い方を整えないまま、ただ塾に通うだけでは厳しいです。2 解ける問題ばかりやってしまう子もいる成績が伸びにくい子の中には、解ける問題ばかりを選んでしまう子もいます。これは、単に楽をしているという話だけではありません。 間違えることを極端に怖がる。 分からないと自分はダメだと思ってしまう。 できない問題に向き合うことを避けてしまう。 丸がつく問題だけをやって、安心しようとする。このような子に、ただ難しい問題をやりなさいと言っても、なかなか前には進めません。必要なのは、問題量を増やすことだけではなく、精神的なサポートです。勉強とは、答えが合っているか、間違っているかだけを見るものではありません。本来の勉強とは、まだ知らない知識と向き合うことです。分からないところを見つけること。できなかった理由を整理し、次にできるように変えていくこと。そこにこそ、伸びる材料があることを教える必要があります。分からない問題は、自分を否定するものではありません。むしろ、次に伸びる場所を教えてくれるものです。間違いも同じです。能力がない証拠ではなく、どこを直せばよいかを教えてくれる材料です。この見方を子どもに伝えていく必要があります。 分からないことは悪いことではない。 間違えることも悪いことではない。 大切なのは、そこから何を学び取るかです。この考え方が身についてくると、子どもは少しずつ、できない問題にも向き合えるようになります。そして、安心するための勉強から、伸びるための勉強へ変わっていきます。3 まず整えるべきなのは、学習行動の土台だから、最初に整えるべきなのは、学習行動の土台です。 ノートの書き方。 暗記の仕方。 間違い直しの方法。 時間の使い方。 問題文の読み方。 解説の読み方。 分からない問題への向き合い方。こうした部分が整っていないまま、ただ問題量を増やしても、同じようなミスを繰り返してしまいます。成績を上げるには、問題を解く前の型を整える必要があります。4 基礎からやり直す、という言葉に惑わされない特に学習塾の入会面接では「基礎から、しっかりやり直しましょう」と言われることがあります。もちろん、基礎は大切です。ただ、この言葉はとても曖昧です。 計算の基礎なのか。 単語や文法の基礎なのか。 問題文を読む力の基礎なのか。 途中式を書く力の基礎なのか。 暗記の仕方の基礎なのか。 時間の使い方の基礎なのか。 間違い直しの基礎なのか。 それとも学習行動の基礎なのか。ここを分けずに、ただ基礎からやり直しましょうと言っても、効果的な学習にはなりません。すでにできているところまで、最初から全部やり直す必要もありません。戻るべきところだけ戻ればよいのです。5 合格から逆算して、今やるべきことを決める受験勉強の目的は、問題集を最後まで終わらせることではありません。合格に必要な力を身につけることです。そのためには、今できることと、できないことを分ける必要があります。診断テストや過去問を使えば、どの分野はできていて、どの分野は戻る必要があるのかが見えてきます。全部を最初から丁寧にやればよいという考えでは、受験に間に合わないことがあります。だからこそ、合格という目的から逆算して、今何をやるべきかを決める必要があります。6 AIを使えば、学習計画は立てやすくなる今はAIも使えます。答案やノートを見せれば、どこでつまずいているのかを分析しやすくなりました。間違いの原因も、以前より具体的に見つけやすくなりました。 どの基礎に戻るべきか。 どの分野は次に進んでよいのか。 どの問題を優先すべきか。 どんな復習をすればよいのか。こうした学習計画も、以前より立てやすくなっています。これは、特に部活で忙しい子にとって大きな力になります。7 他の子と同じやり方だけでは勝てない時間がない子ほど、ただ長く勉強する作戦は取りにくいです。例え塾に入ったとしても・・・ 他の生徒と同じテキスト。 同じ授業。 同じ時間。 同じ進め方。それだけで勝てるとは限りません。どうして同じ条件で優位に立てると言えるのでしょうか。そこに大きな矛盾があることに気づかないといけません。大切なのは自分に必要な勉強を見極めることです。 学習行動の土台を整える。 間違いを怖がる思い込みを変える。 合格から逆算して計画を立てる。 どの基礎をやるのかを決める。 AIも活用して、学習を効率化する。これからの受験勉強では、ただたくさん勉強する子よりも、自分に必要な勉強を正確に選べる子が強くなっていくと思います。部活で忙しい子ほど、同じやり方ではなく、自分に合った戦い方が必要です。
ずいぶん昔の話ですが、今でも時々思い出す塾生がいます。その子は、決して勉強が好きなタイプではありませんでした。運動部に入っていて、興味の中心はどちらかというと勉強以外のところにありました。塾の授業は真面目に取り組んでいました。ただ、通塾は週に1回ほど。そうなると、成績を上げるためには、どうしても家庭での学習が大切になります。ところが、その子にはまだ家庭学習の習慣がありませんでした。自分の部屋に入っても、勉強しているふりをしていたのかもしれません。オンライン授業中でも、私に気づかれないようにと、Webカメラの視覚になる膝の上に漫画を置いて、読んでいることがありました。もちろん私は気づいていますが、私は単純に叱ればよいとは思いませんでした。勉強しない子を叱り続けると、勉強嫌いをさらに強めてしまうことがあります。問題は、その子が怠け者だったことではありません。まだ、勉強と将来が本人の中で結びついていなかったこと。そして、日常生活の中に学習習慣が育っていなかったことです。本当に見るべきだったものあるとき、テストの点数がかなり低く出ました。保護者の方は、その点数に強い不満を持たれたようでした。そして、結果的に塾を辞めることになりました。しかし、私は今でも思います。本当に見るべきだったのは点数そのものではなく、その中身だったのではないか。数学の答案を見ると30点。しかし、私が塾で教えたところは、ほぼ完璧にできていました。一方で、塾で扱っていない範囲、つまり本人が自分で勉強する必要があった範囲は、ほとんどできていませんでした。つまり、点数だけを見ると悪い。でも、中身を見ると、塾で学んだことは身についていたのです。点数を取らせることと、自立させることは違うもし私がその子の横にずっとつきっきりでいて、毎日勉強を管理すれば、80点や90点を取らせることはできたかもしれません。しかし、それは本当の意味での自立ではありません。勉強は、最終的には自分で身につけていくものです。塾で勉強できていたなら、問題は塾の時間だけではありません。学校での取り組み方。家庭での過ごし方。本人の意識。そして、学習習慣の作り方。そこまで含めて見なければ、次につながりません。点数だけで判断すると、何を教えてしまうのか点数だけで子どもを見ると、子どもは自分自身を点数でしか見られなくなります。自分以外の他人も数値で判断する。結果だけで価値を決める。そういう見方を、大人が子どもに教えてしまうことにもなります。もちろん、点数は大切です。現実として入試でも成績でも点数は必要です。でも、点数だけを見てはいけません。なぜその点数になったのか。できている部分はどこか。できていない部分はどこか。本人の中で、何がまだ育っていないのか。そこを見ていくことが、本当の意味で子どもを伸ばすことにつながるのだと思います。子どもを点数で責める前に答案の中身を見てほしい。その子が何を理解し、何をまだ自分の力にできていないのか。そこに目を向けることが、親としても、指導者としても、いちばん大切な姿勢ではないかと思います。
先日もお話しした特進アカデミーのYouTubeチャンネル。現在私が取り組んでいるのは、このチャンネルの教材化です。いま特進アカデミーの公式YouTubeチャンネルでは、高校入試を控えた受験生に向けて『高校入試の予想リスニング問題』を制作し、続々と公開しています。これまで塾でお配りしたり、動画で配信したりしてきた「英単語と熟語の動画」をしっかりとマスターした生徒の皆さんには、ぜひ次のステップとして、このリスニング動画に全力でチャレンジしてもらいたいと思っています。英語を覚えるとき、最も大切で効率が良いのは、とにかく「音から入ること」です。これは間違いありません。実は、この動画は私自身がこだわって作っているものなのですが、なんと制作者である私自身も、普段からこの動画を繰り返し見て「音に慣れる」ためのトレーニングをしています。日本にいると、普段どうしても英語を実際に話したり、生きた英語に触れたりする機会が少なくなってしまいますよね。それは私のような指導者であっても同じです。英語の感覚を少しでも鈍らせないためには、やはり日常的にネイティブの「音」を聞くこと、そして聞こえた音を真似して発音する『シャドーイング』を行うことが本当に大切だと肌で感じています。自分で作っておきながら言うのも変ですが、耳を鍛えるのに最適な動画に仕上がっています。なので、少し難しく作ってあります。高校生でも、なかなか聞き取れないかもしれません。なので、何度も聞いて、音に慣れてください。受験を控えたお子様はもちろん、英語のリスニング力を基礎から底上げしたいと考えている方は、ぜひ特進アカデミーのYouTubeチャンネルを覗いてみてください。スマホ一台あれば、いつでもどこでも「生きた英語の耳」を育てることができます。まずは1本、お気軽に動画を再生してみてくださいね。▼ 特進アカデミー公式YouTubeチャンネルはこちらYouTubeチャンネルを見る
日々のつぶやき札幌のゴミ袋ニュースに思うこと。大人の姿、子どもは見ているかも?最近ニュースになっている、札幌市の有料ゴミ袋のお話、耳にしましたか?ナフサ不足の影響で生産が追いつかないらしく、今月から9月までは「普通の透明なゴミ袋」でゴミを出してもいいことになりましたよね。😲 💥 🛒そしたらビックリ!その情報が出た途端、スーパーやホームセンター、ドラッグストアから透明のゴミ袋があっという間に消えて、どこも売り切れ状態に……。「少しでも節約したい!」「今のうちに割安な透明袋でゴミを出さなきゃ!」・・・という気持ち、とってもよく分かります。主婦としては、家計を守るためにアンテナを張るのって自然なことですもんね。💡 でもね、ちょっとだけ立ち止まって考えてみたんです。「透明な袋をたくさん買って今のうちにゴミを出そう!」ではなくて、『この機会に、出すゴミそのものを減らす生活を心がけてみる』というのは、どうでしょうか。ゴミが減れば環境に優しいのはもちろん、有料のゴミ袋代だって自然と浮くはず。袋を買いに走るエネルギーを、ゴミを減らす工夫に変えてみるのも素敵だなと思うんです。こういうときの大人の行動って、子どもたちが一番近くで見ている気がします。「安いから買いだめしなきゃ!」という姿を見せるより・・・『いい機会だから、お家の中のゴミを減らそう!』・・・なんて笑顔で言える大人が増えたら、とってもカッコいいですよね。でもなんだか、最近は、そういうカッコいい大人、減ってるような気がしますね。皆さんの周りには、そんなカッコいい大人がたくさんいますか?
土曜のお昼は、まぐまぐメルマガ発行の時間です。ブログではなかなか書けないことも話していますので、ご興味のある方は、ぜひご登録ください。ご登録はこちらから↓メジャーリーガーのダルビッシュ選手の話。ダルビッシュ選手は、Number Webの取材で、20歳の頃に40歳で落ちぶれた自分(ホームレス)を想像し、神様に一度だけ20歳へ戻してもらったという設定で、自分を奮い立たせたという趣旨の話を語っています↓もしよかったら、こちらの記事も読んでみてください。ダルビッシュはほぼ“転生者”?20歳で想像した「全てを失う人生」。(ナガオ勝司)いつもの夏よりも少し涼しい、シカゴの昼下がり。背番号11、ダルビッシュ有投手がダッグアウトから姿を現すと、後に続いたカブスの選手たちがグラブ片手にフィールドに散っていった。number.bunshun.jpいわゆる「仮想タイムスリップ」の思考で、「未来からやり直しに来た」と考えることで、今の自分を奮い立たせるわけです。この思考は、コーチングでも使います。こういう仮想の設定を考えるのは一見無駄のように思えますが、実はそうでもありません。というのは、人間は「概念」で生きていますので、頭の中の思考回路が変わると、言動も変わる生き物だからです。私は、学校でもご家庭でも、もっとコーチングの知識を用いて、大人も子供もどんどん成長していって欲しいと思っています。なぜなら、人間は常に変化する生き物で、常に成長の機会を持っているからです。でも、多くの人たちは「自分はいつまでも変わらない・一人の固定した人間」だと思っています。自分は生まれつき変わらない、個性も変わらない、今も昔も自分は変わらない・・・と思っています。自分は頭が悪いから勉強できない・・・なんていうのも、自分は変わらないと思い込んでいる一例ですね。こうなってしまうのは教育の問題もあり、生物的な本能にも関わっていたりと、なかなか複雑な要因が絡み合っているのですが、「自分はいつでも変われる」ことを知っていた方が、人生余計な苦労をしなくて済むと思います。コーチングの知識、持っていた方がいいです!そんなわけで、次回のメルマガでは「人はなかなか変わろうとしない」ことをテーマにお話ししたいと思います。
特進アカデミーのYouTubeチャンネルに、問題文を速読するための練習動画を作りました。学校のテストで如何に素早く正確に答えるかは、記憶力とは別の能力なので、時間が足りない状態で素早く解こうとするとプレッシャーがかかり、間違えやすくなります。私も自分で動画を作っていながら、瞬時に答えるのはなかなか難しいと実感しています。動画内 で出題されている問題は簡単ですが、素早さを意識しすぎると意外と正確に答えられないかもしれません。皆さんもぜひチャレンジしてみてください↓中高生の未来志向ラーニング 〜 特進アカデミー「再生リスト」タブを開き、教科別リストから好きな動画を選択して学習してください🎵 特進アカデミーは、中高生の学習に関する様々なテーマをわかりやすく紹介する情報チャンネルです。 記憶の仕組みや効果的な勉強法、思考力を育てる学び方など、また、各教科のワンポイント学習動画をアップしていきます。 特にこれらの動画とAI(ChatGPT、Gemini、Note…www.youtube.com