患者さん側の気持ち | ナオコのタマシイノタビ

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好き勝手なことをツラツラと

先日から歯の治療に通っている


奥歯の神経治療

ワタシの口は小さいから

大きく開けてもやりづらいと思う


3回目のその日

30歳くらいの肌の綺麗な男性歯科医師

しばらく談笑し、良い雰囲気の流れで治療開始


子どもの頃に治療した歯

口の開かないやりづらい治療


耳元でため息

目の上を覆うタオルに置く機材の置き方が荒くなる(痛くはないけど当たるのが不快)

チカラが入りすぎて機材と指に挟まれて関係ない唇が痛む

イライラして言葉が荒くなる

集中し過ぎて休みがないからアゴが痛む

最後はイラついたまま立て続けにガリガリされてフィニッシュ


で、クチユスイデクダサイ


おい、綿入ったまま

しかも誰もいない


当然、キレた

早口で説明しだしたので


綿、入ってましたよ

と伝えた


ハッとなったのが顔を見なくてもわかった


で、平謝り

いいえ。と答えるけど笑顔はしません



ワタシが怒ったのは、治療が不快だったのもあるけれど、同じ医療従事者として彼の態度が許せなかったから


あのね。

ワタシたちは、学校を出て国家資格を取っただけで、経験をする事で技術がついてくるんだよ

資格があるから一人前じゃないんだよ


ワタシたちを一人前にしてくれるのは先生や上司じゃなくて


「患者さん」


なんだよ


お前の下手な手技を受け止めて、痛みや不快に耐えて身体を貸してくれてるんだよ

失敗しても、いいよって我慢してくれてるんだよ


だから、いかなる場合でも患者さんに対してため息をついたり、治療やケアをしているうちに自分の世界に入り込んで、お前が今触れているのは人の身体だってことを忘れるんじゃねぇー


この若い歯科医師は、きっとそのことを忘れて夢中になって治療をしてくれたんだろうね


そんなことがあった


偶然かもしれないけど

最近よく患者さんから治療やケアを受けている時に感じたことを聴く機会が多い


やっぱり伝わってるんだな


する側の

緊張、イライラ、思いやりのなさ、敬意のなさ


患者さんからは教わることが多い


自分への戒めも含めて

途中の見苦しい表現はお許しください


お前=その歯科医師ではなく、たまにいる偉そうなくせに技術が未熟な医療従事者のこと