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Call the Midwife、シーズン7にさしかかっていますビックリマーク

昨日はシーズン6の第8・9話を鑑賞おとめ座

 

シエラレオネ(だったかなはてなマーク)出身の割礼を受けた女性の話と、サリドマイドで子供が奇形で生まれてしまった親子の話のその後。

 

割礼を受けた女性とのやりとりで、すごく良いシーンがあった。

ちょっとネタバレになっちゃうんだけど、割礼でトラウマを抱え、ハードなお産をした女性が妹を国に送り出す場面(妹も割礼を受けるために国に帰る)

 

ナースが(全体としてのセリフはうろ覚えだが、ざっくりと)

 

ミス●●、あなたも割礼で苦しんだのに、妹にも同じ苦しみを味わわせるつもりなのはてなマーク

男に割礼させるのはてなマーク

 

と詰め寄るシーン。

 

それに対して、その女性は(こっちも、うろ覚えなので、ざっくり)

 

私の国では夫の姓は名乗らない。

私の名前は●●。

男ではなく、女性が女性に割礼をする。

純潔と尊厳を守り、良い男と結ばれるため。

母親が妹を思って決めたこと。

 

といったような言葉を返す。

 

私は、この言葉、すごくグッときたぽってりフラワー

感動した…というのは違う。

ジェンダーの問題を浮き彫りにしているなと感じさせるからグッときたって話。

 

ナースとしては「女性を搾取するのは男性」といった意識があったわけだよね。

もちろん「良い男との縁をつなぐため」という想いの中には、男性による女性搾取の背景があるのだろうけど(男性に依存しないと生きていけない)

 

けれども「私の国では夫の姓は名乗らない」「女性が女性にする」というあたり、自分は男性の所有物ではないっていう主体的、フェミニズム的な要素を感じる。

 

しかしまあ、ジェンダーの問題では、女性自身が女性に対する搾取や差別に加担していることって、無きにしも非ずだと思う。残念ながら。

 

Call the Midwifeは女性問題とかジェンダー、フェミニズムに関心がある人なら、心揺さぶるものがあるんじゃないかな。

 

サリドマイドの被害を受けた親子の話でもグッとくるシーンあった。

お母さんが、娘を同じような障害がある子供がいる学校にいれるシーン。

父親は、娘は何もしなくても良いから、家で育てたい…っていうんだけど、母親は娘に教育を受けさせたいという。

体に障害があっても、脳に障害はないからと。

 

それで父親が

 

「なんで、いつも勝手に決めるんだ!」

 

っていうんだけど、それに対して母親が…

 

「娘に、お尻で歩く方法や、字の書き方を教えたのは私!あなたはパブで飲んでるだけ!」

 

ここから

 

父「俺だって娘を愛してる…」

 

母「愛だけじゃどうにもならない!戦わなければ!」

 

このシーン、印象に残ったね…。

親父、何かしろよ…。

これ「何もしなくても良いから家で」って言いつつ、父親は何も世話しないんだろ…。

 

この話からナレーションで「サリドマイド被害者は正義のために、その後、50年戦い続けた」って入ってくるのがくるね…。

 

ところで、このドラマ、制作しているのがBBCなだけあって、イギリス英語が耳に入るのが新鮮爆  笑

字幕でみているので、ドラマ鑑賞しながらリスニング能力を養っているぞ。

can'tとかeither、dayの発音なんか特に違いがわかりやすいかもしれない。

 

あと面白いのは、このドラマ、ほぼ全話に…

 

「お茶にしましょう」

「砂糖を、たっぷり入れたわ」

「お茶にビスケットにしましょう」

 

みたいなセリフが必ず出てくる。

典型的、英国感(笑)

とにかく紅茶を飲むwww

 

あと、このドラマ、修道院が舞台なだけあって、すごく精神世界のあり方を感じられるんだよね。

特にシスター・シンシアの生き方は自分と重なるものがある。

彼女の真理を求める姿勢と、神と向き合う姿勢ね。

彼女は暴漢に襲われてから、トラウマを負って、精神病院に入院させられちゃうんだけど…(電氣ショック療法とか受けてる)

修道服を何とか取り戻そうとしたり、聖書が盗まれて取り乱したり…っていう姿勢が私は好きだったね。

何としても神との繋がりを持っていたいという氣持ち。

 

私も相当に病んでいた頃は、真理を求めたりもしたアセアセ

彼女が頭を働かせて聖書を読みまくるように、たくさんのことを考えた。

今は自分と神との関係に、ある種の信頼がある。

絶対的に信頼できるものがあるからこそ、希望を感じるし、誰かとの絆を築き上げる必要性に迫られることもないおすましペガサス

日本では宗教は、やたらと忌み嫌われる風潮があるけれど、内面的な平和・幸福は、こうした精神性の追求から湧き出るものだと思うキョロキョロ

だからこそ、シスターたちの支え合い、神との繋がりを求める献身的な姿勢に美しさを感じる十字架

 

ところでBBCのドラマといえば、私は「ジェイン・エア」も好きなんだよね爆  笑ハート

英米のゴシック・フェミニズム小説としても有名なので、教養として観るのもグッドじゃないかな。

 

韓国ドラマなんかでも、金持ちの男との恋愛って、よくあるけど、ジェイン・エアは韓国ドラマにありがちな野郎のオラオラ感なくて…想い人の前で弱みを見せてしまう姿なんかが耽美でロマンチックだったニコニコ

「行かないでくれ」とか普通に言うのも良いね。

 

ジェイン・エアはサントラもいい照れ

 

 

 

めっちゃええやん…特にLiarって首からかけられてるの耽美だよね。

このドラマで唯一、嫌だなと感じたのは馬車だな…馬

動物搾取的…。

 

でも基本的にドラマは最高です…お願い

 

しかし、今日ふと思ったんだけど、私の今の星回り、プログレスの金星(女性像)が確かMC(社会との関わりを表す)にあったはず。

ビジネス面での関わりに関してばかりみてたけど、フェミニズムと社会の関わりを意識するようになる…といった面を示してもいるんだろうなびっくり

日々、星からもドラマからも(笑)学ぶことありです爆笑

 

というあけで最近はドラマ鑑賞、大分、楽しんでます爆笑

みんなも自粛期間はドラマを観て過ごそうなビックリマーク