Fate or Destiny ◆14 | copain (Ameba出張所)

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強火智担で根っからの腐女子のあややがひっそりまったりと某気象グループの長男×四男の【J禁P禁】を取り扱っている駄文サイトです。
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◇18歳以下 

◆J禁、P禁ってなに? 

◇BLってなに? 

◆ONは受け入れられない! 

って方はご遠慮下さい。


タイトルの記号で視点を表しています。 ◇Side和 

◆Side智

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◆14



デビューしてからも、
ニノは宣言通り完璧にヒートをコントロールしていた。

デビュー後、初めて訪れたヒートのときも、
薬でコントロールして調整し、仕事に穴をあけなかった。

いつも辛そうなオメガの相手しかしてこなかったから
ニノはヒートが軽いんだな、なんて楽観視していた。

ヒート明けもしっかり抑制剤を服用し周りに影響しないように配慮していたし、
多少ダルそうなそぶりを見せてはいたけれど仕事は完璧にこなしていたし。
流石ニノだと感心した。
 
でも。
ほのかに香る甘い匂いが
俺を苦しくさせていた。







相葉ちゃんが入院して、ニノが一人で部屋を使うようになると聞いた時。
真っ先にジャニーさんに「俺が同室になる」と立候補した。

相葉ちゃんがいないときにヒートになって、
他のアルファに襲われたりしたら、俺は俺を許せない。

だから。
俺がニノを守る。

でも、ニノのプライドも守りたい。

ジャニーさんにあくまで大人の都合で同室になったように処理してもらった。

一緒に生活をし始めると、果たしてこれが正解だったのか、と思うくらい
俺にとっては辛い日々となった。

いつでもそばにニノが居る。
この上ない幸せな日々。

だけど。
自分からは触れられない。

ニノからのスキンシップは純粋に嬉しい。
だが、その嬉しい気持ちに以上に、
早く番いたい、という、本能が暴れ出しそうになる。



ニノにヒートが来そうだと感じたあの日。
俺の地下室に連れて行ったあの日。

本当はあのままニノと、あの部屋に居たかった。
でも、理性を保てる自信はない。

だから、俺は、ニノを尊重するフリをした。

他のアルファから守るため、じゃない。
俺がニノを襲ってしまわないように。
俺の本能からニノを守るため、自分から離れたんだ。